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【本編完結】VRMMOの最強PKプレイヤー〜人には優しくって言うだろぉっ!〜  作者: 公爵蜘蛛
本編

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ボス戦と行きましょうか

ブックマークがゆっくりですが増えてきてます!ありがとうございます!

 階段を降りた先に俺達を待っていたのは扉だった。かなり立派な扉だ。ご丁寧に看板まで立ててあった。看板にはこう書かれていた。


 ▽ここは安全な場所です。扉に入るとボスが待っています。一度入るとボスを倒すか、全滅するまで出ることができません。ここではログアウトすることも可能です。ボスを倒した後は入り口まで転移できますので、帰りのことは考えず、ボスに集中しましょう。なお、この看板はNPCには見えない様になっています。これのことを話しても変な目で見られるだけなので注意してくださいね。それでは、あなた達の勝利を祈っています。


 世界観ぶち壊しな気もするが、初心者用ダンジョンだし、気にしないことにしよう。ログアウトもできるようだが、まだ俺はログアウトしなくても大丈夫だし、それに今の俺は一人じゃない。ログアウトしたら次にいつ会えるかわからない。幸い彼女らもまだログアウトしなくても大丈夫らしいので、このままの勢いでボスに挑戦することにしよう。


 おっと、レベルが上がっているようだ。ちなみにこんな感じのステータスだ。


 シルバー


 レベル7


 HP160/160(生命力)

 MP80/80(魔力)


 STR(物理攻撃力)17

 VIT(物理防御力)9

 AGI(素早さ) 19

 INT(魔法攻撃力)5

 MND(魔法防御力)9


 割り振りポイント12



 それなりの数の敵を倒していた気がするけど、レベルは2しか上がってなかった。いや、2も上がってたというべきなのか?まぁ、ボス前にステータスを上げられるのは嬉しいことだ。割り振りポイントは12。やっぱりスピードは大事だし、ソロでやっていくなら火力がないと戦闘に時間がかかりすぎる。という訳で、こうなった。


 シルバー


 レベル7


 HP160/160(生命力)

 MP80/80(魔力)


 STR(物理攻撃力)27

 VIT(物理防御力)9

 AGI(素早さ) 21

 INT(魔法攻撃力)5

 MND(魔法防御力)9


 割り振りポイント0


 極端すぎるかもしれないが、今の時点でスピード(というよりはそれにより強化される動体視力)は十分だと考えたからだ。それよりも、長い戦いでミスが出始めたり、火力不足で技術は足りてたのに火力が足りない!なんて悲しいことにならないためだ。力は上がっても違和感は少ないけど、スピードが上がるとどうしても今まで通りにはいかなくなってしまう。そんな事にならない為にもこうなった。



 ローラたちも魔力ポーション(その名の通りMPを回復する)を飲んだりすることで準備が完了したようだ。どのような感じで戦闘が始まるのかわからないが、取り敢えずタンクの冥途と俺が前に立ち、扉を開けた。



 ☆☆☆☆☆


 扉を開けた先には・・・何もいなかった。ちょっと混乱していると、


「恐らく全員が中に入りきるとボスが出てくるのだと思いますわ」


 冷静にローラがそう言った。確かにそうか、中に入るとボスを倒すか全滅するかしないとかの部屋から出ることができないって書いてあったのに今なら扉が開いてるから出られるしな。


 そうして4人全員が部屋の中に入りきると、扉が閉まった。突然だったらホラー的な感じでめっちゃビビったかもしれない。ローラたちの前であんまりそういうとこ見せたくなかったから、看板ナイスだわ。


 ん?そんな考えしてるってことは異性的な意味で気になってるんじゃないかって?ごまかしてるわけじゃないが、そういう考えは持ってない。男は女の子の前じゃかっこつけたくなるもんなんだよ。プライドっていうかなんていうか、その辺はよくわからないけど。だからかっこつけてる男がいたら、何コイツって感じじゃなくてもっと温かい対応をしてあげるといいと思う。特に思春期の男はそうだ。やさしくしてあげような。


 お!なんか黒いもやもやが集まり始めた。もやもやは部屋の中央でどんどん形作られていき、人型になっていく。ま、まさかあれは・・・ゴブリン!?まさかのボスにまでやってきてゴブリンだった。ん?でもなんか大きいような気がするな。上位種のようだ。


「GOGYAAAAAAAAAA!!!」


 耳を貫くような大きな声でほえたかと思うと、とんでもない速度で突っ込んできた。いや、速度にそれなり、というより結構割り振っている俺には見えないスピードじゃない。でも、ローラ達はあまりスピードに割り振ってるわけじゃない。ギリギリ見えているようだが、回避も防御も間に合いそうにない。標的はエミリーのようだ。前にいるわけじゃないエミリーを狙うってことは、回復役からつぶすといった知恵はあるようだ。こいつ、賢い!


 俺は走り出し、エミリーの前に立ち、盾を構える。ボスはおおきく振りかぶって棍棒を振り下ろした。受け流・・・ぐはっ!くそ!なんて力だ。思ったより相手の攻撃が強すぎた。受け流しきれずに俺はぶっ飛ばされた。そして壁に叩き付け・・・られずに体をひねって壁にうまいこと着地して衝撃を殺した。


 身体能力が凄まじいことになってる今ならできるかもしれないとは思ってたけど、実際できて俺自身がびっくりしてる。アドレナリンがドバドバってやつかな?ゲームの中でもそうなってるのかまでは知らないけど。あまりダメージは受けていないみたいで助かった。まともに喰らってたら死にはしないだろうけど結構ピンチになってただろうしな。


 俺を吹き飛ばした後、ボスはローラ達を蹂躙した・・・という事は無く、上手いこと冥途が攻撃を受け止めていた。一対一なら勝てるだろうけど、パーティとしての盾ならどうやら向こうの方がうまそうだ。そして受け止めている隙にローラは攻撃魔法で攻撃し、エミリーは回復して冥途がダウンしないように気を付けている。俺も早く援護しないと(使命感)。


 後ろに回ってアタックモードの盾を思い切り頭に叩き付けた。ボスがふらふらする事こそ無かったが、少し隙が生まれた。その隙を突き、俺と冥途はそれぞれの全力の一撃をボスにお見舞いした。ボスは勢い良く壁にぶつかった。へっ、俺をぶっ飛ばした仕返しだ。ざまぁみやがれ。そこで更に追い打ちとばかりに何やら長い間詠唱していたローラが魔法を繰り出した!


大爆発(バーニング)!!」


 ボスがいた一帯をとんでもない爆発で吹き飛ばした。爆発が収まった時、ボスは粒子状になって消えていっていた。やったぜ、俺たちの勝利だ!




読んでくださりありがとうございます。


戦闘シーンを書くのって難しいですね。


これからもよろしくお願いします!

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