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第53話 神!?
神像が輝いた。
「ウザいにゃ!
あんた、いいかげんにするにゃ。」
神像に、リケが語りかけた。
-だって・・・
私、貴方様のように民と共に戦うなんて・・・-
「高貴なる者の義務に潰される神様も、考えものにゃ。」
ためいきをつく、リケ。
「ま、あちしもやんちゃしたにゃ。」
-で、できません!
惑星全土の「オナラ」を集めたあげく、爆裂魔法を叩き込むとか!-
「やらなくていいにゃ・・・」
リケは、自分が守る星の民と共に暴れたクチである。
「にゃーははは!
あの頃は、若かったにゃ!
ミサイルがわりに、「電柱」飛ばしたり!」
-できません!-
「やれと言ってないにゃ。」
その時だった。
大神殿に、光の柱が突き刺さったのは・・・
「リケ・・・
まさか、人間の技術で「依代」を用意して「出張」とはねえ・・・」
そこに、腰まで髪が伸び、オーバーオールといういでたちの少女が立っていた。
「セ・・・
セーフにゃ!
あちしは、今力を使えないにゃ!」
「セコいなぁ・・・」
とか言いつつ、外にある杉の巨木を見る。
「セコイアにゃ・・・」
「まあいいよ。
この人の「再登録」をしないと。」
リケ神の上司です!




