表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/65

第29話 考古長官マラミュート

「へ・・・

陛下・・・!

姉上!

私が、畏れ多くも「評議員」・・・

それも、「考古長官」ですか!?」


突然呼び出されたマラミュートは、仰天した。


「君は、ウチの兄のところの「ショータ・ミケランジェロ」についていけた逸材だ。

報告書も、丁寧に書かれている。」


ファルティアは、太鼓判を押す。


「し・・・

しかし・・・」


不意に、ファルティアは、一枚の書類を見せた。


「あれ?

私と同じ内容・・・

でも・・・」


字が汚い。


それはいい。


しかし・・・


「なんですかコレ・・・

あの方が、いつも話されていた内容そのままじゃないですか・・・」


「な。

ひどいだろ?

あいつ、人の面倒や荒事は得意なんだが、面倒ごとを起こしては、恩師に「半殺し」にされたり、姉君に引きずられて帰ったりしている。」


「ま・・・

まさか・・・

あの方が今回来られたのも・・・」


「あ~・・・

うん・・・

「大公お抱え絵師」が、惑星の女神の肖像画を描いているときに、ドジを踏んで台無しにし・・・

挙句、彼女の神官たちにこっぴどく叱られて半分「島流し」というのが真相らしい・・・」


「は・・・

はは・・・」


散々な評価だ。


「とにかくあんたは、「試練」に勝ったにゃ!」


ミハイルに言われても、微妙なだけだ。


「また、すばらしい女性が評議員に加わりました・・・」


スケコマースが、メガネをくいっと上げる。


「種族が違うので、大丈夫かとも思いますが・・・

この宰相には、お気をつけを。

少なくとも、人間族やエルフ族の女性には、目をつけていますから。」


ティカが、スケコマースの足を思いっきり踏みつけた。

ファルティア:これでようやく、調査を進められる・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ