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第13章 切り開く未来

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4 獣帝ふたたび

前回から時間が空いてしまってすみません……!(汗

「あなたこそ……時空を飛び越えてなお、戻ってくるとは」


 ゼガートは俺をまっすぐに見据えた。

 おびえる様子もひるむ様子もない。

 まさに覇王の風格――。


「色々と見てきたよ。過去の魔界を」


 俺はゼガートに言った。


「そして俺たちの敵の姿も、直接」

「敵……もしや、神ですかな?」


 ゼガートが鼻を鳴らす。


「ああ、お前は直接会ったことがあるのか、神に?」

「あなたへの対策を練るときに、直接会いました。そして魔王剣を使った戦闘法を伝授されたわけですが――」


 ゼガートは面白くなさそうに小さく息をついた。


「まあ、遺恨はいったん置いておかないか。今は話がしたい」

「……いいでしょう」


 俺は一息をつき、ゼガートに話し始めた。


 過去で起きた出来事を。

 そして、これから先に起きるであろう出来事と、俺たちがとるべき方策を――。


「神の侵攻は迫っている、と思う」

「ほう?」

「俺は過去に神と相対した。それによって――この時代の神にも『過去に魔王フリードと出会った』という記憶が芽生えているかもしれない。そうなれば、奴は決着を急ぐだろう」

「決着を――急ぐ? それはなぜです?」

「俺が弱点を克服するからだ」

「――ほう」


 ゼガートがまたうなった。

 鋭い眼光が俺を見据える。


「では、儂がやったような戦法は通用しなくなる、と?」

「上手くいけばな」


 答える俺。


「それで? 儂にそれを教えて、どうなさりたいのです? これで俺を倒す方法はなくなったぞ、とでも自慢したいとか?」

「いや、お前には――」


 俺がゼガートをまっすぐ見つめる。


「神との最終決戦において、前衛を務めてもらいたい」

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