『ねこ』(*´▽`*)♡~
本日はひなまつり。
瑞月堂でも桃の節句のお祝いに、陶器で出来たちいさなお内裏様とお雛様を店先に飾っています。
だけど、あいにくの雨。
春の柔らかい雨の中、だけど花粉の飛散が少しマシになったことに安堵していた瑞月さんが、ぼんやり春の濁りを眺めていると、地域猫のミケコが店先に現れました。
「あら、ミケコどうしたの?」
瑞月さんは、ミケコに呼ばれるようにして瑞月堂の入り口まで歩いていきました。
(=^・・^=)(=^・^=)(=^..^=)ミャー(=^・・^=)(=^・^=)(=^..^=)ミャー
=^_^=「叫べ」
https://book1.adouzi.eu.org/n8710go/
作: 古都ノ葉さま
まず目に飛び込んでくるのは力強く落とされた一つの黒点。
なんだろう?
あれ? 動くんだ。
黒い点は自分が何ものであるかを確かめながら小さな世界を動き回ります。
そして、自由に動くことを知り、外の世界へ目を向ければ、自分を蔑む言葉が聞こえてくるのです。
黒き点とともに紡がれる言葉は終始力強く、まるで応援歌のようにも聞こえてくるこの作品。
生かされるでも生きているでもなく、ただ「生きたい」と思うことが爆発する瞬間の場面切り替えに衝撃を受けました。
そう、私だって「生きたいんだ!」
小さな黒い点に負けないくらいに、叫んでみるのも良いかもしれない。
そう思わせてくれる魂のこもった一作です。
優しさと生きる力をもらえます。
=^_^=「俺の名前は「ねこ」ではない「きくち」だ」
https://book1.adouzi.eu.org/n0160jh/
作:コロンさま
猫好きならこのタイトルの意味が、もう分かりすぎてニヤニヤすること間違いなし!
とにかく私が語るよりも読んでください!
というくらい、『ねこ』いや、『きくち』が描かれているのです!
=^_^=「猫又になりたかった猫」
https://book1.adouzi.eu.org/n6168jv/
作者: もんどうぃま さま
舌っ足らずな小坊主がおつかいに行くお話なのです。
タイトルから、なんとなく想像される方もいらっしゃるでしょう。
そう、この小坊主『ふく』が猫又になりたかった猫。そして、大好きな楓寿和尚のもとへ、お酒を届けるおつかいをすると言うのです。
どうして、ふくは猫又になりたかったのか、おつかいを頼まれたのか。
読み終わるとその一途さに涙せずにはいられませんでした。(すみません。冬の童話2025『冒険に出かけよう』を再び読んでいて見つけてしまいました……)
=^_^=「私が夜空を眺める時、猫は地面ばかり見ている」
https://book1.adouzi.eu.org/n1242kd/
作: MURASAKIさま
エッセイです。
猫と一緒に庭に出てただ空を見るというだけの。
ここの猫ちゃんは外に行くのが大好きで、飼い主の作者様に何度も外へ行くことをねだります。だけど、冬はとても寒く、すぐに入りたい!というのです。それなのに、家の中に入ると今度は寒さを忘れてもう一度「外へ出る」とおねだりw
気まぐれですよね~。猫ですもの。しかも、無表情な一面も。ツンデレのいわれですね、きっと。
タイトルも自分勝手な猫の様子。
「私が夜空を眺める時、猫は地面ばかり見ている」
まったく通じ合っていないようで……。だけど飼い主さんが猫を見ている時、猫はどこを見ているのでしょう? きれいな夜空よりももっと見ていたいものがあるのかもしれません。
(=^・・^=)(=^・^=)(=^..^=)ミャー(=^・・^=)(=^・^=)(=^..^=)ミャー
瑞月さんが店先に現れたことを確認したミケコが『にゃぁ』と小さく鳴いて、雛人形を見上げています。
「あ」
雛人形の横に活けてあった桃の花が咲いていました。
昨日まではまだ蕾も固かったのに……。
「ミケコありがとう」
瑞月さんはミケコの首周りを撫ぜながら、にっこり。
ミケコの声に耳を傾けてよかったわ。
そう、今日は「耳の日」でもありますね。
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