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第19話 文明復興宣言

その日、ファルティアは、領主館改め「皇居・宮殿」のに立った。


そこから見えるのは、「宮殿前広場」に集まった様々な特徴を持った民衆だ。


「諸君!

かねてより、私が統合した国から文明を導入し、なおかつメディアでこの世界・・・

いや、この「惑星」に文明が」栄えていたことは、周知であろう。」


ファルティアは、様々な特徴を持つ人々に語り掛けた。


「私は、諸君らに惑星の統治と諸君らの忘れられた歴史をひも解く手伝いをしてほしい。

そこで・・・

私は、諸君らのために・・・

「民主主義」の法典を用意した。

これを「ファルティア帝国人民憲法」とする!


「民の・・・

民による・・・

民のための政治・・・」


そこに、私や最高評議会がまとめ・・・

「立憲帝政」をしくこととする。

また、「最高評議会」により、「民意」が優先され、時として「私」の票が無効になることもあり得る。


我が母国・・・

キティルハルムではかつて、王の票が無効になったこともある。


そして・・・


ここまで大きくなったこの「領」を・・・


「ファルティア帝国」と命名し・・・


共に末永く、栄えんことを!

ここに、私はこの宣言を「文明復興宣言」とする!」



「国民」の賞賛の声が響く中、ファルティアは宮殿に入った。


部屋の椅子に腰をかけた・・・


「疲れるなこれは・・・

おばあ様や、母様もこれをやっているのか・・・」


「ご苦労様です。」


「皇帝」となったファルティアに、「皇后」となったティカが、湯飲みを持ってきた。


湯飲みには、「邪馬台国・江戸前」と毛筆で書かれている。


「まるで、「王家」とは「人身御供の家系」ですね。」


「いいや。」


ファルティアは、少し寂しく笑った。


「「道化の家系」だよ。

僕は、おばあ様のような「戦士にして政治家」でもなければ、

母様のような挑戦的な野心をもった「探検家」でもない。」



ファルティア:と・・・

とうとう、「皇帝」になってしまった・・・

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