表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異能者は異世界に来て何をする  作者: 七刀 しろ
第四章 不老族
83/126

ユンに付与と能力確認

あけましておめでとうございます。



今年も頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。

「ユン口開けて」


 と言ってユンに口を開けさせる。

 ナイフで深く指に切り込みを入れる。ユンに能力をあげた後、ちゃんと治るかどうか自分で確める為である。

 ナイフの切れ味がよかったのか凄く痛くて思ったより血が出た。

 ジュンとアズサの能力と思った言葉が電波する能力をイメージして血に集中していく。細かい調整とかはすべてパスがやってくれるから俺はただイメージと血に集中するだけでいい。

 あーんと開いたユンの口に血をぽとぽとと入れる。ナイフで切った傷口が深くて血が出るからユンの服や口回りに血が落ちて汚してしまった。ユンが着ている服はであった時に着ていた服だから元から汚れていたけど。口についた血は色白なユンの肌が目立つ。


「はい、終わりっと」


 これでもう終わりなのと目で言っている。ユンの前に能力をあげたタントが悶絶していたからユンも同じようになると思ったようだ。

 タントは初めて視界を飛ばして苦しんだだけだ。治癒と病気を治す能力とテレパシー得たユンはなんともないはずだ。

 ジュンの病気を治す能力の人の体液を口にするだけでその人がどんな身体の状態なのかわかる能力はどんなものかわからないけどユンもその能力を得たから今血を再び血を飲ましたら人の身体の構造の情報量とグロさに悶絶するかも知れないけど。


「ジュンの能力って人の身体の状態がわかるんだよな?」

「そうよ。どんな病気でどこが悪いのか体液を口に入れればわかるわ。それがどうしたのよ?」

「初めて使ったときどうだったのかなって思ってさ。二人の能力をろくに知らないままユンにあげちゃったけど能力を使う度にどうなるのかなって」

「うーん、どうだったのだろう。最初ね。人の身体は気持ち悪いなって思ったけどちゃんと身体が動いて生きている証拠が見れたぐらいしか思わなかったわ。それがどうしたのかしら?」

「もしかしてタカシってタカシが使う能力の中に副作用がある能力があるのさぁ?」

「今のところは無いけど、俺が普通に使っていた能力をタントが使ったら脳に入ってくる情報量がすごくて混乱したから、ジュンの能力も体液を舐めたら身体の細胞一つ一つの情報が一気に流れ込んでくるのかなって」


 ジュンが普通に使っていた能力は馴れてない人が使ったら酔ったり、頭痛を引き起こしたりするかもしれない。ジュンにとって使い馴れているから頭痛とかの自覚がないのかもしれないけど。


 アズサの能力の確認は切り込みを入れた指は念じただけですぐにふさがった。痛みもないし、元から傷口がなかったように傷痕が残ってない。

 俺はアズサの能力を持っていた。空気のヤロウが俺に飲ませたのが原因だけど。


「ユンちゃんと能力が使えるか試してようか。とりあえずキサラギかタントに傷を負わせてそれを治してみよう」

「えっ?」


 そう言ったらキサラギとタントは一気に俺を見た。

 実験しないとユンが能力を使えるかわからないじゃないか。傷を負わせるって言っても俺みたいにナイフで指先を傷つけるだけだからチックってするだけで痛くはないとは言えないけどすぐに済むことだから。


「怯えなくてもいいよ。指先に傷をつけるだけだから。あっそうだ。血をとってユンに舐めさせてみよう」

「タカシって時々サイコパスになるわよね」

「なんで前触れなく怖いことを言うのかなぁ?不思議だよね」


 ジュンとアズサが引いているけどユンの能力の確認だからやめないよ。


 俺の意図を理解したキサラギとタントは静かにスッと腕を差し出した。腕じゃなくて指先でいいんだけど。

 差し出した二人の人差し指に軽く切る。


「ユンこれで能力を使ってごらん」


 コクっと頷いたユンはタントの傷口に触れた。が傷口が塞がることはなかった。

 能力が発動してない?俺失敗したのか?


「やっぱり身体の構造をわからないければ傷を塞ぐことは難しいのかなぁ?」

「どういうことなの?」

「僕の能力って細胞を増殖させて閉じているんだけど生き物の身体は細胞でできているってわからないければ上手く使うことができないんだよね」

「俺は普通に閉じたぞ?」

「タカシは人の身体が細胞でできているのを知っているからでしょ?」


 アズサの能力は細胞を知らなければ使えないのか?

 いや、念じただけですぐに塞がったぞ。俺の場合は身体が細胞でできているのを知っている+類似した他の能力の力でスムーズに傷が塞がったのかもしれないな。

 それで状況はユンと違うかもな。


「ユンちゃんにはジュンと一緒にレクチャーしないといけないのかな?」

「そもそも言葉が通じないだろう」


 意志疎通できないとレクチャーできないと思うんだ。


「そこはタカシが通訳として頑張ってもらうしかないね」


 俺が通訳して頑張らなくちゃいけないのね。

 今日の夜は長くなりそうだ。

 ユンに細胞って言うのを理解してもらう為に血を舐めてもらうしかないね。そうすればジュンの能力が使えるかわかるし、細胞がどういう物なのか実際に見れば(?)理解しやすいと思う。

 丁度ユンの手に血がついているからそれを舐めてもらおう。


「手に血がついてるからそれを舐めて見てよ。この後でジュンとアズサからレクチャーがあるって」


 ユンはゆっくりと頷いた。自分に能力をもらえたのか疑っているみたいだ。それを確認するためには口に血(体液)を舐めてみないとわからないんだよな。


 ユンはゆっくりと自分の口に血がついた手を入れる。そして勢いよく胃の中にあった物を吐き出した。


「うぉ!」

「ユンちゃん大丈夫?!」

「やっぱりタカシの言う通りだったわね。馴れてないと脳の処理が追いつかないみたいね。そこはユンちゃんに頑張ってもらって馴れてもらうしかないわね」


 血を舐めても平然しているジュンは当然のように言う。

 それと身体の情報量が莫大で馴れてないと脳の処理が追いつかないのもあると思うけど、内臓とかの臓器って結構気持ち悪いからそれで吐いたと思う。

 俺も今度から人の体液を口に入れたらユンみたいになるのかな?


「吐いただけでまだ意識があるじゃないの。素質はあるわね。もう少し頑張れそうでよかったわ」


 顔を青くしたユンを見てジュンはスパルタ発言を言う。


「ユンがこんな状態で能力のレクチャーするの?

 あまりにもかわいそうじゃないの?」

「でも頑張れそうよ?」


 アズサはユンが能力を使えなかったからキサラギとタントの指先の傷の手当てをしていた。ナイフで軽く切っただけだから1秒もかからないで傷が消えた。

 慣れればアズサのようになのくらいの傷は触れた瞬間に傷が治るのだろう。


 研究所にいた頃は数十倍酷い実験をやらされていたと思うけど素人相手にそれはスパルタ過ぎるんじゃないのかな?


 後残りの能力の確認もしておかないと。

 ユンは念話を使うのは初めてだからやり方も教えてあげないと。


『ユン、気分は悪いと思うけど大丈夫か?それとユンにもう一つ能力をあげたけどこっちのは相手の頭に直接的に話しかけるような感じにすれば声を送れるようになったよ』


 ユンに念話で問いかけるとユンはぎょっとした顔で俺達を見回した。

 念話はほぼパスとしかやり取りしていなかったから別の誰かに話しかけたのは初めてだ。いや、植物型の知的生命体のリンがいたな。人とはかけ離れた姿の生き物だったけどちゃんと意識を持っていたし、コミュニケーションが取れた。リンは木の姿をした生命体なのだろう。人を食べ物として認識していたけど。

 異世界だからリンみたいな知的生命体が他にもいるだろう。


「ユンちゃんは僕達の顔を見てどうかしたのかな?もしかして能力の副作用が治まったかな」

「違うよ。ユンにはもう一つ能力をあげたんだ。それの確認をしているんだ」

「能力の確認をしているの?はぁ、タカシ、少しはユンを休ませなさいよ。まだ顔が青いじゃない」


 こんな状態のユンにレクチャーしようとしてたのはどこのチビッ子でしたっけ?ユンに能力を使わせるのと能力の説明はレベルが違うって?頑張れそうって言ったのはジュンですよ。


「いったいどんな能力をあげたの?」

「ユンは喋れないじゃないか。声をあげたんだよ」

「ユンは喋ってないけど?」

「今も一言も喋れないから失敗したんじゃないの?」

「俺がユンの喉を治すことはできないからユンが声を出すことはできないけど代わりに別の声をプレゼントしたんだ」

「声をプレゼントって言っても声が出てないじゃないの」

「ユンの声が頭で聞こえるはずなんだけどな」


 確かに念話という声をプレゼントしたが声が聞こえない。相手とどういう風にやり取りしいいのかわからないみたいなコミュニケーション障害ではないだろう。自己主張がほとんどないけど自分の気持ちを手や顔で伝えようとしているから話が通じるミリ達の話を理解しているのがわかる。

 念話で喋ることはできるはずなんだけどユンにとって難しいことなのかな?

 話したい相手の頭に語りかける感じで話掛ければ話すことはできるんだけど。

 もう一度問いかけてみるか。さっきはいきなり念話で話しかけたからユンはビックリして俺の話を聞いてなかった可能性もある。それとコツを伝授してみるのもアリだな。


『俺みたいに話すことはできないか?さっきも言ったけどまず相手の頭に語りかけるような感じで言葉を送れば相手に話したいことが言えるよ。それが難しいなら、うーん他には相手の顔を思い浮かべながら語りかけてみたらもしかしたら声が届くかもしれないよ』


 俺は普通に会話するように念話を使ってユンに語りかけているけどユンがどうして念話できないのか不思議であった。俺が今ユンに声を送っているやり方を説明しているけどユンは俺を見てオロオロしている。

 一生懸命念話を使おうとしているのは見てとれるんだけどなんで使えないのかがわからない。俺が考えられるコツを考え出してユンに教えているがそれで使えるかわからない。

 ユンなりに試行錯誤してもらうしかないだろう。


 ユンにコツを教えて試行錯誤してもらうこと数分後。


「あ、あぁー」


 消え去りそうなか弱い声が聞こえてきた。


「ヒャッ?何これ、急に声が頭に入ってきたんだけど。どうなってるのよ?タカシが何かしたの?」


 急に声が聞こえたからみんなビックリしていた。

 キサラギとタントは眠くてうとうとしていて声を聞いた瞬間にビクッとして何事かと回りをみまわしていたり、ジュンなんてビックリし過ぎて変な声が出ていた。


「俺が何かする前提なのかよ。何かしたのは事実だけど。この声はユンだよ」

「これなのね。タカシがユンちゃんにあげたもう一つの能力って」


 念話の能力は無事に使えることがわかった。しかし、無意識なんだろうけどユンは自分の念話の声が周囲に聞こえるのはなぜだろう。ユンなりにいろいろ試しみた結果こうなったみたいだから織れも試行錯誤すればみんなに念話で話すことができるだろう。

 ユンはもっと試行錯誤すればリンみたいに俺とパスが話を聞けることができたみたいにユンも聞くことができるのだろうか?

 リンは植物で動物のように音を感知する耳を持っていなかったから仲間とのコミュニケーションを取る手段として種族的な特徴で聞こえていたのかもしれないからユンは念話の声を発することしかできないかもしれないけど。


「すごいよ。ユンちゃんの声が聞こえてよ。もっと何か喋ってよ」

「待ちなさいよ。ユンが困惑しているじゃないの。私達の言葉がわからないだからタカシに伝えてからでしょ?」


 念話でも通訳が必要なのね?今夜はあまり寝れそうにないかもしれないな。

 アズサとジュンが喜ぶ中、ユンはというと。


『待って待ってよ。アズサちゃんとジュンちゃん何を言っているのかわからないよ。誰か説明して』


 念話で助けを求めていた。

 ユンの助けを求める声が聞こえているはずのキサラギとタントは自分達は動こうともせずに俺を見て助けてやれよと目で言っている。相手はアズサとジュン、不老族だから逆らえないのはわかるけど止めよとする素振りはないのかよ。

 キサラギとタントも仲間になったばかりだけど仲間意識はないのかよ。


「二人とも落ち着いてユンが怯えているよ」

「少し熱くなりすぎたね」

「アズサだけがね。確かにユンの声?は聞こえたわ。けれど何を言っているのかさっぱりだわ。タカシまた通訳お願いできる?」

「いいけど」

「で?ユンちゃんはなんて言ってるの?」


 アズサ達にユンが念話で言っていたことを話した。念話についても説明した。


「念話で話すことはできるようになったけど私達の言葉はわからないままなんだね。それもそうか私達の頭に声を送っているだけで読み取っている訳じゃないもんね」

「私達の頭を読んだらゲロを吐き出す程度じゃすまないよね」

「そうだね。私達の記憶を読んだら今頃気絶してトラウマを与えていると思うよ」


 ユンには相手の意思というか思っていることを読み取れる能力を与えてない。そもそもそんな能力は俺が持っているのかわからない。相手の記憶とか思っていることがわかったら人間不信になりそうだ。

 ユンができることをまとめると簡単な傷や病気の治癒と相手の体液を舐めることでその人の体調を把握できる(情報量が多すぎて気絶や嘔吐をする)。付け加えて自分が言いたいことや相手に伝えたいことを周囲の人の頭に語りかけるぐらいの念話(近くにいる人で。この人だけに伝えることはできなさそうだ)という声を手に入れた。

 アズサとジュンの能力を足して2で割って念話の能力を付け足したような感じだ。今はアズサとジュンの能力の劣化レベル程度しか使えないと思うが馴れたり、鍛え上げたらアズサとジュンと同じくらい使いこなせると思う。

 アズサとジュンは実験で能力を無理に使ってここまで使いこなせているけどユンも修羅場とか使いこなせるはずだ。


「用事は終わっただろ?もう遅いから部屋に戻って寝ろ。明日の予定は決まってないけどギルドで仕事を探すなりキサラギ達の能力の練習をやるかもしれないから早く寝ろ」

「待ってよ。まだユンに身体がどうやってできているのか説明してないわよ?」

「そうだよ。私達お互いの言葉がわからないからタカシの通訳が必要なの」


 アズサ達を部屋からミリ達が眠る部屋へ念力で運んだ。キサラギとタントの二人は眠そうだし、ユンも能力を使って疲れているだろうから休ませて、アズサとジュンの細胞云々の説明はまた今度にしてもらおう。

最近モンハンライズにハマってハンターランク65まできました。クルルヤック倒すの楽し過ぎる!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ