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間話 半年前の出来事

4話にて塞ぎ込む桜花の事を優希が『半年前の桜花の状況』と称した事を覚えている方はどれだけいますでしょうか?


その半年前に起きた出来事です

「やっぱり結界が綻んでる」

「そんな、それじゃあ!?」

「ええ、いつナニカが結界を破るかわからない」

「結界を補強するのは?」


静かに首を振る桜花


「もう全力でやってるわ。だけど弟くんとナニカの共鳴が強すぎるの。私の力じゃ抑えられない。だから……」


固く握り締めた手から血が滴っていた

「縁を処理する」


「ダメ!だめだよ、兄さんを犠牲になんか出来ない❗️」

「じゃあどうするの⁉︎このまま封印が破られればナニカは間違いなく弟くんを取り込みに行くわ!そうなればナニカの力がどんなものになるか……」

「でも!だって!!」


「はぁ……わかったわ。何か方法を……」

「お姉ちゃん!」


手を伸ばし眠りの術を発動させる


「あ、お…ねぇ……ち……」

ドサッ

「貴女はここで眠ってて、その間に私が全部終わらせてくるから」

(小さく)「ごめんなさい」


「ま…って」

「そんな?まさか⁉術が破られた?」

「私の方が血は濃いんだよね?なら私が!」

「待ちなさい‼️貴女何を‼️」

「お姉ちゃん、ナニカは私が食い止める。だから兄さんの事守って」

(大好きだよ、兄さん)


その微笑みは

一瞬の煌きと共に

静寂を残し・・・


「結衣ちゃん……うわあああああああぁぁぁぁぁぁ」

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― 新着の感想 ―
Xの方から伺わせていただきました! ここまで読ませていただいた感想として非常に挑戦的なものを感じます。 こういう、物語としての分かりやすい構造を捨て去り、色々なものを省いて成立させることを目論んだ作…
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