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美しき翼の人

花山と別れた後新たに仲間になったサミヨの事を済ませる事にした花春。

まずは冒険者登録を済ませ、その上で次の街を目指す事に。

それに伴いサミヨの装備なども整える事に。

まずは冒険者クランへと向かう。


「すみませン、こちらの人の冒険者登録をお願いしたいンですけど」


「かしこまりました、ではこちらに指をお願いします」


「はい、こうでよろしいですか」


サミヨの冒険者としての素質がそこに表示される。


メインクラスはファイター、サブクラスはスカウトだった様子。


「メインクラスはファイター、サブクラスはスカウトか」


「ではこちらは支給品と登録証になります、登録証はなくさないでくださいね」


「分かりました、ありがとうございます」


「さて、装備なンかも整えようか」


そのまま街の武具屋に向かいサミヨの装備を整える事に。

一通り見た上で気に入った武器は槍の様子。


とりあえず槍を購入して、そのまま次の街へ向かうかどうか相談する。


「さて、次の街にすぐに向かう?」


「私はそれで構いません、マスターの決断に従います」


「分かった、それじゃ次の街に向かおうか」


そのまま街を出て次の街へと向かう。

次の街に着いたらまたクエストなどを少しずつこなしていく事にした。


「サミヨって普通に強いね、内蔵火器みたいなのもあるし」


「この程度なら問題なく戦えますね」


「なら特に問題はなさそうかな、このまま進ンでいくよ」


そのまま街道を進んでいく。

するとサミヨが何か交戦している音を拾う。


「交戦している音を拾いました、魔法の音がしますね」


「マジ?誰かが戦ってるのかな、行ってみよう!」


その音の方に行くと何者かが魔物と戦っている様子。

それは美しい翠緑の翼を持つ女の子だった。


「流石に魔法だけだと苦しいですね、でも負けられない!」


「大丈夫!加勢するよ!」


「マジックユーザーみたいですね、後ろに下がり魔法の詠唱をお願いします」


「あ、はい!」


そのままその翼の生えた人と一緒に魔物を蹴散らす。

その流れで話を聞く事に。


「えっと、ありがとうございます」


「うん、お姉さンは有翼人なのかな?」


「はい、イーリア・スカイディアといいます」


「イーリアですね、見た感じマジックユーザーのようですが」


「はい、それでお二人は?」


「あたしは花春、こっちはサミヨだよ」


「なるほど、お二人も冒険者なのですよね?」


「うン、そうだよ」


「あの、もし嫌でなければ私とパーティーを組んでくれませんか」


「こっちは構わないけど、サミヨもいいよね」


「マスターがそれでいいというのならそれに異論はありません」


話は合意に至り、イーリアをパーティーに迎え入れる。

道中で簡単にイーリアの話を聞く。


「なるほど、東の国にある山から下りてきたのか」


「はい、それで冒険者登録をしたはいいものの、マジックユーザー単独では苦しくて」


「それでも生き残ってるって事はそれなりに強いのかな」


「恐らくは強いのだと思います、とはいえ無理は禁物ですよ」


「でもパーティーを組んでくれて助かりました、これで少しは楽になりそうです」


そのまま道中でイーリアの事を聞きつつ次の街を目指して進んでいく。

その道中花春もいくつか青魔法をラーニングした様子。


そのまま歩いていくと次の街へと到着する。


「ここが次の街か、前の街と同じぐらいの規模かな」


「ドロップ品の換金とかを済ませてからクランに向かいますか」


「そうですね、では参りましょう」


そのまま買取を依頼してそれなりの資金を手に入れる。

その上でイーリアにも装備を多少整えてやる事にした。


それを済ませたら冒険者クランの支部に向かう。


「クエスト…あれ?なンだろうこのクエスト」


「旅の錬金術士、依頼内容は作った道具のモニター…と書いてありますね」


「道具のモニター、クエストが残ってるって事は比較的新しいか受ける人がいないか」


「せっかくだし、これを受けようか」


その旅の錬金術士からの依頼を受ける事に。


クエストを受諾してもらった上で依頼主に会いに行く事にした。


「すみませーん、依頼を受けてきた者なのですが」


「あ、はい、入っていいですよ」


「お邪魔します」


そのまま依頼主の家にお邪魔する。

まずは話を聞く事にした。


「依頼を受けてきたンだけど、作った道具のモニターってなンなの」


「あ、はい、これなんですけど」


「この小さな布はなんなんですか?」


「テントです、中はこう見えて凄く広いんですよ」


「まさか空間を圧縮している?そんな事まで出来るんですか?」


錬金術士からの依頼はテントのモニターの様子。

そのテントは見た感じは小さな布にしか見えない。


とりあえずここで広げて見せてくれた。


「本当にテントだ、中を見てもいい?」


「はい、どうぞ」


そのままテントの中を見せてもらう。

中は見た目以上にとても広い空間が広がっていた。


「はぁ~、凄いねこのテント」


「これのモニターをお願いしたいんです、期間は三日から一週間なのですが」


「その間なら何日でもいいのですね」


モニターの期間は三日から一週間。

そのテントの使い心地や、問題はないかなどの確認をする事。


依頼を受けた以上はしっかりそれを遂行する事に。


「それじゃ確かに引き受けた、終わったら報告に来ればいいンだよね?」


「はい、そうしてください」


「分かりました、では確かにお預かりします」


テントを預かりモニターを始める。

ここで寝ればいいという事もあり、宿代は節約出来そうだ。


「そうだ、テントの中にキッチンがあるし、何か料理作ろうか」


「では食材を買いに行きますか」


テントの中のキッチンで料理を作ろうとなったので、食材を購入する事に。

食材屋を適当に物色し、肉類と穀物と卵と乳製品を購入した。


この世界では普通に米も飼えるようである。


「うっし、気合い入れて作りますか!そういえばサミヨって食べられるの?」


「分解機能はついています、ですが人間のような味覚は備わっていません」


「そっか、ならとりあえずそれでいいか」


「奥の方を見てきますね」


イーリアはテントの奥の方を見に行った。

キッチンの他にベッドなども備わっている様子。


スペースはあるので、家具を購入すればインテリアのカスタムも出来そうだ。


「出来た!チャーハン!」


「美味しそうですね、花春さんは料理上手なんですね」


「まあ料理は元々好きだしね、ではいただきます!」


花春の作ったチャーハンはあっという間に胃袋に収まる。

とりあえず設備などは問題なく動くようである。


「そういえば街によっては家具屋があるお店とかもあるのかな?」


「あると思いますよ、職人の街みたいなのもあると聞いてますから」


「なるほど、そういえば依頼の報酬は伏せられてたけど何をもらえるのかな」


クエストの報酬は伏せられていたものの何もくれないという事はないだろう。

余った時間で冒険者クランに行き、クリエイトスキルなどのレベルを上げる事にした。


「そういえばクリエイトスキル…サミヨのタレントは繊細な手先とか文才だったね」


「サミヨさんって機械工作とか出来るのでは?」


「出来るとは思います、道具があればですが」


サミヨはアンドロイドの能力を活かしたクリエイトスキルも使えるとのこと。

ただそれに使う道具が今は手元にないだけではある。


「そういうクリエイトスキルに使う消耗品ってこの街では買えないのかな?」


「もう少し品揃えのいい街に行かないと厳しいかと」


クリエイトスキルに使う消耗品はこの先品揃えのいい街に行けば買えるだろうとのこと。

とりあえず今はこの街に滞在し、モニターをしつつ他のクエストも消化していく事にした。


「とりあえず日が落ちてきたし、今日は休もうか」


「そうですね、数日は滞在する事になりますし」


「では明日からまたクエストなどを受けていきますか」


道中でパーティーに加えたイーリアは相談した結果正式に一緒に行く事になった。

モニターを終えるまでは街に滞在する事になる。


ついでにレベルなども上げておく事になったようである。

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