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第60話 神に反逆する者たち
「まことですか!?」
スケコマースが、声を上げた。
「はい。」
プロメスティアが、応えた。
「宇宙全体の神々を、「殺して」いるのですか・・・
まさか、かつてのハルカ博士や、猫邪神と似てる非なる行為をする者がいるとは・・・」
由々しき事態だ。
「直ちに、皇帝陛下に報告を!」
スケコマースは、大神殿から自家用車を走らせる。
「困ったものです・・・
まさか、人間と神の両方に牙を剥くとは・・・」
プロメスティアは、スケコマースの車を見送る・・・
「我々は、どうすれば・・・」
三教皇は、うろたえた。
「直ちに、防衛体制を!」
プロメスティアは、声をあげる。
「ことによると、私自身艦隊の指揮を執るかもしれません!
私がいないあいだの代行をお願いします!」
ファルティア宮殿では・・・
「人ばかりか、神にまで牙を向ける機械どもを許すな!」
すでに、艦隊は一艦隊だけだが出来上がっていた。
「出陣せよ!」
建国皇帝は、これまでにない怒気を放っていた。




