◎第80話~復活のグラスと不思議の鍵~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
後書きに重要なお知らせがありますのでよろしければお読み下さい。
「御馳走様でした♪」
バニカは満足そうに微笑んでいた。
アキ達は本来の輝きを取り戻した『癒やしのグラス』に、あまりの驚きにポカンと口を開け呆けたまま固まってしまっていた。
「??あらあら。どうしましたか?グラスの『解呪』が終わりましたよ。はい、どうぞ。」
「!!あ、はいっ!!ありがとうございます。」
アキはバニカから『癒やしのグラス』を受け取ると深々と頭を下げた。
「いいのよ。早く陛下の元にグラスを届けてらっしゃい。」
「はい!!失礼します!ありがとうございました!」
「「「「ありがとうございました!!」」」」
アキ達は口々に礼を言うとバニカの屋敷を後にした。
こうしてアキ達がグラスを手に城を訪れると待ってました!とばかりに慌ただしく玉座の間へと案内された。
「ふむ。此度の働き、ご苦労であった。」
国王、ガレリアンはアキ達に満足そうな笑みを向けた。
「ありがとうございます。」
ピロン♪
『クエストクリアおめでとうございます。依頼主から報酬を受け取りましょう。』
アキ達の前にそう表示されたウインドウが現れた。
「此度の働きに対する報酬は既に決めてある。この王国に古くから伝わる『不思議の鍵』と呼ばれる物だ。」
「??『不思議の鍵』ですか?」
アキ達は首を傾げた。
「そうだ。『偉大なる功績を残せし異世界人現れし時、その鍵を授けよ。』と代々伝えられ護ってきた物だ。グラスを見つけ出したそなた達に託すに相応しい物であろう。」
ガレリアンはニコリと笑った。
─ ガレリアン曰く
①『不思議の鍵』はアトランティアの町から船で行ける『クロノア島』にある『時空の神殿』に関係があるらしい。
②『クロノア島』の『時空の神殿には『次元の巫女』と呼ばれる人物が守護者として住んでいるらしい。
③今現在、『クロノア島』には深い霧が立ち込めているため行くことは出来ない。
との事らしい。
─ 残念な事だ。
「今は『クロノア島』には行けぬが霧が晴れ次第行ってくるがよい。」
「はい!」
アキ達はクロノア島で一体何が起きるのだろうかと内心ワクワクしていた。
「それでは早速報酬を授けよう。」
ガレリアンがそう言うと執事服を着た人物が赤い小さなクッションを両手に持って現れた。
その赤いクッションには銀色に輝く美しい鍵が鎮座していた。
「これが我が国に伝わる『不思議の鍵』だ。受け取るがよい。」
ガレリアンは満面の笑みを浮かべながらアキ達にそう告げた。
「ありがとうございます。」
アキ達はそっと鍵を受け取った。
その鍵は ─
①桜餅がモチーフとなったデザインの『和風の鍵』
②中華を思わせるデザインの『華風の鍵』
③古めかしいデザインの『学園の鍵』
であった。
①か②か③のどれかを選び感想に書いて頂ければ、選択が多かった方の選択に合わせて物語が進みます。もし、どちらも同数、あるいは選択が無かった場合は西音寺の独断で物語が進みます。
因みに選択期限は投稿日から三日となります。なお、今回は選択されなかった方もいずれ別の章として投稿しますので気軽に選択して下さい。(≧∇≦)b
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