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異能者は異世界に来て何をする  作者: 七刀 しろ
第四章 不老族
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孤児のみたいな暮らし(始まり)

すっかりべスの存在を忘れていた。変なところにぶち込んで違和感だらけだ。

その内修正します。

 アズサとジュンに鱗の子の話を説明した。

 自分一人じゃ判断できないことを仲間に相談して決めてもらうのは仲間がいることでできるいいことだ。


「可哀想。助けましょうよ。こんな小さい子を殺そうとするなんて頭おかしいじゃないの!」

「この子を匿うのはいいとしてもその後どうするの?僕達の旅に連れて行くの?馬車が狭いのに?それにこの子を狙う大人達が来たらどうするのさぁ?」


 ジュンは鱗の子を助けると言うが、その逆にアズサは助けるのを反対した。

 アズサの言う通り馬車は狭い。最近、7人に増えてその上荷物も場所をとっている。幾らミリ達が小さくても人数が増えれば馬車に乗る空間が狭く感じる。これ以上人が増えても馬車に乗れる余裕はない。増やす気もない。


「この子を狙う大人達はタカシがなんとかしてくれるでしょ?今はこの子を助けるの!」

「えっ?なんで?俺なの?」


 急に振られた俺は困ったように頭を掻く。

 ジュンは何を思ってタカシに振ったのかは定かではないがタカシなら優しいから助けると思ってそういったのかもしれない。

 タカシも助けるか助けないかで迷ってジュン達に相談したのだ。タカシ自身は一人で助けると決めたからみんなに迷惑かけるかもしれないと不安を払拭するために相談を持ちかけた。


 俺を頼りにされるのは嬉しいけど何でもかんでも頼られるのはちょっと勘弁してほしいな。

 ジュンはジュンで「私は意見を曲げません」と言っている風に真っ直ぐにアズサを見つめいる。俺はもう説得済みと認識しているようだ。

 ジュンは案外頑固過ぎるのかもしれないな。


「わかったよ。ジュンは相変わらず頑固だね。今はこの子を助ける。後のことは後で考えようさ。タカシもそれでいいでしょう?」


 最終的にジュンに折れたアズサは助けるのを賛成する。後は上の鱗の人をどうやって片付けるかだが、不意を突いて軽く念力で飛ばすだけで片付けそうだが。


「君も捕まったの?」


 大人しくタカシ達のプチ会議を静かに聞いていた鱗の子タントが急に喋り出したので不老組さんはタントの方に視線を向ける。

 そこにはもう一つの牢屋から目覚めて出てきた一本角の男の子が出てきていた。

 男の子はタカシより二回り大きく大人と大差ない身長で筋肉質なごつい身体をしていた。しかし、男の子は無邪気な瞳でタカシ達を見ていたことで大人ではなくまだ子供だとわかった。


「何かしゃべれよ」


 何もしゃべることがなくタカシ達を見ていた男の子にタカシがツッコミを入れた。

 もしかするとユンと同じようにしゃべれないかもだけど。


「これ、外して、ありがとう」


 男の子は手に持っていた枷を見せてたどたどしい言葉でお礼を言った。


「別にいいよ。俺が好きでやったことだからこれから自由にするもいい。俺達もこれから出ていくしな」

「…」


 男の子は黙り立って俺を見つめている。


「なに?見つめてどうした?俺に何か用でもあるの?」

「村に、売られた。行く、あてない。そいつ連れていくならオレも連れていってほしい」


 男の子が何故にタカシを見つめるので、気になったタカシはその理由を聞いてみて、たどたどしい言葉で分かりにくかったがなんとか理解した。

 男の子は何らかの理由で両親、または一族の村から売られてここに流れついたようだ。それで行く宛がないらしい。それでタントの話を聞いて自分もと名乗りあげたらしい。


「オレは、村から出たことがない。外で生きていくのは難しい。でも力なら自自信ある。荷物運びでも、何でもするから連れていって、ほしい」

「お前も苦労しているようだな。誘拐犯はお前のことをオルゴって呼んでいたがお前の名前は?」

「オルゴは、村の一族の名前、オレの名前はキサラギって言う…」

「キサラギって言うんだ。綺麗な名前だな」


「オレは、村から出たことがない」のところから空聞きして男の子に名前を尋ねた。男の子はキサラギ名乗り、黙った。

 キサラギは空気のヤロウとは別ベクトルで何を考えているのかわからない。

 キサラギか。綺麗な日本人ぽい名前で親近感が沸いた。


 キサラギは名前を誉めたら目を輝かせた。


「タカシ?その子はなんって言っているの?」

「そいつも連れていってほしいって。何でも売られたからいく宛がないらしい」

「その子も連れていくんでしょ?」


 一族から命を狙われたタントに、村に売られたキサラギ。俺達を含めてまともな人生送れないだ?人生ハードモード全開の運命を恨めばいいのか。世界を憎めばいいのかわからないや。


「もう好きにすればいい。タントにキサラギ、自己紹介がまだだったな。俺はタカシだ。それでこっちの金髪頭でチッコイのがジュン」

「誰がチッコイですって!」

「わかったわかった。謝るから騒ぐな。それで隣にいるのがアズサだ。二人は言葉が通じないからそこんとこよろしくな。それで浮いているのが猫耳の女の子がミリにエルフのスフィア、普通の女の子のアルムとユンだ。4人は盛られた薬でまだ眠っている状態だから挨拶はできないがよろしくしてくれよ」


 っとタントとキサラギに軽く自己紹介をしてみた。

 ジュンとアズサはこちらの世界の言葉を話すことができないのとミリ達はまだ眠っているから代わりに紹介した。

 ジュンは自分の紹介が気にくわなかったのか俺にもう抗議のポカポカ殴るで鬱陶しかったから謝りつつ、アズサの隣に置いた。


「さてと、お互い名前がわかったことだしここから出ていくか。ってベスか。どこに行っていたんだ?」


 ここから出ていく決心がついたところでタカシの身体に液体状の物体がべちゃって張り付いた。それの物体とはタカシ達が誘拐されてここへ運ばれる途中で捨てられたベスだった。

 ベスは捨てられからタカシ達を探し回ってようやくここへ辿りついた。そしてスライムはとても弱いモンスターだが、酸を出す厄介なモンスターとして王都の人々から毛嫌いされている。ベスが王都の住民達に殺されなかったのは幸運だった。

 その事はこの世界の常識をまったく知らないタカシ達は知ることはないだろう。


「それってアルムちゃんのペットよね?どこにたのよ?」

「さあ、モンスターだから殺されていてもおかしくないと思うんだけど、こんなに人に懐いているならペットとして売ろうと別の部屋に隠していたかもしれないな」


 視界を飛ばすと倉庫の正面にはパスが呼んだ騎士(?)が集まっていたから突入するのは時間の問題だ。

 ただ外に捨てた誘拐犯の仲間達が転がっているから突入するのを戸惑っているみたいだ。

 グロテスクな状態の誘拐犯を見て現状の装備で突入するかどうかを他の騎士より少し豪華な鎧を着た騎士が部下ぽい人と話し合っているから倉庫に入って来るのは時間がかかりそうだ。

 それなりの権限を持った人がいないのかな?


 隠し部屋で俺達が出てくるのを待っている鱗の人は外に騎士達が集まってきたことで焦り始め、牢屋に入ろうとしていたが、入り口の扉はビクともしない。

 タカシが念力を使って扉を押さえているからで何をしようが扉を開くことができないようになっている。


 このままだと鱗の人がここから脱出する時に邪魔になるので退場してもらう。


 念力の力で鱗の人の身体を持ち上げて王都の外に捨ておく。王都に入ってここに戻ってくるのに時間がかかるだろう。

 そして隠し部屋の壁に穴を開けてそこから出られるようにしといた。そこから抜けて馬車に乗り込んでここからおさらばだ。


「ここから出ていくから静かにするんだ。外には大人達が集まって来ているからできるだけ気づかれずに出ていきたい。それとキサラギは一緒に来たいならタントを担いで付い来い」


 キサラギはごついカラダをしているんだ。俺と同じぐらいの体格のタントを担いで付いているくらい簡単にこれるはずだ。


「わかった」

「僕も連れてくれるの?!ありがとう」


 二人は一緒に来いと言うと嬉しそうな反応を見せた。キサラギはタント軽々と肩に担いでどこにでも付いていくとアピール。担がれたタントはキサラギが動き安いように大人しくされるがままにしていた。


 何かの縁に乗り掛かった船だ。一緒に連れていってやる。アズサとジュンは二人をここから脱出して連れていくのは賛成しているから俺が今ここにキサラギ達を置いていったら怒られるだろう。


 とりあえずここを脱出したらどこに行くか。こんな真夜中で宿屋に行ったら店主に怪しまれて泊めてくれないだろう。しかも人数が増えて9人だ。これだけの人数を泊めてくれる宿屋もそうそうに見つからないだろう。


 まだ眠り続けているミリ達を念力で運びながらタカシはアズサ達を引き連れて隠し部屋に向かう。


「階段を上ったところはあまり見ない方がいいぞ。まぁ下、床ばかり見た方がいい」

「なんでなのさ?タカシは誘拐犯の人と戦った時に何かやらかしたのさ?」

「行けばわかるが、俺が上で派手に暴れ回ったせいで血みどろな光景が広がっている」


 タカシとアズサの話しを聞いていたタントとキサラギは不思議に思いながらタカシ達に続いて階段を上がり、隠し部屋に入った。(タントとキサラギはアズサの言葉がわからないのでタカシの話しだけを片耳に聞いているだけ)

 隠し部屋は屋根に穴が開いてるわ。壁に血がこびりついてるわ。ここでいったい何があったのか知るよしないキサラギとタントは子供の純粋な好奇心と恐怖で支配された目で凄惨と異常な光景に血の匂いが漂う隠し部屋を見た。

 人が殺されいてもおかしくない部屋で不老組の三人は特に気にした様子もない。(ジュンだけは顔を血がこびりついた壁を見て歪ませていたがタントとキサラギは気づいていない)

 聞いた話だとタカシはこの部屋の状況を作り出した張本人だ。二人は不老組の三人を困らせるのはできるだけ控えようと心に誓った。


「この壁の穴を抜けたところに馬車を置いといたからこれに乗って、うーん。人通りが少ないところに向かうか」


 荷物を積んだ馬車にミリ達を寝かせたから馬車のスペースはほとんどなくなり、座る空間がなくなったから不老組は御者席に座る。残ったタントを担いだキサラギは自分の足でタカシ達の後を付いていくことになった。

 キサラギは文句はないようだ。

 タカシも鬼ではない。キサラギの足の速度に合わせて馬車を走らせてた。タカシは時々、キサラギの様子を見ながら馬車の速度を落としたり、ほんの少し速めたりして馬車の速度を調整しながら馬車を走らせて今夜止まれそうな場所を求めて。


 タントとキサラギは馬がいない馬車が動いているのを見て驚いていたが、それがタカシの不思議な力で動かしていると説明を受けて更に驚いていた。


「運転席ってつまんないわね」

「そりゃ、真夜中で街の中だからじゃないのか?」

「そうだよ。人もいないし、昼間みたいな活気がないんだもの。仕方ないじゃないかな?」


 タカシ達は無駄話をしながら倉庫から離れ静まり返った王都の建物の間を進んでいく。進んでいく度に建物の壁が少しずつ古い煉瓦になっている。


「ちょっとここら辺怖くない?お化け屋敷みたいな建物が多いんだけど」

「普通に人が住んでいるんだけど。ここら辺に住んでいる人は貧乏な暮らしの人達なんじゃないの?」


 人通りが少ない方向へ馬車を進ませていたら王都のブラックな部分な場所に出てきた。そんなに倉庫からそんなに離れていないから倉庫もブラックな場所にあったのだろう。

 誘拐犯達が使っていた倉庫だし、貧民街なところにあっても不思議じゃない。


 視界を飛ばして建物の中を拝見させてもらったが、どの建物も中に人が寝ていた。

 早く泊まれる場所を確保したいが人がいる建物に侵入して寝ていた人を追い出したらそれは犯罪だ。目立ちたくはないし、近くに誘拐犯の件で騎士達が集まっている。通報が入ったらすぐに駆けつけるだろう。

 だから人がいない建物を探している。


『マスター、そこの角を曲がってT字路に当たるまでまっすぐ行った先、人が住んでいない建物があります』

「おおっ、そうか。それはありがたい。曲がった先真っ直ぐか」

「何よ。タカシいきなり声を出すとびっくりするじゃない?いったいどうしたのよ」

「何かあったのさ?泊まれるところが見つかったの?」

「ごめん。中々泊まれそうな場所が見つからなくてさ、探し回った結果ようやく見つかったんだ」


 見つからない中、急にパスから泊まれる場所を見つけたと報告を聞いて舞い上がって声に出してしまった。咄嗟にそれなりの理由をつけて誤魔化した。

 パスが見つけた建物を視界で見てみると建物の中は蜘蛛の巣だけで人が住んでいる形跡がない。パスの言うとおり誰も住んでないようだ。

 遠くまで探したけど俺はここだけ見逃していたようだ。

 早速向かおう。


「今日はここに泊まろうと思うけどいい?」

「わかった」

「僕やキサラギは文句は無いよ」


 急遽着いてくることになった二人は賛成してくれた。てかもうここしか入れそうな場所が無い。


「えー。こんなおんぼろのところに泊まるの?お化けとか出そうだわ」

「しょうがないよ。他に泊まれるところが無かったから今日はここに泊まるしかないよ。諦めよう」


 パスが見つけた建物は長年放置されていたため蔦ぽい植物が壁に張り付いていたり、壁に穴が空いてたりするがジュンが言っているお化けは出ないことが確認している。いるとしてもネズミや虫ぐらいが巣くっているだけだ。

 ジュンが癇癪を起こしている間俺は建物の中の蜘蛛の巣や寝具に積もった埃を払ったり、使えそうな物物色していた。

 ベッドは虫が沸いてたり、カビが生えたりはしていなく埃を被っていただけで特に異常なところは見られなかったから直ぐに寝ることができるが、人数分はないから一つのベッドで二人1組で寝てもらう。

 それでも一つベッドが足りないから俺は物がいろいろ置かれた部屋(屋敷に住民が住んでいた時は物置き部屋として使われていたと思う)で発見した予備と思われる枕とシーツを見つけた。それらを玄関から入ってくる位置から隠れて見えにくい場所に敷いてみようと思う。


「とりあえず中に入ろうか。まぁ見たところベッドの数は人数分ないからベッド一つに二人で寝てもらうけど」

「へぇー、中は外と違って全然綺麗じゃんか。誰か来て掃除していたのかな?」

「でも雰囲気がいかにもじゃん」

「いや、俺達が来るまでもっと酷い状態で埃と蜘蛛の巣まみれだったぞ。多少掃除したがこの短時間でできる範囲は寝る場所の掃除と生き物を追い出しただけだよ。ほら、良くみると埃が積もっているところがチラホラあるでしょ?」


 怯えるジュンを念力で引っ張りながら誰もいない建物に入った。アズサは建物の中が思ったより汚れてなくて、多少掃除されていることに少し驚いたようだ。タカシが掃除をしたと説明されて納得。

 ジュンは建物の雰囲気が怖くて震えてアズサの手を握っている。

 タントとキサラギはここに泊まる特に気にした様子もないようだ。今までの暮らしが酷い物だったか、牢屋よりはベッドとかがあってマシと思っているのかもしれない。


 部屋の割り当てだが、大きな部屋にベッドや家具とかがあったのでそのベッドにミリ達を寝かせた。不要な家具は退かして他の部屋に置いたり、他の部屋にあったベッドを二つ持ってきた。大きな部屋に三つのベッドを並べて、アズサやミリ達が使う部屋が完成した。

 隣の部屋に置いてあるベッドはタントやキサラギが使うことで割り当てが終わった。


 ジュンもみんなと一緒に寝れるから怖くはないだろう。

 仮にここに泊まって寝ることにした。みんなあんな場所に監禁されて疲れているだろうし、他のことは明日にでも考えようと思う。

だんだん夏が終わってきましたね。自分は熱いのが嫌なので早く涼しい季節が来てほしいです。


自分がゲーム配信初めて四か月たちましたが、まだ指で数えられる程度しかやっていません。もうちょっとやりたいけどやる気が起きない。やろうとしてもキャプキャーボードなどの設備トラブルが多すぎてやる気が起きない。暑くてやる気が起きない。

暑いのがいけないんだ!!

自分勝手なことだけど頑張ってやっていこう。

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