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第46話 一周まわって、期待通り!
「にゃーははは!
イケてるにゃ!」
ミハイルが、宮殿の執務室の床をバンバンたたいている。
「とんでもないお方にゃ!
この「普通の設計」が手抜き!
すばらしいにゃ!」
ミリアリア級に匹敵するが、「普通」。
一隻で、艦隊相手に戦えそうだ。
「ははは!
ファクトリア閣下に「普通」をつくらせようとすれば、「手抜き」をするように仕向ければいい。」
執務室の窓から見える、「強襲揚陸艦ファルティア」を見るファルティア。
「あの艦だって、国連から過剰装備をせまられつつ、「手抜き」をしたっていうんだから!」
「しかし・・・
我が一族には変な人ばっかいるにゃ・・・
リケ様に至っては、「オナラ玉」と爆弾を敵にぶっこんだり、「電柱」をミサイル替わりに撃ち込んだり・・・」
それを聞きつつ、ファルティアは、ミハイルを見る。
「軌道エレベーターの建設状況は、どうなっているかな?」
「順調にゃ。
ただ・・・」
「ただ?」
「「宇宙側」の建設がちょっと・・・」
そう・・・
上下に建設しなければならないのだ。
「と・・・
いうことは、磁気発射台をつくっておくか・・・」
ミハイル:「期待通り」にゃ!




