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「貴方が選べる道は三つ」
「一つ、この部屋であったことを全て忘れ、ただの人として生きる道」
「大櫻に近づく事は許しませんが貴方の平穏は私たち宗家がの力の限り護ります」
「二つ、曽名井の一族としてナニカを封じる役に就く道」
「髪が桜色に変化するほど曽名井の血が濃い貴方なら術者として高い資質を持つでしょう。修行し、呪いの影響を制御出来たのなら私と共に大櫻の結界を守る役に就いてもらいます」
「三つ、世界が滅ぶと知りながらナニカに挑む道」
「言うまでもな……」
「三つ目しかないだろ。……僕は、結衣を助ける」
「本気ですか?」
「本気だ」
「……わかりました」
「それじゃすぐにでも!」
「駄目です。貴方は血に目覚めただけで、それに何より『反転術式:滅』の使い方も知らないでしょう?」
「一週間。それで力の使い方と『反転術式:滅』を覚えてもらいます」




