夏のホラー2021「かくれんぼ」その➁
Σ(゜∀゜ノ)ノキャー
Д「バーチャルかくれんぼ」
https://book1.adouzi.eu.org/n7126hb/
作 真霜ナオ 様
【怖い度5】
初投稿なんですって。それでこのクオリティ。きっと「なろう短編」にしては文字数が多いので倦厭されたに違いない!そう思わずにはいられない作品でした。
VRの世界を楽しむ、そんな時代が来ていますよね。私自身数年前にVR酔いをしたことがあるので二度としないと思うので、今時のVR事情がどこまでなのか分からないのですが、現実世界で自分そっくりなアバターを使って友達と遊ぶ時代なんですね。そんな世界で遊ぶ今時の高校生4人組が主人公です。そして、若かりし頃の夏と言えば肝試しですよね。彼らは23:00にVR世界にある(現実にもあるだろう)学校で肝試しをすることにしたのです。それがまさかこんなことになるなんて……。戦慄のかくれんぼが始まるのです。
※注意 主人公達に感情移入厳禁です。だっていい子達なんですもの……。
Д「いや、マジで一人増えてたんですよ」
https://book1.adouzi.eu.org/n0875hc/
作 カズキ@ゲームplay中なう 様
【怖い度3】
書籍化作家様になります。っていいますか、掲示板風のホラーを書かれているホラー作家様だということは知っていたのですが、今回初めて書籍化作家様だったことを知りました。はい、私そんなヤツです。
なんだか優しいホラーなんです。語りかけるようなオレンジ色の夕暮れのような。私が知っている掲示板風ではなく、お酒を飲みながら伯父さんに、もしくは居酒屋のカウンターでなんとなく隣にいたおじさんにふと話題を振ってしまった感じ。
おっさんの昔語りが始まります。なんだか懐かしい雰囲気が漂いますよ。
Д「砂の蛇」
https://book1.adouzi.eu.org/n9396hb/
作 くたくたうさぎ 様
【怖い度4】
怖い度的には4をつけます。だけど、雰囲気はハートフルとしてもいいかもしれません。
とある場所にはこんな都市伝説があるのです。「雨が降った日に『もういいかい』というとあの世に連れて行かれる」という。春花と明菜は雰囲気の全く違う仲良し幼なじみ。そんな二人の会話から物語は始まります。
なんだかとっても切ないのです。もちろん怖いのですけれど、あぁ、そんな切り口のホラーもあるんだなと思えるお話。救いがあるようなないような……懺悔の物語。
読み終わると冒頭の言葉の意味がはっきりと分かります。
Д「箪笥の下には過去の罪が眠っている」
https://book1.adouzi.eu.org/n8550hb/
作 蔵前 様
【怖い度4】
人間って怖いなと思う瞬間ってありませんか?まさにこのお話そんな感じです。
霊的なホラー要素ももちろんあるのです。だけどそれ以上に人間の方が怖い気がしました。
さて、タイトル「箪笥の下には過去の罪が眠っている」いったい誰の罪が眠っているのでしょう。読み進めていくとよく分からなくなるのです。その謎を紐解きながら楽しむのも楽しい一作です。
同じ作者様でこちらもお勧めです。https://book1.adouzi.eu.org/n3602hc/「かくれんぼの鬼」こちらは【怖い度5】でもいいんじゃないかしら? 1000文字行かない字数なのに、とっても濃厚なホラーの世界でした。
Д「かくれんぼ、あるある、言ってみよー」
https://book1.adouzi.eu.org/n2180hc/
作 牧村 多希 様
【怖い度1】
飲み会で馴れ馴れしい女に出会った。
いったいその女は何が目的なのか。
私ならこんなあらすじを組み込んでホラー要素を組み込もうとするでしょう。
だって、夏のホラーなんですもの。
そうなのです。このお話「夏のホラー2021」がネタとして入っています。ではなぜ【怖い度1】なのでしょう? それは、読んでみてのお楽しみです。
Д「飛行機雲とかくれんぼ」
https://book1.adouzi.eu.org/n2045hc/
作 ななしあおい 様
【怖い度2】
不妊と虐待の話です。お嫌いな方はお避けください。
不妊治療をはじめてからも全く子どもが授からなかった主人公。神頼みでもいいからと必死に神社でお祈りします。その時不思議な男の子に出会いかくれんぼをすることになりました。
結末にどうして彼が彼女の前に現われたのか、切なくほろりな結末に涙が流れてしまいました。
Д「『真魚』がつくったおとぎ話」
https://book1.adouzi.eu.org/n8311hb/
作 卯月 様
【怖い度3】
不思議な事件がとある田舎で起きました。生きたカメ体に結びつけられた男が飛び降り。生きたカメに死んだ男。自殺か、他殺か……。
主人公はこの田舎に帰省する大学生。妹は真魚ちゃんといいます。病弱な真魚ちゃんの状態がもう悪いからという理由の帰省でした。そこで、病院に入院しているはずの真魚ちゃんがいなくなるのです。
ちょっとミステリーなこのお話。だけど、一種独特の集団心理、集団行動、そして、田舎独特の閉鎖的な雰囲気を感じられる最後がとても怖い話です。
Д「少女を追う男達」
https://book1.adouzi.eu.org/n1744hc/
作 相浦アキラ 様
【怖い度3】
ちょっと毒を吐いてもいいですか?
夏のホラー提出のハイファンタジーのホラーって、これってホラー?と思うものが多いのです。元が何でもありのファンタジーなんですもの。ファンタジーの世界では、魔物が出てきて人を切り裂いても当たり前、呪術が出てきて呪い殺しても当たり前。それこそモンスターの中に幽霊っぽいものもいたりします。僧侶辺りが聖書や清水でやっつけますよね。そこでホラーを書かなければならないのです。日常としてあり得ないのに、もしかしたらあるかもの『ホラー』をそんな世界で紡がなければなりません。要するに難しいのです。おそらく情景描写に卓越していないとホラーと感じられにくいと思います。だけど、このお話。世界はハイファンタジーです。それなのに、しっかりホラーなのです。
あぁ、ちゃんとファンタジーの世界でもホラーがあるんだ、そんな風に思えてしまった一作です。ご興味のある方はどうぞ~。
Д「みぃーつけた」
https://book1.adouzi.eu.org/n8145hb/
作 生田英作 様
【怖い度3】
引っ越しの準備が終わり、空っぽになった1LDK。
家の中ってものがなくなると色々違って見えてきますよね。意外と大きかったんだ、とか、声が響くなとか。普段なら聞こえない音にも敏感になってしまうものです。そんな中、主人公は退屈しのぎのために古いアルバムを見て過ごすのです。
あ、ゆかりちゃん……。ゆかりちゃんをアルバムの中で見つけたことから主人公に恐怖が迫ります。
その③へ続く





