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異能者は異世界に来て何をする  作者: 七刀 しろ
第四章 不老族
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「閑話2」孤児達

 ある日、大人達が変な噂をしていた。その噂を盗み聞いて俺達孤児は大人達が言っていた俺達と同じ孤児が住む古びた教会へやってきた。

 古びた教会に住み付いた孤児達は一晩で金貨を山ほど稼いだらしい。四人中三人が小さな女の子らしい。


 少し脅かせば金貨を数枚は恵んでくれるだろうと企んで行ったが唯一の男タカシは街の騎士様よりも強いと思った。

 近くで悪い大人達と騎士様の戦いを見たことがあるけどタカシの剣は騎士様より早く感じた。


 タカシと仲良くなろうと俺達孤児の穴場、薬草が沢山取れる森へ連れていったけどタカシ達は森の奥で魔法の練習を始めた。

 俺達は魔法の適性がないから魔法を使えるヤツはすごく羨ましい。

 人生は不平等だ。あんな小さな子でも魔法を使えるなんて神様は酷いことをする。

 タカシと仲良くなるために俺達はタカシ達の為に薬草を集めた。年少の奴らは物珍しげにタカシ達の魔法の練習見てる。


 手を動かしてない子の分は俺ががんばるか。


 頑張った結果、思った以上に薬草が集まった。タカシ達はいつの間にか魔物を倒していた。

 集めた薬草とタカシ達が倒した魔物はタカシの魔法で運んでもらった。獣人の女の子が言っていたけどタカシは不老族らしい。大人達が魔法じゃない力で何でもできるって言っていたけどタカシが使っている力はどう見ても魔法でしか見えない。

 学がない俺達孤児に魔法を理解しろというのは無理がある。


 街で薬草と魔物を売ってタカシ達と別れた。

 その日の夜変な夢を見た。いや、たぶん夢ではなかったと思う。寝起きだったから記憶があやふやになっているから詳しく覚えていない。


 街の路地裏でタカシと二人きりだった。タカシはオイラの口に指を突っ込んできた。そして頭が少しフワフワしてきた。

 オイラはタカシに変な薬でも飲まされたのか?

 おかしなことをしてきたタカシに文句を云おうとしたが変なことを言ってきたから言うとおりにした。


 金貨をくれるって言うから文句を飲み込んだ。

 タカシの言うとおりにしてみたら魔法適性がない俺が金貨を動かせた。

 背中に軽い衝撃を感じて目を開けたら自分達孤児の寝床だった。

 さっきタカシとのやり取りは夢だったのかはわからなかった。


 俺の手には一枚の金貨が握られていた。

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