Act.2 登場人物紹介 part.Ⅰ
◆ブライトネス王国
◇ラピスラズリ公爵家
・ローザ=ラピスラズリ
ハーモナイアによって魂を保護され、過去に転生した圓の転生体。乙女ゲーム『スターチス・レコード』のライバルキャラで唯一悪役令嬢の称号を与えられている人物であるラピスラズリ公爵家令嬢。薔薇を象徴するような赤い髪と灰色の瞳、白雪のような白肌を持つきつめの顔立ち(悪役顔)の女。
乙女ゲーム『スターチス・レコード』において、ローザが娘にダダ甘な父と大人しく娘を叱れない母親の元に育ち高慢ちきな我儘お嬢様として成長し、最終的にはこれまでの目に余る横暴から国外追放にされるか、主人公が正式に聖女に認定された際に暗殺者を差し向けた聖女暗殺未遂の罪で処刑されるか、主人公をナイフで殺しに掛かり、ヘンリーに剣で刺し殺されるかの三択になることを知っているので、二度目の人生は平和に生きたいと、万が一の場合の国外脱出をも視野に入れて行動を開始する。
ハーモナイアに与えられた『管理者権限』により『全アカウント閲覧』、『アカウント切り替え』、『統合アイテムストレージ』、『ポップアップログ』、『全移動』が可能。『Eternal Fairytale On-line』の召喚獣であるメタモルスライムを身代わりに屋敷を脱出、リーリエのストレージに保管されていた金塊を売却して資金を獲得し、続いて冒険者登録を行うために冒険者ギルドに向かう。
冒険者の最高位に位置するSSランクまでの実力を判定することができる水晶玉を持ってしてもステータスを解析できず、特別措置としてSSランクの冒険者となった。
その後、得たお金でゼルベード商会の借金取りから服飾雑貨店の『ビオラ』を購入する。
ゼルベード商会に暗殺者を差し向けられるという情報を事前に手に入れ、暗殺家業をしていた極夜の黒狼のアジトに先制攻撃を仕掛けて手中に収め、戦力を獲得。その後ゼルベード商会と契約を結んで一大勢力を築き上げたが、取り込んだ勢力の関係上、これ以上隠しておくことは無理だと踏み、家族や新しい仲間達に前世のことや世界の真実を掻い摘んで説明する決意をする。
光属性と闇属性に適性を持っている(闇属性の方が適性が高く、光属性は微弱レベル)が、当然聖女には興味はない。
前世の性質は健在で、圓の頃の体力を取り戻すために特訓中。また、気つけ用に自作の滋養強壮剤(黒蜥蜴や井守の黒焼などの複数の漢方を配合した臭いからして危険な飲料)を飲むという習慣を転生後も実行している。
大商会への挨拶を経て、『ビオラ商会』の会長アネモネとしての活動を本格的に始動。主な仕事は投資と技術開発。料理、服飾、書籍などなど様々な分野で才を発揮していく。
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百合薗圓/ローザ=ラピスラズリ 17歳/2歳 女 レベル:6
天職:錬金術師、書写師、公爵令嬢、悪役令嬢、裏ボス令嬢、鑑定士、薬師、刀剣術士、大魔法師、巫覡、竜騎士、戦乙女、暗殺者、盗剣術師、天上聖女、魔剣術士、天上勇者、ゲームクリエイター 職業:ー 副職業:公爵令嬢、冒険者
筋力:5
体力:39
器用:16900
耐久:6
敏捷:40
知力:15000
精神:16900
魔力:40000
魔耐:30
運:777
魅力:695
戦闘系技能:剣術…双剣術+斬撃速度上昇+斬撃威力上昇+抜刀速度上昇+刺突速度上昇+刺突威力上昇+連続高速刺突+無拍子+明鏡止水+辻斬+不意打+急所狙突+状態異常付与+能力低下・縮地…迅雷縮地+重縮地+震脚+抜き足+無拍子・格闘術…身体強化+部分強化+集中強化+浸透破壊+急所狙突+柔能制剛・槍術…刺突速度上昇+刺突威力上昇+連続高速刺突+火纏+風纏+光纏・生贄之突…貫通力上昇+消費生命力減少・血之喝采…狂乱抑制+身体的制限解除・跳躍…空歩・竜技…竜属性付与+部分竜化+身体能力上昇+風纏・竜鏖・毒付与・麻痺付与・投擲・隠業…無音移動+影分身+気配分散+幻撃・剛力…怪力・先読・限界突破
魔法系技能:全属性適性…全属性効果上昇+全属性威力上昇+光属性範囲上昇+発動速度上昇+効果上昇+持続時間上昇+連続発動+複数同時発動+遅延発動+複合魔法+詠唱速度上昇+魔力弾・回復魔法…回復効果上昇+回復速度上昇+範囲回復効果上昇+発動速度上昇+効果上昇+持続時間上昇+付加発動・状態変化系魔法…弱体化効果上昇+弱体化範囲上昇+強化効果上昇+強化範囲上昇+状態異常付与+発動速度上昇+持続時間上昇・支援魔法…回復効果上昇+攻撃力上昇効果上昇+防御力上昇効果上昇+敏捷上昇効果上昇+ 攻撃力低下効果上昇+防御力低下効果上昇+敏捷低下効果上昇・障壁魔法…魔力効率上昇+発動速度上昇+遠隔操作+連続発動+複数同時発動+持続時間上昇+連続発動+遅延発動・加護付与…攻撃力上昇効果上昇+防御力上昇効果上昇+敏捷上昇効果上昇・見鬼・式神顕現…持続時間上昇・魔力回復…高速回復+瞑想+精神波・魔力制御…味方魔力認識+味方魔力量調整+自然魔力回復量上昇・魔法剣…属性適正連動
耐性技能:物理耐性…金剛+瞬間無敵化・全属性耐性
感知技能:鉱物感知・気配感知…正確認識・魔力感知…空間認識+正確認識・罠感知
職業系技能:錬金術…鉱物系鑑定+精密錬成+高速錬成+複製錬成+圧縮錬成+自動錬成+鉱物分離+鉱物解体+鉱物融合+鉱脈干渉+消費魔力減少+錬成の黄金法+黄金錬成・彫金…魔法陣刻印・改造…精密改造+高速改造+複製改造・変換…上位変換+下位変換+高速変換+複製変換+自動変換+消費魔力減少+失敗は成功の母+変換の黄金法・合成…高速合成+複製合成+自動合成+消費魔力減少+生成の黄金法+飽くなき探究心・分離…高速分離+複製分離+自動分離+消費魔力減少+分離の黄金法・紙作成…全種類紙生成+魔法紙作成、墨類作成…魔法墨作成・書術…高速書写+完全複製+契約書作成・鑑定…高速鑑定+複数鑑定+精密鑑定・調合…高速調合+連続調合+魔法薬調合+調合の黄金法・薬系鑑定…高速鑑定+複数鑑定+精密鑑定・薬草鑑定…高速鑑定+複数鑑定+精密鑑定・強奪・鍵開・罠設置・罠解除・管理者権限
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・ペルシクム/ペルちゃん
リーリエが召喚帝の力で召喚したメタモルスライム。桃色の体を持ち、変身能力を使う。
ローザに頼まれ、彼女の影武者としての役割を果たしていた。
・カノープス=ラピスラズリ
ラピスラズリ公爵家の当主。ゲームにおいては娘にダダ甘な父親として登場したが、異世界では【ブライトネス王家の裏の剣】というボツになった設定が生きている。
貴族の中でも野心の無く人畜無害な文官や司書のような空気を纏った珍しい存在として認知されている。平均的な実績で学園を卒業しているが、その実態は全く殺気を漏らさないまま敵の命を奪うことができる得体の知れない化け物。
王家に仇なす組織や人間を王の代わりに処断することを許されている唯一の家であり、国の暗殺部隊を取り纏める権限を持つ。屋敷の使用人は全て部下だが、下僕という認識はせず家族として扱っている。
娘を溺愛することについては本当だが、娘が国の敵になったと判断すれば容赦なく殺すことができるなど、『スターチス・レコード』の物語が崩壊しかねない性質を有する。
ローザから「この世界の真実」と「これから訪れるかもしれない世界の危機」に関する話を聞き、国王陛下に報告――娘を愛しながらも、敵に回った時には殺す覚悟を決めているが、そのような事態にならないことを願っている。
・カトレヤ=ラピスラズリ
ラピスラズリ公爵家の公爵夫人。大人しく娘を叱れない母親という設定はそのままだが、ラピスラズリ公爵家が【ブライトネス王家の裏の剣】であるという裏の顔を知らないという設定が付与されている。
・ジーノ=ハーフィリア
ラピスラズリ家の陪臣であるハーフィリア騎士爵家の当主で統括執事。まあ、実力のあるものを養子として迎え、暗殺者として育て上げるハーフィリア騎士爵家では珍しく、エリシェラとは実の孫娘と祖父という関係にある。
見た目の年齢は六十代後半から七十代前半だと思われる、痩身で柔らかい白髪を後ろへと撫でつけるような髪型、白髭も丁寧に手入れされている。深い皺の入った顔には柔和な笑顔が特徴的。タキシードを身に纏っている。
猫よりも身軽で、一蹴りで屋敷の屋根まで壁を駆け上がることができる。
屋敷を管理しながら使用人の教育の全ても受け持ち、執事としての仕事もこなす優秀な人間。
ペンや紙といったどんな物でも凶器に変えることができ、現在は苛烈で過激に、己が肉体のみで最高の殺害ができるようにと体を鍛えている。
・エリシェア=ハーフィリア
ラピスラズリ家の陪臣であるハーフィリア騎士爵家の娘でメイド。ちなみに、騎士爵とは本来は世襲権を持たない準貴族であるが、ハーフィリア家は長年ラピスラズリ公爵家に仕えてきたことからその忠誠が認められ、例外として騎士爵を世襲することができる家となっているとされているが……。黒髪黒目。
実際は【ブライトネス王家の裏の剣】であるラピスラズリ公爵家に長年仕えた忠誠と実力が認められ、国王によって特例として認められたということであり、その中には暗殺者としての高い実力への評価が含まれている。
その一族はあらゆる局面に対応できるよう人間の限界、もしくはそれを突破するよう徹底的に鍛えられている。
ちなみに、ハーフィリア一族はラピスラズリ公爵家、ひいてはラピスラズリ公爵家が仕えるブライトネス王国に絶対の忠誠を誓っており、万が一裏切り者が出た場合、地の果て、地獄の底まで追いかけて粛清することを誓いとしている。
特注の仕込みブーツを使った足技と、暗殺に特化した邪道な類の剣の技を得意とする。
・ヒース=グラナス
ひょろりとした体躯をした執事の男。癖の入った長い髪を自由に遊ばせており、焦げ茶色の髪と目を持ったチャラ男風の男。
見た目はいい部類だが、空気の読めない言動で何人もの女性に振られる天才。見た目からは想像もつかない野太刀を使った大胆で荒っぱい戦闘を得意とするが、ラピスラズリ家に仕える使用人に必要な必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
・ヘイズ=ネコルノミア
灰色の髪を邪魔にならないようにセットした好青年の執事。童顔のせいで二十八歳だが男臭さはない。毒物を使った暗殺を得意とする。目を細めて笑う癖がある。ラピスラズリ家に仕える使用人に必要な必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
・ヘレナ=グラナス
ヒースの姉でメイド長を務める人物。喜怒哀楽の表情を滅多に出さない人で、焦げ茶色の髪をきっちりと結い上げている。平民出身でありながらも付け焼き刃とは思わせないほどの完璧なマナーで、女性らしさが滲み出る肉付きの良い身体は同性が見ても思わずうっとりするほど。ヒースとは似ても似つかない。弓と火・氷・雷の属性を変化させた矢を使って戦う遠距離戦を得意としているが、戦闘メイドに必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
・カレン=エレオノーラ
癖のある赤茶色の髪を強く結い上げ、銀縁の眼鏡をかけているメイド。メイドの中でもヘレナに匹敵する教養の高さを誇る。幻惑魔法を得意とし、敵を混乱の渦中に落とし込み、その中で高い視力を利用して刀で接近戦を仕掛ける戦法を得意としているが、戦闘メイドに必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
・サリア=ヌエンハルス
少女のような可愛らしい顔をした、蜂蜜色のふわふわとした髪と潤んだブラウンの瞳を持つ少年。最年少の使用人で細腕だが、ラピスラズリ家に仕えるに相応しい実力は持っており、二本のナイフを使った早業と高い投擲能力、小さな暗殺武器を駆使した高い戦闘能力を誇るが、ラピスラズリ家に仕える使用人に必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
・ジェイコブ=ジェンデイブ
ラピスラズリ公爵家の料理人を統括する料理長。橙色の髪を刈り上げた屈強な身体を持つ料理人。清潔感を心掛けているのか心掛けていないのか微妙。
高い戦闘力を誇り、爆破魔法を得意とする。
・アクア
ダークブラウンの長い髪と大きな空色の瞳を持つ少女然とした十六歳。愛嬌のある小奇麗な顔立ちをしており、それを自覚して利用しているが、少し怒るとボロが出て粗野な男のような言動になる。貧乳がコンプレックス。
元は貧民街の生まれでカノープスに拾われ、その瞳の色からアクアと名付けられた。
◇ローザの仲間達
・ジェーオ=フォルノア
フォルノア金物店の店長。中年太りのおっさん。
美人を直視できずに下を向いた結果胸にばかり視線がいくダメ男と解釈されてしまうタイプの初な人。当初は男社会の冒険者の世界で戦えるほどの実力ある女冒険者と勘違いして繋がりをもっておきたいと考えていたが、徐々にアネモネのことを尊敬するようになり、遂には弟子入りを志願する。
・ラーナ=フォーワルト
服飾雑貨店『ビオラ』の元オーナーで現店長。ゼルベード商会に借金をしており、取り立てにくる借金取りに権利書を奪われそうになっていた。ちなみに既に借金した分は返済していたが、支払った分は全て利子として扱われていたので完全に不当な高利貸しである。
アネモネによって借金取りは追い払われ、借用書も破り捨てられたことで一時的に救われたものの、同時に突如乱入して無理矢理店の権利書を買い取ったアネモネの動向が不明で店を潰されてしまうのではと恐怖していた。
アネモネから出された『私が考えた品を店に置いてもらう』、『社員として籍を置かせてもらって多少の給料は頂きたい』という破格の条件に驚きながらも了承し、権利書を返還される。
アネモネが新たなオーナーになってからはアネモネがデザインしたフレンチメイド風のユニホームを着て店頭に立って広告塔の役割を果たしている。服飾雑貨店『ビオラ』は店員が着ているメイド服が可愛いという評判が広まり、下級貴族の令嬢や庶民に人気が出始めている模様。
・アザレア=ニーハイム
『ビオラ』の古株の店員。二卵性双生児。借金取りへの恐怖から店員がやめていく中で最後に残った二人のうちの一人。
アネモネが新たなオーナーになってからはアネモネがデザインしたフレンチメイド風のユニホームを着て店頭に立って広告塔の役割を果たしている。服飾雑貨店『ビオラ』は店員が着ているメイド服が可愛いという評判が広まり、下級貴族の令嬢や庶民に人気が出始めている模様。
・アゼリア=ニーハイム
『ビオラ』の古株の店員。二卵性双生児。借金取りへの恐怖から店員がやめていく中で最後に残った二人のうちの一人。
アネモネが新たなオーナーになってからはアネモネがデザインしたフレンチメイド風のユニホームを着て店頭に立って広告塔の役割を果たしている。服飾雑貨店『ビオラ』は店員が着ているメイド服が可愛いという評判が広まり、下級貴族の令嬢や庶民に人気が出始めている模様。
・ラル=ジュビルッツ
暗殺組織・極夜の黒狼の女ボス。極夜の黒狼は元々は悪人だけを殺す、義賊の暗殺集団を目指していたが、現在は金を積まれれば誰でも殺す殺人鬼集団になってしまった。
身代金ビジネスに反対していたラルに対して幹部達はよく思っておらず、建前上はラルをボスにしながらも実際の支配は幹部たちが行っている。
この異世界では攻略対象の一人であるアーロンの実の母という設定が生きている。
アネモネに極夜の黒狼の現状を見抜かれ、その上でアネモネの下につく代わりに再出発の協力を得るという取引をする。その後、古参の本当の仲間達と息子アーロンを連れてアジトを脱出した。
ドラゴネスト・マウンテン挑戦の際にリーリエから電磁加速式拳銃を受け取って以降得物とする。
・アンクワール=ゼルベード
高利金貸しをメインにしている三大商会の一角を担うゼルベード商会の会頭。やはり大狸。
非合法な裏カジノをしていたり、悪徳金融のようなよくない方法で手を広げており、ジリル商会やマルゲッタ商会から睨まれている。
アネモネに借金取りを邪魔されたことから「小娘一人にやられたままというのは癪に触る」という理由で極夜の黒狼を差し向け、アネモネの暗殺を狙った。
元々はそこまで裕福な家の育ちではなく、せめて家族は幸せにしようと頑張っているうちに金に取り憑かれてしまった。
アネモネとペチカに説得され、「ペチカを悲しませるような真似は金輪際しない」と誓った。
・ペチカ=ゼルベード
アンクワールの一人娘。自分の父が非合法な裏カジノの経営や悪徳金融のような手法でよくない商売をしていることに気付いていたが、これまでは勇気を出せず、沢山の目の前で行われる悪事を見て見ぬ振りしてきた。
しかし、父が「癪に触った」という身勝手な理由で一人の女性を毒牙に掛けようとしていると知り、勇気を出して父が暗殺を狙っているアネモネを探しに冒険者ギルドに向かう。
アネモネと対面した際に本当の願いを見抜かれ、「お父様を元の優しいお父様に戻してください!!」という依頼をした。これがアネモネにとっての初の依頼となる。
「美味しいお料理を作れるようになりたい」、「料理人になりたい」という夢を持っていたが、料理人になるための全てを完璧に準備されてしまうか、お前は働かなくていいって言われるか、とにかく父親に話したら夢を壊されてしまうのではと危惧してずっと心の中に夢を仕舞い込んでいた。
しかし、アネモネと出会い、「感情を殺してお父様の望むような娘を演じてきた」自分から卒業して守られるだけの存在じゃないと父親に伝えたいと思うようになり、アネモネに協力を求める。
・モレッティ
アンクワールお抱えの情報屋。情報屋ではあるが、実際はアンクワールの求めることを完璧に実行してきた何でも屋のような存在。七三分けで眼鏡を掛けた眼光の鋭い黒髪の男。
金払いさえ良ければどんな仕事でも引き受けるという即物的な生き方をしている人物で、別に悪どい商売に拘ってはいないらしい。
・古代竜/ナトゥーフ
二億年前からドラゴネスト・マウンテンの周辺に棲みついている最古にして最強の竜種の一体。一人称はボク。
ドラゴネスト・マウンテンは『スターチス・レコード』の中に登場する予定だったフィールドで、直接イベントには関係ない伝承なども用意されていたが、構想の段階でボツにされてしまった。
純粋で優しい性格で、自分の力には無自覚。また、金銭感覚もズレているが、弱肉強食は心得ている。
紀元前12500年から紀元前9500年にかけてレバントに存在した亜旧石器文化に準えてナトゥーフという名前を贈られた。
◇冒険者ギルド
・イルワ=ゴローニャグ
冒険者ギルドのマスター。金髪碧眼の目つきが鋭い男。
「落葉の魔女」の二つ名で知られるミーフィリア=ナノーグとヴェモンハルト様の婚約者的立場にいるアンブローズ男爵家次女で、国で一番の才女と称えられたスザンナ=アンブローズの共同研究で完成した冒険者の最高位に位置するSSランクまでの実力を判定することができる水晶玉でアネモネの実力を調べ、負荷に耐えきれずにヒビが入ったことからアネモネをSSランク以上の実力があると見做してSSランクを進呈する。
・ヴァケラー
モヒカンで片目にアイパッチをつけた世紀末風の男。Bランク冒険者で冒険者ギルドのスカウト課所属。女連れでギルドに来た有望そうな新人に絡みつつ実力を確認する仕事をしている。その事実をバラされて出鼻を挫かれるのはもはやお約束。
チンピラではなく真っ当な性格。武器はトゲ付きバッドとブーメラン。
お読みくださり、ありがとうございます。
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それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。
※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。




