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阿武隈の狼  作者: 平良中
-第二部- -第六章- 浄土求道 
204/243

-第二百四話- 伏見の朝餉

天正十七年 冬 伏見 伊藤景広


 蝦夷地からは父上の文が、博多からは一丸兄上と仁王丸からの文が、天津衛からは随風和尚からの文が、金州衛からは信長殿からの文が届き、ここに来て名古屋より景貞大叔父上が伊織大叔父上の分析を携えて飯盛山にいらっしゃった。


 なんともてんこ盛りの状況で、俺としては江戸城で伯母上と話し合いをしたいものだとも思うのだが、如何せん今の畿内担当はこの俺だ……。


 そう、伯母上は江戸に移られた。


 関東・奥州を治めるには、確かに古河が最適だろう。

 位置も領の中心にあり、各地からの報告を集めるのに最も便の良い場所の一つだ。

 海路を通る物も鹿島に造った運河、そして発達した内海を使うことで、最短の物が敷かれている。

 これに蝦夷地、濃尾、畿内を加えてもその形は揺らがないだろうな。

 ここまでの日ノ本統治の図式を考えると、我ら伊藤家が長年に渡って古河を中心地としてきたのも頷ける。

 忠宗に言わせると、そのあたりの発案者は全て父上ということだが……どちらにせよ、曾爺様からの数十年は地政的に古河が正解であっただろう。


 だが、昨今のこの状況はどうだ。


 伊藤家の当主たる仁王丸は、一門筆頭の一丸兄上を従え、他家の領地であるところの博多に長逗留をされている。

 惣領たる父上は、軍を従えて蝦夷地を服属せしめ、今は当地に滞在されておる。

 先代当主の伯母上は、古河を離れ江戸に滞在している……初めの目的としては、隠居城としての江戸活用であったが、今では諸々の対処を古河に戻ることなく江戸から指示している。


 そして、俺も鎌倉と江戸と古河を行き来していた身だが、今では畿内に滞在する役割……。

 果たして、その畿内はどうなっておるか。


 飯盛山城を伊藤家の内城として使い、伏見城を公的な城として使う。

 この形は伏見に街を造るかとなった折からの役割分担ではあるが、妹達が伏見に入って後、盛大に開発を行うようになってからはこの形が顕著になった。


 当初の予定では、飯盛山城に……いや、そもそも我ら伊藤家が畿内に留まるのにも時間の制限を設け、後のことは後の者達で勝手にしろ、という話であったはずなのだが、気付けば伏見のこの城、指月城だけでは手狭ではないかという議論さえ出て来る始末だ。


 父上ではないが、「どうしてこうなった?」というやつだな。


 そもそも、畿内に我らが留まる気が無かった理由、それは王家と公家の存在だ。

 それこそ、清盛公亡き後の平家への仕打ち、義経公を使った鎌倉への仕打ち、義経公亡き後の鎌倉への仕打ち……。

 清盛公によって、それまで朝廷の使いっぱしりとして扱われていた武家が、その頸木からようやく己の意思で立てることとなったのだ。

 我らが畿内に留まることによって、また古の時代に戻るような隙をやつらに見せることは、武家の一門として到底容認できることではなかった。


 だが、三好家を廃除したあの畿内征伐の戦いの後、朝廷勢力に山城を預けてみせた策が上手く嵌り過ぎたのであろうか?

 どうにも、あれ以降、大いに朝廷勢力はその力を減じている。

 清盛公の世以降、時を経て彼らの力は減じてはいたが、それでも足利の世には室町の将軍が日ノ本を治めるための拠り所として、大いにその力を活用し、一部ではあるが武家や在郷の郷士たちへも影響力を着実に伸ばしていた。

 そのような時期がついこの前まであったことなど忘れてしまうかのような「今」。


 東国、当家の領内はそもそもが在郷武士を認めておらんから問題外ではあるが、他家領内でも領主、在郷武士はその地位の保全と所有の正当性を御三卿、六大老の家に委ねている。

 武家に対しての官位は久しく何の役にも立たないものであったが、彼らに仕える者達や在郷武士にとっても、もはや朝廷から齎される官位は何の「箔」をも持たないものとなった。

 然にあらば、彼ら朝廷への付け届けは、いかさま無くなって行くのだろうな。


 そうなると、都としての京の存在価値は更に減じ、京周辺に在住、滞在しておった者たちは別の場所へと移動する。


 ……ふぅ。

 そりゃ、伏見の町が急速に発展するわけだな。


 眼下に眺めるは伏見の街並み。


 俺は心地よい朝の空気を体に取り入れるべく、部屋のふすまを全て開け放つ。


 とたたた。


 「おはようございます、統領様。朝の膳と広間の用意、始めさせていただいてもよろしいでしょうか?」

 「ああ、構わんぞ、頼む」


 俺がふすまを開けた音を聞きつけ、近侍の者達が階段を登ってきた。


 しかし、なんだかな~。


 仁王丸は飯盛山城に常駐しておって、伏見に泊まることは無かったという。

 一丸兄上も飯盛山城の屋敷に毎回戻っておったそうだし、どうしても泊まる必要がある時には妹達が使っている奥の丸の屋敷に部屋を借りたと言う。


 ……なのに、なんで俺だけこんなところに泊まらされるんだ?


 本丸天守の上階大広間。


 本来であれば、この場所は軍議やら、他家の者達との正式な会談を行なう場所の一つであろう?


 鎌倉城の上階大広間では、この指月城よりは手狭ではあるが、広間中央に大きな円卓を設え、アルベルト卿を初めとするスペインの士官達や、鎌倉・林にて商いをする商人たちを大いに呼び寄せ、諸々の話をする時などに使っている。


 それが、指月城では俺の寝所扱いなのがなぁ……。

 毎朝こうして組み立て式ヨーロッパ風寝床を片し、昔ながらの大広間の設えを施していく。

 面倒この上ないのではないか?


 「おはようございます、景広様。昨晩は良くお休みになられましたかな?」

 「ああ、秀吉殿。おかげでぐっすりな。……朝の景色はこのように素晴らしいものがあるのは確かだが、やはりどうにも落ち着かんぞ?なんで、俺が天守で休まねばならんのか……」

 「それはなんとも申し訳ない所なのですが……何分この城は手狭でして……」


 そう、伏見新城建築派の筆頭は秀吉殿だったりする。


 「確かに、この城下の様子、天守から眺める様子を見れば、伏見が際限なく広がりを続け、指月城も拡張を続けていることはわかるが……にしても、天守に人が泊まるというのは、どうにもおかしなことであろう?」

 「そうですなぁ……これが、儂などでしたら、不敬の誹りを受け腹でも切らねばならんでしょうが、景広様は景広様ですからな、問題は無いでしょう」

 「……一丸兄上はどうだったのだ?」


 何やら風向きが不利なので、精一杯の抵抗を試みる。


 「景基様にもこの形でお願いしていたのですが……どうにも景基様は頑なに拒否されまして、「天守しか泊まれる場所が無いというのならば私は飯盛山に戻る!」と深夜でも飛び出して行かれますので……」


 確かに、一丸兄上は頑固だからな。

 一方の俺は、どうにも父上に似てしまって面倒事は回避したがる癖がある。

 それに、実の妹達とはいえ、未婚女性の屋敷に滞在するというのも風聞が悪かろう。


 ……それで行くと、一丸兄上は風聞とかは一切気にしないお人だからなぁ。

 「馬鹿馬鹿しい」の一言で全てを切り捨ててしまう。


 「ともあれ、こちらの用意が出来ましたら、景貞様がお話ししたいことが有るので朝餉を共にしたいとのことですので、ご案内しても?」

 「ともあれで流されるのは心外ではあるんだが……大叔父上が斯様に仰せとあれば俺に否はない。秀吉殿も同席するのであろう?伏見の今後の扱いもあるし、情勢についての話には尽きるところが無いしな」


 そう言って、俺は床几の上に積み重ねられた報告書の束を見る。


 「左様ですな。儂もお話しだけは伺っておかねばならぬでしょう」

 「ああ、頼む」


 父上の推挙とはいえ、当初は秀吉殿の大老就任には反対の声も大きかった。

 一門や譜代の安中、柴田には父上の考えに異を唱える者などはいないのだが、それ以外の家臣たちには思うところがあったようだ。

 信長殿の配下上がりで、若くして権現堂城の城主となり、主家である伊藤家から浪江の家名も賜った。

 弟の秀長殿は清叔母上、伊藤家の姫を妻に迎え、広大な蝦夷地の代官として大きな権限を所持している。


 ……嫉妬の眼は大いに向けられていたのであろうが、秀吉殿は己の手腕でその全てを打ち払ってみせた。

 今では、長尾家の重臣となった浅井家の姫を妻に迎え、他家の者からもその能力のみならず、大いに一目を置かれる人物となった。


 瑠璃たちはやることに遠慮がないからなぁ……秀吉殿も予想以上の後始末を課せられたと思うぞ。


 そう考えると、我らの想定を上回る形で伊藤家の畿内統治基盤が築かれたのは、ひとえに秀吉殿の功績と言えるであろうな。


天正十七年 冬 伏見 伊藤瑠璃


 朝餉の準備。


 伊藤家の朝餉は結構手抜きだったりした。


 勿来では、それこそ昨晩の残りの冷や飯を、これまた昨晩の残りの物で味噌汁をつくり、膳の上で各自混ぜ合わせて食べる……なんてことが当たり前だった。

 付け合わせの漬物も四五寸大の野菜がどでんと添えられるだけだったりする。


 古河ではもう少し形が整えられてはいたけれど、飯と汁と漬物の形に変わりは無かった。

 ただ、飯だけは冷や飯ではなく朝に炊いた物が出されていたけれどね。


 それが、どうよ。

 気付けば伏見では、朝餉はそれなりにしっかりとしたものを食べる習慣が強くなった。


 これは当家がどうこうということではなく、近隣の、伏見の街に住む人々の様式が影響を与えたのだと思う。


 伏見は新しい街だ。


 そりゃね、以前から人は居住していたし、在郷の武士やら寺社やらがあったことは事実。

 だけど、巨椋池の埋め立て工事なんかされて無かったし、宇治川・賀茂川・桂川・木津川・山科川の改修工事もおざなり。

 そこに畿内から西の中心地としての役割が追加されてきた。


 様々な形態の人達が集まり出して、日の出とともに肉体労働を始める。

 必然として、朝からしっかりとした物を食べる習慣が始まる。

 ついで、集まった人々の故郷の味を提供する店が増え、伏見の朝食屋台が繁盛する……。


 「だぁぁぁ!二の丸までの準備は出来たの?私たちの分は後回しでいいから先に本丸と現場の食事を優先しましょう!!」

 「「はいっ!!」」


 いけない、いけない。

 つい大声を上げてしまった。


 勝手所の皆さんも激戦の只中。

 指示を出すときは沈着冷静に……。


 「瑠璃ちゃん~。大まかな方針は貰ったから、後は私たちでやっておくから瑠璃ちゃんは兄さんたちの所へ届けに行ってくれる~?」


 うん?

 私が??


 「え~、折角の休みを取って女中業に戻ってみたのに中丸兄上たちの所??そんなことしたら、また面倒事に巻き込まれちゃうよ~」


 伏ちゃんの提案は全力でお断りしたい。


 そもそもが、私が畿内に来た理由は一丸兄上の補佐。

 ただの内政お手伝いだったはずが、一丸兄上は私たちが畿内に来てからは全国を飛び回り初め、畿内の政は私たちに丸投げ。

 また、秀吉殿は伏見奉行として着任した筈が、今では大老職として他家との折衝に手一杯。


 結果……まったく!この図面を描いたのは父上なの?!


 なにやら、ふつふつとした怒りが父上に向かって沸き上がるよね。


 「ほら、瑠璃ちゃん。早く持って行かないと、勝手所の皆さんがせっかく作った美味しい朝餉が台無しだよ~」

 「……わかりました~」


 納得は到底行かないが、伏ちゃんからそう言われてしまっては仕方がない。

 職人さんたちの技には最大の敬意を払うのが当家の仕来たり。


 ふへぇ~っ。


 ため息一つ、私は観念して中丸兄上たちの膳を手に、本丸は天守へと他の女中さんたちと一緒に向かう。


 ……

 …………


 「つまり……伊織大叔父上は遠からず、当家が主力として明に出張る必要が出てくると仰られているわけですな?」

 「ああ、あいつが言うには地域の安定のために、明朝は金州衛の開発だけでなく、遼東郡司周辺の開発までをも我らに託すようになるだろうとのことだ」

 「それはなんとも……まったっく、儂らは別に明朝の臣でもなんでもないんですがなぁ」


 ちびり、ちびり。

 もぐもぐもぐ。


 肉体労働が主でない私としては、朝のご飯はお茶とお菓子で事足りる。


 「それはその通りだがな。しかし、その対価としての自由航行権に加え、築港した湊の圏内では我らの荷は無税だ。実質、広大な土地を与えられたことと同義なのだ」

 「しかし、その土地も半ば明朝から放棄された辺境でございましょう?金州衛は海を通れば中原とも近いところではありますが、正直、地続きの李朝の方が近い。明朝の感覚では、他国の領地を餌に我らを使い倒す所存なのでは?」

 「確かに秀吉殿の言はもっともだな。……だが、あれだけの広大な土地、しかも信長殿からの報告ではそれらの土地は一度開拓を施せば、大穀倉地帯へと変貌するというではないか。有難いことに、我らの領内では多少の不作が生じても何の問題もないほどの食料を産み出せてはいるが、自然相手では何が起こるかわからんからな。民の腹を満たす方策があるのなら、それを行なうことを嫌う謂れは無いであろう?」


 もっぎゅ、もっぎゅ。


 あら、この新作のお菓子は絶品ね。

 しっとりとした皮の中に詰められた甘酸っぱい煮詰め果実……「じゃむ」というのだったっけ?

 なんとも鼻に抜ける香りまでもが爽やかね。

 後でこのお菓子がどこで作られているのか聞いてこようっと。

 城内では見かけないってことは、伏見の町のお店でつくられた物でしょうからね。


 「ああ、俺も中丸の意見に賛成だ。金州衛では奥州稲を使えば稲作も可能性があるであろうし、何より麦と砂糖の増産要望はここの所増え続ける一方だからな……ほれ、今も瑠璃が上手そうに頬張っておる菓子も麦と砂糖に果実がふんだんに使われておる」


 んぐっ、んぐっ……くふぇ。


 な、なによ。

 景貞大叔父上もいきなり私の名前を出さないで欲しい。

 ちょっとだけ焦ってしまって、最後の一口を十分に味わう前に飲み込んじゃったじゃないですか。


 「はっはっは!それは確かに……お茶々も姫様達と一緒に街中の菓子屋に繰り出すのが大層楽しいと言うておりましたからなぁ……。世の女性には麦と砂糖が必需品のようですなぁ」

 「まぁ、言い出した俺が言うのもなんだが、女子ばかりでなく、男どもも麦粉は好きだぞ?最近では名古屋城下や豊川城下では平打ち麺料理なるものが流行っておる」

 「それはそれは……そうなると、麦の生産地の確保の重要度は増しますな……」

 「人の数が増えれば、それだけ食い物が必要となる……残念ながら、日ノ本の平地には広さの限りがある以上、他国に食料を求めて行かねばならんでしょうな」


 とぷ、とぷとぷとぷっ。


 ふぅっ。

 やはり私の好みは赤城凍頂茶。

 宇治の緑茶も悪くはないんだけれど、どうにも公家臭が鼻に突く……個人的な見解ですけど。

 一方で赤城凍頂茶には、親しんだ味わいの中に冷涼なる奥羽山脈の一端を感じる無骨な爽やかさがある。


 「そこで話は戻るということか……そう考えると、伊藤家としてある程度の軍を……遼東半島だったか?その一帯を守護する程度の物が必要になってくるのか……」

 「いや、景貞大叔父上。遼東半島だけではありますまい、遼東郡司周辺までを地図で確かめると、有に関八州に匹敵する広さですぞ?朝鮮との国境に向けては山地が見えますが、金州衛から遼東郡司を含めた地域は広大です」

 「ですなぁ……しかもそれだけの大地がほぼ手付かず……いやぁ、まっこと大陸は広大ですな!」

 「まったくだ……それに、この遼東のことに加え、蝦夷地のこともある……」

 「「父上(太郎丸様)……」」


 ぽりっ、ぽりっ。


 甘いもの、お茶、しょっぱいもの。

 この流れは永久に終わらない流れよね。

 特に、しょっぱいものがこの芋のうす揚げ海苔塩味だった暁には!


 「まぁ、蝦夷地には幸い伊織が向かった。あいつならそのあたりの、兵力の見定めも太郎丸と共にこなすであろう。問題は遼東の方だな。信長もそのあたりは問題なくこなすであろうが……どちらかと言えば、あやつは太郎丸の同類だからな、誰かしらの抑え役が必要だ……」

 「そうですなぁ……今まででしたら、その役目こそが儂の役目だったのでしょうが……どうにも、今の仕事を余人に託すのも難しいことでして……」

 「ああ、それは理解している。秀吉には苦労を掛けるが、大老としての役目にまずは専心して欲しい」

 「はっ!」

 「……となると、実際問題、誰が適任か……信長に対しても冷静な目を向けつつ、政に秀で、俺達にも忖度せずに直言をすることにためらいを持たぬ人物など……」

 「「う~んっ……」」


 こっく、こっく、こくり。


 私は間違えていた。

 甘いものとしょっぱいものの連続ではなく、間には必ずお茶が必要ね。

 口の中を一度もとに戻すことによって、そのお菓子が持つ本来の風味が十全に発揮される!


 「お?!そうだ!景貞大叔父上!確か、叔父上の所に美濃の宰相、竹中殿の後を継いでおった明智殿が居られるのでは?」

 「む?光秀か?……あやつはそろそろ還暦だぞ?……と言うても、信長も五十を越えておるわけだしな。抑え役が年下では機能せんだろうから……ふむ、適任かも知れぬな」

 「おお!儂は賛成ですぞ。光秀殿とは良く文を交わしますが、かの御仁にならば、信長様の抑え役はお任せできますな!それに、主家に対する文言も確たる意思の下、ありのままを伝えることが出来ましょうぞ!」

 「決まりだな。……では、伏見での新年の席に呼ぶとしよう。能登からは信忠と利家も呼ぶからな、そこでより具体的に、遼東半島へ派遣する軍の規模なども話合うとしようぞ!」


 かちゃ、かちゃ、かちゃ。


 話ようやく終わりそうなので、卓上の片づけを始めなくっちゃね。


 しかし、玉さんの父上が遼東半島に向かうのかぁ。

 母上は玉さんのことを気に入ってたし、中丸兄上の妻であるマリアも大事な友人だと言っていたものね。

 この辺りは、事前にお婆様と叔母上に報告しときますか。


 加えて、今年の?来年の新年の宴は大層なことになりそう。


 やれやれ、景貞大叔父上は気楽に正月の宴席と言うけれど、そこまでの規模のものとなると準備も大変なんですからねっ!

 さてさて、明智光秀の誕生年には諸説ありまして、最有力とされているのは1516年説ではありますが、本作では1530年ごろの説を採用させても貰っております。

 十兵衛さんには頑張って遼東で吉法師さんの抑え役を果たしてもらいたいところです。

 手足となる若いのもいますので、「上手い事よろしくね!」という感じでしょうか?


 今後ともよろしくお願いいたします。

 m(_ _)m

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