表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/30

18

「わかった。それじゃあ何からすればいい?」

「それでは……。今日のところは帰っておやすみなさい」

「え?そんなことしてる暇なんて!」

「いいえ、無事だったとはいえ貴方は『反転術式:滅』をその身に受けたのです。その結果ナニカの呪いが貴方自身に向かっていたのですよ。結衣ちゃんの事で昂っていて自覚は無いのでしょうが心身共に疲弊しています」

「そんな状態で術式の練習などさせるわけにはいきません。ひとまず身体を休めなさい。」

「……わかった」

「それと明日はしっかりと学校に行くのですよ」

「それも何か意味があるの?」

「当然です。ナニカの力は存在を喰らう力、喰われた者に関する記憶は失われてしまう。それはわかっていますね?」

「それは……もちろん」

「裏を返せば多くの人に覚えられている事。それがナニカの力に対抗する護りとなります」

「だからきちんと日常を過ごし、友人と語らい縁を深めなさい」

「それが出来ないのであればナニカと対峙させるわけにはいきません」

「わかったよ。『姉さん』おやすみ」

「うん。おやすみなさい『弟くん』」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ