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異能者は異世界に来て何をする  作者: 七刀 しろ
第四章 不老族
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王都のギルド

これを投稿する時はGWの予定がなくてゲームをするかこれの続きを書くことしかできないのだろう。


ディスコードのフレンドが欲しい

7White#0254

「坊主、結構買うな。まっ、買ってくれるのはこちらとして嬉しいけど無駄使いに気を付けろよ。母ちゃんに怒られても知らないからな」

「ハイ」

「ほら、沢山買ってくれた坊主にはおまけに2本追加しといたぞ。また買ってきてくれよ」


 串肉のおじさんは俺が沢山買ったことに上機嫌になりいろいろお節介なことを言われた。そして2本おまけしてくれたけどおじさん達には俺がどのように見えたのだろうか?


 サービスなのか大量の串を入れる為の肉の袋を付けてくれた。グロい見た目の袋は動物の皮か胃袋辺りの臓器を加工した物らしく買った串が入れられている。

 野菜串と串肉の合計金額は銀貨を二枚出しても50ニヤド、銅貨が五枚のお釣りが返ってきた。

 思っていたより安かった。


 串が詰まった肉の袋を念力で浮かべてミリ達が乗る馬車へ飛び戻った。念力で馬車を操っていたから特にミリ達が問題に巻き込まれることもなく、俺の帰りを待ってもらっていた。

 やはり、馬が引かない馬車は奇異の目で見られるが難癖を付けられないのは馬が引く馬車の走る速度に比べて遅くしているからに違いない。もしかしたら他に何かしらの理由があるかもしれないけど。


「ただいま、いっぱい買ってきたよ。一人野菜串と串肉二本づつ食べて。屋台のおじさんに何本かおまけしてもらったから余ったら食べたい人が食べていいよ」

「タカシさん、私達を置いていきなり行くんですか?ビックリするではありませんか?」

「ごめん、今すぐ行かないと屋台が込みそうだったからさ、急いで買って戻ってきたけどダメだった?」

「ダメではありませんがタカシさん達が不老族って言うことで悪い人達が近付いてくるかもしれません。なので力を大勢の前で使わないでください」

「そうよ。ただでさえこの馬車が目立つのにそれに乗るタカシが空中を自由自在に飛び回るなんて目立ち過ぎるわ。タカシだって追われているのでしょ?こんなところで目立ちたくないはずでょ?」


 確かに目立ちたくはない。一応ヒロ達が所属する国から追われる身だ。スフィアは人攫いによって奴隷だった身でルルーンの街で騒ぎと一緒に非正規な方法で奴隷の身分から脱することができた。誰かが自分のことを奴隷だったと言及されることを恐れている。

 だからスフィアはあまり目立つことを好まない。


 俺は日頃から能力を行使するのはとても便利で使えば使うほど能力を使わない生活は考えられなくなっている。物心が付いた頃から実験と隔離部屋の生活の中で念力を使わない日なんてなかった。

 今や念力という能力は俺の生活その物となっているから呼吸するのと同じように念力を使うことは容易となっている。頭では抑えようとしているが無意識の内に念力を使うことが多い。そのせいで目立っているのは自覚している。

 無意識に使ってしまうから抑えることは無理だ。魔法があるから案外魔法と思われて目立つかもしれないが「なんだ魔法か」って思われていそうだ。


「でも俺が使うこの力は何も知らない人が見たら魔法と思うかもしれないし」

「私みたいなエルフや魔法に敏感な種族だったらタカシの力が魔法じゃないことはわかるのよ。悪い人達の中に魔法に関しての敏感な種族がいたら一瞬で見破れるのよ」

「その時はその時さ」


 俺が狙われるならそれでいい。力目当てで近付いてくる人物は痛い目に合わせればそれ以降接触してこなくなるだろうから。きっと大丈夫。

 その自信はどこからくるのか知らないけど少し前とは違う。念力の他に視界や無条件で炎や氷がまるで魔法のように無から産み出せる。この力は魔法とは違う力で発生しているのはスフィアから確認済みだ。

 スフィアというよりエルフという種族は魔力の流れを感じられるらしいから俺が能力を使っている間、一切魔力が感じられないそうだ。王都に入った時の魔力測定もそうだが異世界からきた俺達は魔力がまったくもってない。


「せっかくできたてを買ってきたのに冷めるから早く食べようよ」

「アルムはこれだけでいいや」

「ちゃんと野菜を食べないと大きくなれないよ。屋台で串肉を一本おまけしてもらったのを食べていいから食べなさい」

「ほんと!アルムがんばってやさい食べる!」


 ミリとスフィアの話を無理に終わらせた。

 野菜串は食べたがピーマンみたいな味がした。ほんのりした苦味がするからかアルムがあまり食べたがらなかったからおまけに付けてもらった串肉をだしに食べさせる。

 もう一人野菜串を嫌がる子がいた。


「なにこれ苦いわ。本当に食べ物なの?」

「そう?僕は結構美味しいと思うな。こんな味がする食べ物だと思えば食べられるよ。ミリちゃん達も普通に食べてるからこの地域で普通に扱われる食材なんだよ。きっと」

「頑張って食べな。みんな普通に食べているぞ」


 ジュンも野菜串がダメでみたいで一口食べて残りはアズサに押し付けていた。俺とアズサ普通に食べたから異世界人にとって有毒な野菜でもないし、ただの好き嫌いだろう。

 頑張って食べているアルムを見習って欲しい。

 ジュンが残した野菜串はアズサが食べたけど、次は同じ野菜を使った料理があったら食べさせよう。


 のんびり走らせている馬車の上で串を食べてお昼を済ました俺達はギルドに着いた。

 馬車を駐車スペースに置いて(俺の視界の監視付き)ギルドの中に入った。


 俺達が入った瞬間、ザッと一斉にテーブル席で飲んだくれのおっさんや掲示板の前で楽しげに会話を弾ませていた女性冒険者が俺達を見てすぐに興味を失ったのか知らないが自分達がしていた酒飲みや雑談に戻った。

 俺達が視線を集めたことでユンがビビっていたがミリやスフィアが手を握ってあげて落ち着かせていた。

 優しい子達だな。


 俺達はいい仕事がないか掲示板に向かった。

 柄の悪いおっさんなどの一部の人達がめちゃくちゃ見てくるが俺は気にしてない。


「ねぇ、タカシあの人達私達のこと見てない?」

「見てるけど気にしない方がいいよ。絡まれるめんどくさいから一番は無視して気づかないふりをしとけばいいよ」

「もしかしてあの人達は僕達にいちゃもんを付けようとしてるのさぁ?」

「そうだよ。だから無視が一番。あっ、ミリいい依頼がないか見てもらえないか?」

「はい、わかりました。でもいい依頼と言ってもタカシはモンスターの討伐と素材の採取どちらがいいですか?」

「とりあえず討伐の方で」


 一部の柄の悪い人達のことは見てないふりをして掲示板を見たがこっちの世界の文字が読めないのでミリに読んでもらう。ミリはすぐに了承してくれたが魔物の討伐と素材の採取どっちと聞かれた。

 ミリ達の魔法で魔物を倒すのが目的で森に行くから掲示板で近くの森にどんな魔物が生息しているのか知る為に見ている為と魔物の討伐報酬の確認、おまけの素材の採取はどんな草が売れるのか見るためだ。

 ろくなものしかなかったらこのまま森へ向かうつもりだ。


「タカシさんが持っている冒険者の証が木なので討伐だとゴブリンや角ウサギになりますがどうしますか?」

「角ウサギにするか」


 相手がウサギだと危険が少ないイメージだし、魔物が苦手なミリはゴブリンよりこっちの方が狩りやすいだろう。うちの子達だけで狩れば余裕だろうけど謝ってアルムがウサギを丸焦げにしないといいけど。そのときは念力で操ってウサギをズラして避けたように見せればいいか。

 角が生えたウサギかどんなものなんだろう。討伐対象だから害獣なのだろうか?それとも毛皮や肉が取れるから対象になっているのかな。

 角が生えたウサギだから森行けばわかるだろう。見てのお頼みしておこう。


「えーと、これを剥がして受付の人に見せればいいんだっけ?」

「はい、受けたい依頼を剥がして受付の方に冒険者の証と一緒に出せば受理されると思います」

「早速出してみるか」

「アルムがもつー」

「君達ちょっとまったー!」


 角ウサギの依頼票を掲示板から剥がしてアルムに持たせて受付の人に向かうが掲示板の前で楽しげに会話していた女性冒険者に止められた。


「なんですか?俺達はこれから狩りに行くのですが用があるなら今日の夕方頃にギルドに戻って来るのでその時にお願いしたいのですが」

「用って、君達未成年だよね?ギルドの依頼が受けられるのは15歳を超えて成人になってからだから君達は受けられないよ」

「未成年が受けられないのは知っていますので心配いりませんよ。俺だけ冒険者の証を持っているので問題なく受けられます。その証拠にはい、これで満足しましたか?俺達は行きますね」


 女性冒険者は俺達が子供ばかりで依頼を受けられないと親切心で忠告してくれた用だが俺には木でできた冒険者の証を懐から取り出して女性冒険者に見せた。

 これで女性冒険者は引き下がるだろう。冒険者の証を見せたことで柄の悪い人達から熱い視線を浴びせられているがその人達はさっきから喋らないし何故か動きもしない。

 なんでだろうね?パス。


『このままの状態を維持しますか?』

『パスの意志に任せるよ。念力で押さえているんでしょ?俺達に絡みそうになったら排除するだけだし好きに決めていいよ』

『わかりました。マスター達を見て悪い顔をしてましたので私の判断で押さえつけましたが彼らはまだ何もしてませんので解放します』


 俺達を見て悪巧みした顔のまま石になったと想ったらやっぱりパスの念力で動きを封じられていたのか。あの人達にとって災難だな。

 こんなことがあったんなら俺達に関わろうとしないだろう。


「その年で冒険者になれたのか。どこのギルドマスターの推薦でなれたのか教えてくれないか?」

「推薦ですか?推薦された覚えはないですがルルーンの街から来ました」


 冒険者の証を作る為に誰かの推薦が必要だったのか?おかしいなルルーンの街の受付の人はそんなこと一言も言っていなかったぞ。俺が空の魔剣師とわかってすぐに作ってくれたから事前にギルドマスターから承認をもらっていたのだろうか?


「ルルーンの街か。今の時期ならガルダさんがいるから未成年で冒険者の証を持ってたならあの人に捕まっているはずなんだよな」

「あのオジさんなら撒いて来ましたがそれがどうかしましたか?」

「ガルダさんを撒いてきたのか。すごい新人がいたものだ」

「では俺達はこれで」


 ルルーンの街で出会った三人の女性冒険者と同じ匂いがしたのでそそくさと女性冒険者から離れる。

 俺達が女性冒険者から離れたことで柄の悪い人達に動きがあった。何人か立って俺達の方に体の向きを向けたところで俺の念力でイスに座らせてあげた。

 すぐさま受付の人に依頼票と俺の冒険者の証を渡した。受付の人は男の人だった。


「うお!君がルルーンの街で噂になった空の魔剣師か」

「はい、それがどうしました?」


 受付の人は俺の冒険者の証を受付の机に置いてある機械でスキャンして驚いた声をあげ、受付の人は俺の二つ名を口にした。

 あの機械はスキャンしたことによって冒険者の証のデータ上にある個人情報を知れることがわかるようだ。

 どこまでわかるかは知らないが。

 ルルーンの街から結構離れているけど俺の噂がここまできたのか。あれからたったの数日経過しているのに馬車(普通の物)ので数週間程かかる道のりのはずなのに王都のギルド職員が知っているってことはギルドは電話のような連絡用の道具を持っているのか。


「いや、魔物の群れを一人で片付けたのが子供と聞いてな。どんな子供かと思ったらただの子供じゃないかって思っただけさ。不老族ってこともね。ただの噂話に興味を持っただけだから気にしないで。あっ、君のことはギルド職員以外には話さないよ。他の冒険者に喋っちゃうと規約違反になっちゃうからね」

「黙ってくれるなら俺はいいですが、この依頼を受理してください」

「ハイよ。角ウサギか。ほう、ルルーンの街で噂の冒険者なら余裕で狩れるか。気を付けて行ってくるんだよ。森の中は何があるかわからないからあまり深く入らないことを進めておくよ」


 受付の人から依頼書と冒険者の証を返してもらい、いざ森の中へ向かう。

 事前に絡んできそうな人物を対策していたお陰でギルド内では揉め事なくスムーズに依頼受注することができた。受付の男はとても人懐っこい人で優男の感じだった。ギルドの受付はあのような男の人や女性に限られるのだろう。


 _________________________________________________________


 タカシ達が去った後のギルドではタカシの念力から解放された柄の悪い大人達は。


「いったいどうなっているんだ。急に体動かなくなったぞ」

「今出ていったガキ共が何かやったんじゃねのか?次来たらシメてやる」

「まずはガキ共について情報を集めるぞ」

「さっきガキ共と田舎の小娘が話していたぞ」

「田舎の小娘か。アイツは確かにガルダの知り合いだったな。小娘を絡んだらガルダにシメられるのは俺達だぞ。だったらどうする?」


 悪い大人達が念力から解放されてタカシ達の情報をかき集め始めるが、あいにくタカシ達は来たばかりなのでタカシ達を知っているヤツは数少ない。

 ギルド・冒険者でタカシ達を知っている物はヘッグナ子爵に雇われてタカシ達に助けられた冒険者のパーティーと先程タカシと話していた女性冒険者と受付の男だけである。

 女性冒険者は王都周辺で最も有名なガルダの知り合いで一時期可愛がられていたことが王都の冒険者内で知られており、ガルダは自分が可愛がっていた若い冒険者や自分が目を付けた冒険者志望の子供には甘いがその他の冒険者には厳しく当たる人柄なのだが、ガルダは自分の可愛がった冒険者は自分の弟子と認識するので弟子にいちゃもんを付けた、弟子が殺されたと知っては報復すると恐れられている。

 王都周辺のチンピラや柄の悪い冒険者の中ではガルダの知り合いから距離を置くのが共通の認識なのだ。

 過去にガルダの前でガルダの知り合いの若い冒険者に絡んだ男が半殺しにあってからそんな噂が広まった。


 タカシ達が恐れられているガルダの次の弟子候補とは知らない柄の悪い大人達は何も知らないまま、タカシと受付の話を盗み聞きしていた冒険者から角ウサギを狩りに行ったと聞いて森へ向かった。

 タカシの対策が裏目に出てしまった。

こんなだらだらと書いていていいものか。


ただ言えるのは今書いている内容はこのままダルダルと続いていくことが予定している。

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