○第108話~微かな手掛かり~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
新作も投稿しました!タイトルは『悪をもって制しよう』です。良ければ読んでください!
と、言うことでやって来ましたミス研に!
因みにミス研とは『ミステリー研究部』の略称で古今東西あらゆる事件や不思議を集め、研究する部活である。
「お?お前達もここに来たのか?」
アキ達が訪れたミス研の書庫にはすでに秋人と千秋が来ていた。
「あ…。はい。図書室になかったミス研の調査集のバックナンバーがあるかと思いまして…。」
代表としてアキがそう答えると秋人達は感心するように頷いた。
「よく目を付けたな。俺達もそう思ってここに来たんだ。」
「よかったら一緒に探しましょう。」
秋人と千秋に促されアキ達も捜索に加わる事になった。
「…。ここのも無くなってるね。」
皆で探した結果、ここにあったバックナンバーも無くなっていた。
─ 一体どうなっているのだろうか…。
「…。困ったなぁ…。もう打つ手無しじゃん…。」
─ ソフィアの呟きに皆が同意だった。
このままでは何の進展も得られない。
どうした物かと思案するアキ達。
でも、そんな時って意外な場所や人物からヒントが得られたりする物だ。
「う~ん…。仕方ないしもう一度図書室に戻ってみる?他に当てもないし、それに…。」
「それに?」
「一応は図書室に保管されていた本なのに司書の人が紛失とか盗難に気付かないなんてことはないんじゃないかなぁ?」
アキの言葉に皆がハッとした。
─ 確かに本を管理しているはずの司書がそういった物を把握していないはずがない。
つまりは少なくとも司書に尋ねれば何かしらの情報が得られるはずだ。
「なるほど。仮に紛失や盗難であったとしても司書から何か情報を得られるかもしれないって訳だな。」
「そう言う事。ここにバックナンバーが無いならもう司書に尋ねるしかないでしょう。誰かが借りているなら良いけど、もしそうじゃないなら…。多分本は図書室に隠されていると思う。あそこの本には勝手に持ち出し出来ないように魔法が掛かっているから。」
アキは秋人にそう答えた。
─ 図書室の本には盗難や破損を防ぐための魔法が掛けられている。だから燃やしたり破いたりは勿論、勝手に持ち出したりすることは不可能となっている。
もし、貸し出されていないのであれば『古の賢者の秘本』のように図書室の何処かに隠されているはずである。
因みにこれはアキが図書室を頻繁に訪れていたからこそ知っている情報である。
「なら早速行ってみようぜ!」
「せやな『善は急げ』や!」
トキヤとルーナはそう言って部室を飛び出していった。
「ちょっ!待って~!!」
「そんな急がなくても司書さんは逃げないよ~!!」
こうしてアキ達も2人を追って部室をあとにした。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
m(_ _)m
感想、評価、いいね、ブックマークが執筆の励みになります。(´▽`)
どうかよろしくお願いします。m(_ _)m




