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瑞月堂へようこそ!(瑞月の読書遍歴)  作者: 瑞月風花


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☆冬の童話2022「流れ星」②


☆「流れ星の帰る場所」

https://book1.adouzi.eu.org/n5847hj/

作 冗談狐 様

5021文字

主人公のノフィは家族を失って孤児院に身を寄せています。そして、夜空を見上げています。

何を待っているのかは分かりますよね。

そこへ、シャラという少女が星を一緒に見ようと声を掛けます。

このお話は家族を求める少年が、家族を得るまでのお話。どんな風にお話が広がっていくのか、想像しながら読み進めてみてください。


☆「星の降る夜、丘の上で」

https://book1.adouzi.eu.org/n3876hj/

作 曲尾 仁庵 様


この作者様は「もう遅い」の童話でランキングに上がってこられることの多い方なので、ご存じの方は多いかと思います。

こちらはとっても静かに進む童話です。双子座流星群を待ちながら、ヤマアラシさんときつねさんが静かにおしゃべりをすすめます。双子座流星群はどうしてながれるの? 流れ星って願いが叶うんだって。流れ星に何を願う? かわいいお話だと思われるでしょ? でもね、このお話にぴったりなのは「哀愁」です。それは、読んでみてのお楽しみということで。

「星を拾う」https://book1.adouzi.eu.org/n1596hk/同じ作者さまです。

星を拾った兄弟が星を空に戻そうと頑張るお話です。お星さまは何を食べるのかな? 兄弟は元気のないお星さまを元気にしてお空に返そうと四苦八苦。だけど……。こちらはなんだか切なさが残るお話です。



☆「えっちゃんの流れ星」

https://book1.adouzi.eu.org/n6369hj/

作 久乃様

6,564文字


このお話、実はお母さんが主人公なのかもしれません。

えっちゃんはちょっとのんびり屋の女の子。今日は家族でお出かけですが、ご用意がなかなかできません。

童話的に素敵に描くなら、ウィットの効いたお母さんやお父さん、もしくは妖精や動物がおしゃべりを始めたりして、えっちゃんを助けてくれますよね。そんな童話も楽しいですが、今回は違います。

お母さんだって万能じゃないのです。親と子とはいえ、人と人。みんな自分ができることを一生懸命考えて頑張っているんだなと思える、お話でした。

お父さんがとても素敵なヘルプを出してくれています。



☆「昔、田んぼと天の川は繋がってたというお話」

https://book1.adouzi.eu.org/n2396hk/

作 陸 なるみ様

4622文字


ご本人様は文字数を長いかなと気にされていたのですが、文字数なんて関係なくどんどん読めてしまうお話です。

主人公のタカくんはお婆ちゃんのお家で夏休みを過ごしています。

皆さんもこんな経験ないでしょうか? 家族から離れて一人でおばあちゃんちで寂しくないもん、楽しめるもんと思っていたこと。

大人の階段一歩目。そんな時期。少し寂しくなってきたタカくんにもたらされた出会いは、まだまだ子ども、でもほんの少し階段をみつけたのかな、そんな出会いでした。


☆「流れ星が攻めてきた」

https://book1.adouzi.eu.org/n0287hk/

作 しいな ここみ 様

839文字


ちょっと違う流れ星の解釈はいかがでしょう?

流れ星ってきれいですけれど隕石と考えれば、確かに宇宙から攻めてくる石なんですよね。

しかも、大きさによっては種の全滅すら……。

では、その流れ星の言い分ってなんなのでしょう? そんなことを考えさせてくれる物語。


☆「墓場鳥は星になる」

https://book1.adouzi.eu.org/n8810hj/

作 オックスリー様

5023文字


このお話は、本当に切ないのです。

前半から切ない雰囲気が漂っています。タイトルもですよね。

だけど、幸せって、なんなのでしょうね。大きくみれば幸せなのに、彼らはどうして幸せに見えないのでしょうね。そんなお話です。



☆「たったひとつのふたりのねがい」

https://book1.adouzi.eu.org/n0864hk/

作コトリト様

1273文字


『美しい』という言葉がぴったりなお話でした。このお話も幸せを考えさせられるお話なのですが、心がほっこりあたたかくなるお話なのです。

きっと主人公達が幸せを感じているからなのでしょうね。


☆「逆さ虹がかかった日」

https://book1.adouzi.eu.org/n8178hj/

作 北田 龍一様

5283文字


懐かしいのでご紹介。

皆さま覚えていらっしゃるでしょうか? まだ冬の童話が特設ページにあって、こんな設定で書いて下さいとあった頃。『逆さ虹が架かる森がありました。そこには凶暴なアライグマ、臆病なクマ、お人好しのキツネ、歌が上手なコマドリ、悪戯好きなリスがすんでいました』と『森の不思議な場所設定』があったのですが……。

どうしてそんな不思議な場所ができたのか、そんなことが今回の「流れ星」テーマに沿って書かれてありました。

なんと、わたしが書いた「逆さ虹のかかった日」と一文字違い。内容は全然違うのですが、親近感が湧きました。

あ、お話もわたしのとは違い(わたしの書いたものは少しシリアス成分を入れていましたので)、最後までかわいくて面白いですよ~。



☆☆選びきれなかった方がいます。もう、人を選んでしまいましょう☆☆


☆https://mypage.syosetu.com/1890179/

小畠愛子様

わぁ、これいいなと思っていると、さらに上塗りされていくそんな感じでした。それぞれに味が違うので、後は好みの問題かなと思います。

今のお勧めはサスケとコジロウシリーズ。幼年の子から小学生低学年の子が楽しめそうな童話です。

コメディッタッチで月刊誌の主人公達という風に思えます。

☆「サスケとコジロウ、ニンニンニンで流れ星!の巻」https://book1.adouzi.eu.org/n3739hk/

https://book1.adouzi.eu.org/n4114hk/「サスケとコジロウ、流れ星はこりごりでござる! の巻」

両方とも短いのでサクッと読めますよ。


☆「アーシャと青い石」

https://book1.adouzi.eu.org/n7852hk/

作 畔奈りき さま

5541文字


ある雪の日、雪まつりの飾りの準備をしていたアーシャは青い石を見つけます。落とした人は困ってるんじゃないかしら?そこで落とし主捜しをするのですが……。

寒い風がビュービュー吹く中、誰かのために行動するというアーシャの気持ちが温かいお話です。

誰かのために、が誰かを動かすこともありますよね。

小学3~5年生くらいの子に読んで欲しい物語でした。


☆「ヘカッテと星渡りの悪魔」

https://book1.adouzi.eu.org/n5157hk/

作 ねこじゃ じぇねこ 様

15851文字


この作品、去年の探し物で見つけてとっても大好きなお話なのです。

去年、紹介はしていなかったかもしれないのですが(終わり宣言後だったかも)、ヘカッテという小さな魔女見習いの女の子のお話なのです。ヘカッテは両親から離れて立派な魔女になるための修行中。不思議なお友だちと一緒に色々な試練を乗り越えていくのです。試練の前には両親からお告げのお手紙が……。

今回は「悪魔」が出てきます。さて、ヘカッテはどんな風にして乗り越えていくのでしょう?

とってもかわいくて優しいお話です。小学校3年から5年生くらいの女の子が好きかなぁ、と思います。



☆彡~☆彡~☆彡~☆彡


やっとポップも出し終わり、フーと背中を伸ばし、気づきます。素敵なきらきら星がたくさん流れていきましたが……。

でもこれって……3年前(21年の12月~の募集)かぁ……あれっ?きらきら代表が近くにいすぎません??

今年のテーマを思い出し、そんな風に思ってしまう瑞月さん。

だけど、掘り起こすまでは覚えていなかったことは内緒です……。

明日から冬の童話2026が始まりますね。テーマは『きらきら』

今年は、どんなきらきらが集まるのでしょうね。

この年は二作参加していました。


https://book1.adouzi.eu.org/n8861hj/「梅かおる、星ながる」

https://book1.adouzi.eu.org/n2024hk/「小さな小さなまじょさんのカゴの中」

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