○第75話~アトランティア防衛戦③~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「じゃあ俺から行くぜっ!!『アドバンス・スラッシュ』!!」
デイヴィー・ジョーンズは獰猛な笑みを浮かべながら斬撃の嵐を繰り出した。
「!?『ソード・パリィ』!!」
「!?『ワイド・シールド』!!」
斬撃の嵐を防ぐためにプレーヤー達が防御系のスキルを繰り出していた。
「おっ!やるじゃねーか!じゃあこれはどうだ?『疾風連斬』!!」
スパパパパ!!
デイヴィー・ジョーンズは文字通り風のような速さで怒濤の連撃を繰り出した。
─ 倒されたプレーヤー達が光の粒子になって消えていった。
「ハハハハハ!!弱いな!もっと強い奴は居ねーのか?」
高笑いをしながらデイヴィー・ジョーンズは堂々とした歩みで町を歩いて行く。
「おい!むっちゃヤバくねーか?」
「どんどんやられてるみたいね。」
トキヤとアキは顔を見合わせていた。
「どないすんの?このままじゃアカンやろ?」
「ダメだけどどーもこーも倒すしかないじゃん!」
泣き笑いしているルーナとソフィア。
「とにかく止めに行くぞ!」
「えぇ~。行くの?」
「ちょ~っとヤバくない?」
「え~無理やろ?そんでも行くの?」
等々アキ達は口々に文句を言っていた。
「あのなぁ…。止められないとクエスト失敗しちまうだろう?」
トキヤは溜息をついた。
「まぁ、確かにそうだけどね…。」
「まぁ、仕方ないから行きますか。」
「せやなぁ…。」
「どうにか出来るかはともかく行きますか。」
「じゃあ行くぞ!!」
そう言って駆けだしたトキヤに続きアキ達もかけだした。
「ハハハハハ!!」
トキヤ達が駆けつけると、そこには高笑いを続けながら蹂躙するデイヴィー・ジョーンズとそれを食い止めようとするスフィアやユーリィ、ルクレツィア達の姿があった。
「もっとバリケードをはれっ!!破られるぞっ!!」
ルクレツィアは雷球連弾をデイヴィー・ジョーンズに放ちながら背後のプレーヤー達に指示を飛ばしていた。
「とにかく魔法を放って足止めするんだ!!」
「第2陣矢を放てーっ!!」
バリケード内から魔法と矢が雨のように放たれデイヴィー・ジョーンズに降り注ぐ。
「ちっ!!しゃらくせぇな!!」
魔法と矢は無造作に振られたデイヴィー・ジョーンズの剣に切り払われ霧散してしまった。
「おいおい…。マジかよ…。」
「あんなのありなの?」
ユーリィやルクレツィア達は乾いた笑みを浮かべていた。
「さて、そろそろ遊ぶのも飽きたしここいらで終わらせるとするか。」
そう言うとデイヴィー・ジョーンズは剣を振り上げた。
─ あ、終わった…。
誰もがそう思った。
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