第26話 ショータ・ミケランジェロ見参!
その日・・・
帝都ファルティアの近郊に、一隻の優美な宇宙船が、突入してきた。
「あれは・・・
ユニティア級二番艦・ライティア・・・」
次第にあらわになっていく船を見て、ファルティアは驚いた。
ゴオオオオオオオオオオオオオオン・・・
着陸脚を出して、着陸する「ライティア」。
そして、ファルティアにティカ、エルナの三人が出迎えた。
最初に出てきたのは・・・
「よお!
ファルティア殿下・・・
いや、「陛下」か?
お久しぶりだぜ!」
やたらフランクなミケランジェロ一族の男・・・
「まったく、この男は・・・」
次に、ライティアである。
「に・・・
兄様・・・
彼は・・・」
「愚弟が!
見てわからんか?
ショータ・ミケランジェロだ。」
「わ・・・
わかりますが・・・」
なにやら話し出す、ファルティアとライティア。
「どなたですか?」
エルナが聞く。
「え・・・
ええ・・・
ミリアリア大公ライティア殿下の臣下の評議員・・・
冒険者ギルドマスター・・・
ショータ・ミケランジェロ閣下です・・・
その・・・
実力は本物ですが・・・
なにぶん、口と素行が悪くて・・・」
ティカが言いづらそうに答える。
「惑星ミリアリアの調査は、だいたい進んだんでな・・・
俺が、しばらく希望者に指南することになった!」
「・・・と、いう訳だ。
しばらくこのアホの面倒をみてやってくれ。」
ライティアが引き継ぎ、説明する。
「えッ・・・?
彼をですか?」
ファルティアは、頭を抱えた。
ショータ:俺、参上!




