○第85話~入学する事になりました~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
扉の先はいかにも校長室といった感じの部屋でハ○ー・ポッ○ーのダン○ルドア先生によく似た感じの男性が執務椅子に座っていた。
「リリー君。彼らは?」
「入学希望の方達ですわ。皆さん自己紹介と挨拶を。」
リリーにそう促されてアキ達は恐る恐る自己紹介と挨拶をした。
「ようこそヴァルディア学園へ。私は学園長のアルベルト=ヴァーミリオンだ。君達を歓迎するよ。」
「「「「「ありがとうございます!」」」」」
アキ達はペコリと頭を下げた。
「さて、正式な入学は明日からになるが、今から学生証の発行の手続きと制服を用意するからそれが出来るまでリリー君に学校の案内と学科の説明をしてもらうといい。」
「皆さん案内するのでついてきて下さい。」
こうしてアキ達はリリーについて学園長室を後にするのであった。
恐ろしいほど広い校内の案内にはかなりの時間がかかり、気付けばもう昼を過ぎる時刻となっていた。
「で、皆はどの学科にするか決めた?」
リリーに案内された食堂で昼食を食べながらソフィアがそう問いかけた。
「私は芸能学科にするつもりやでー。」
「私は魔導学科かな。」
ルーナとアキはもう決まっているようだ。
「私は聖学科か魔導学科か迷ってます。」
「俺は戦士学科だな。」
シャルロッテは2択まで絞りトキヤはもう決めたようだ。
「そっかぁ。私は一応狩猟隠密学科にしようかと思っているよ。」
アキ達がこんな感じで楽しそうに話をしていると2人、この学校の制服では無い制服を着た人物が通りかかった。
「ん?あの2人は…。」
「ああ、あの方達はここの生徒ではありませんわ。」
リリーはそう言うと2人を呼び寄せた。
─ まぁ、実の所、わざわざ紹介してもらわなくてもよく知っている人物…。いや、キャラなのだが紹介してもらうことにしよう。
「こちらの方達はある調査の為に来て頂いた方達で、こちらが大山千秋さん。こちらが大林秋人さんですわ。」
「探偵の大林秋人だ。よろしくな。」
「秋兄…。秋人の助手の大山千秋です。よろしくね。」
現実のアキとトキヤによく似た2人がペコリと頭を下げた。
そう、この2人はここには居るはずのない『白の神風』の2人のメインキャラクターだ。創り主であるアキは勿論、トキヤやルーナ達も知っていて当然である訳だ。
「私はアキです。こちらがルーナとソフィア。こちらがトキヤとシャルロッテです。明日から入学予定ですので、よろしくお願いします。」
アキ達は軽く自己紹介をした。
「そっかぁ。頑張ってね。」
「そうか。だが、最近何かと物騒だから気を付けろよ。」
そう言うと2人は何処かへ行ってしまった。
「…。リリーさん。物騒ってどう言う事ですか?」
アキの問いかけにリリーは困ったような笑みを浮かべた。
「最近この学校で騒がれている物の事よ…。『学園七不思議』だなんて呼ばれているわ。彼女達に調査してもらっているのもそれよ。」
─ 学園七不思議とは一体どんな物なのだろうか。
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