キャラクター紹介その1
本編の途中ですが、キャラクター紹介を挟みます。
登場キャラの掛け合いを試験的に試していますが、おそらく次回以降もこの形になると思います。
真桜 (ま)「こんにちは、三上真桜です!」
さゆり (さ)「一ノ瀬さゆりよ」
久美 (く)「水谷久美です。刻印術師の高校生活をご覧いただき、ありがとうございます」
ま「今日は私達が、登場人物の紹介をしたいと思います!」
さ「真桜、元気なのはいいんだけど、なんで私や久美まで引っ張りだしてきたわけ?」
く「そうよね。美花は入院中だから仕方ないとしても、先輩達を呼ぶことぐらいはできたでしょう?」
ま「それは無理。だってこれ、上からの指示なんだもん」
さ「上って何よ……」
く「まあいいわ。それにしても、七章まできてやっとキャラ紹介なんて、作者もいい加減よね」
さ「今更でしょ。キャラの暴走を許して、打ち切った作品もあるんだから、期待するだけ無駄よ」
ま「高校生活でもそんなキャラいたもんね。私は暴走してくれて良かったって思ってるけど」
く「同感ね」
さ「私の場合、初期設定でパートナーになる予定まであったしね。敦で良かったわよ、本当に」
ま「その敦君、そんな理由で四章からの登場だしね」
く「多少の修正を加えるって話があるから、二章か三章辺りでちらっと出てくる可能性はあるけどね。例えば、さゆりとの出会いとか」
さ「そ、そんなことはどうでもいいのよ!それよりキャラ紹介するんでしょ!」
ま「あ、そうだった」
く「敦君のことはまた後で触れるとして、どうやって紹介するの?けっこうな数のキャラクターがいるわよ?」
ま「だから何回かにわけることになるんだって。第一回目の今回は、私達メインキャラの紹介らしいよ」
さ「メインキャラ紹介はいいけど、どこからどこまでがメインなのかが難しいわね」
ま「ちょっと待ってね」
く「その台本、どこから出てきたのよ……」
さ「突っ込んだら負けな気がするわね……」
ま「えっとね、私達三人に飛鳥、敦君、雪乃先輩、雅人さん、さつきさん、それから大河君と美花だって」
さ「妥当なところかしらねぇ」
く「瞳さんや勇輝先輩、オウカちゃんがいないのが気になるけどね」
ま「勇輝さんのことは紹介するみたいだけど、亡くなっちゃってるから簡単なものになるみたい。それとオウカと瞳さんは、初登場が五章だから、次回以降ってことになってるみたいだよ」
さ「台本の内容ぐらい覚えておきなさいよ」
ま「見ながらでいいってお告げなんだもん!それに言われなきゃ見てる人にはわからないでしょ!」
く「そうなんだけどさ……。まあいいわよ。そろそろ紹介に移りましょう」
さ「そうね。一番最初に紹介するのは……」
ま「飛鳥!」
さ「……まあ主人公だし、当然ではあるんだけど……」
く「なんか釈然としないわね」
ま「いいの!それじゃ紹介はじめるよ!
最初に紹介するのは主人公の三上 飛鳥。
私立明星高校2年生で風紀委員長、パラディン・プリンス。身長173センチ、体重64キロ、適性は属性が水と光。系統が広域系、干渉系、探索系。非適性は闇属性と支援系。前世は源義経。
生成する刻印法具は右手から回転弾倉式銃剣状武装型リボルビング・エッジ、左手から弾丸状消費型エレメンタル・シェル。そして銃にも剣にもなる銃剣状融合武装型カウントレス。
S級術式は無性対象干渉系ミスト・インフレーションと無性広域干渉系対象結界術式ミスト・リベリオン」
く「けっこうなとこまで紹介するのね。刻印法具はともかく、S級まで紹介するとは思わなかったわ」
さ「というか、容姿はどうしたのよ?」
ま「え?だって飛鳥がカッコいいのはみんな知ってるから、別にいいかなって思ったんだけど?」
く「あのね……キャラクター紹介なんだから、容姿の説明もしないと、見てる人にはわからないでしょ」
さ「ホント、真桜って飛鳥のことになると盲目なんだから」
ま「それほどでも!」
さ「褒めてないわよ。真桜はこんなだし、私達が説明しましょうか」
く「それがいいかもね。飛鳥君は黒髪のミディアムショート。ちなみに髪の毛や目の色は、日本人の場合は基本黒髪黒目よ。顔立ちは少し中性的な感じもするけど、これは少したれ目気味だからかもしれないわね」
さ「え?飛鳥ってたれ目だったの?」
ま「そうだよ。でも本当に少しだけだから、気付いてない人も多いよ」
さ「知らなったわ。敵とかと相対すると、とんでもなく冷たい目をするから、そっちのイメージが強かったのかもしれないけど」
く「真桜もそうだけど、戦闘中ともなると目つきは当然、雰囲気もガラッと変わるものね」
ま「あと細身なのにけっこう筋肉質で、お腹も六つに割れてるよ」
さ「それは別にいらないでしょうに……」
く「というか一応日本有数の生成者に数えられてるんだから、毎日鍛錬しとかないといけないでしょう」
ま「うん、毎日ちゃんと鍛錬場で頑張ってるよ。もちろん私も一緒に」
く「ご馳走様。とりあえず、飛鳥君に関してはこんなところかしらね」
さ「かな。次は真桜ね」
ま「うん!三上 真桜、16歳、明星高校2年生、ヴァルキリー・プリンセス。飛鳥と同じ風紀委員で、身長147センチ、体重は秘密!トレードマークは右のサイド・テール。
適性は属性が風と光、系統が広域系、干渉系、支援系、非適性は探索系。私は全属性適性っていう特性を持ってるから、非適性属性はありません!前世は源義経の正室の郷御前。
右手の情報端末状携帯型シルバー・クリエイター、左手の弓状武装型ブレイズ・フェザー、そしてその二つを融合させた杖弓状融合装飾型ワンダーランド。
S級術式は無性広域対象干渉系術式シルバリオ・ディザスターと無性広域干渉対象系術式シルバリオ・コスモネイションの二つだよ」
く「ワンダーランドに支援系強化と領域対象指定効果があるし、広域系が一番得意だからS級は広域系メインなのよね」
ま「うん。でもそのおかげで、六章じゃちょっと大変だったよ」
さ「鵺ね。確かに広域系を掻き消すことができるなんて、思ってもいなかったわね。それはそうと真桜」
ま「何?」
さ「スリーサイズは?」
ま「なんで飛鳥以外の人に教えないといけないの!?」
く「飛鳥君には教えてもいいのね……」
ま「というか、知ってるよ?」
さ「あ~、そう……」
く「……真桜の容姿だけど、自己紹介でもあったように右側のサイド・テールが特徴ね。五章のエピローグから右の後方にずらしてるけど」
さ「ほどくと背中ぐらいまであるけど、サイドアップでまとめてるから、そんなに長くは見えないよね」
ま「中学までは左側でまとめてたんだけど、ブレイズ・フェザーやワンダーランドを使う時に邪魔になるんじゃないかって飛鳥に言われてから、右側でまとめるようにしたんだ」
さ「ここでも飛鳥か……」
く「……顔立ちはぱっちりしたたれ目が可愛い、小顔の美少女ってとこかしら」
さ「というか真桜って、150センチなかったのね」
ま「そうなの。でも飛鳥は可愛いって言ってくれるから、これでいいやって思ってるよ」
さ「確かに彼氏にそう言ってもらえると、けっこう嬉しいわよね」
ま「うん!」
く「そこはうらやましいわね。あと飛鳥君と真桜は、二心融合術っていうのを使うことで、刻印神器 神槍ブリューナクを生成することもできるわ。現在確認されてる刻印神器はブラジルのゲイボルグ、ロシアのレーヴァテイン、オーストラリアのエクスカリバー、イランのアゾット、フランスのダインスレイフ、そして日本のブリューナクの六つだけで、このうちダインスレイフは、生成者が亡くなってるから失われた神器とも呼ばれてるみたいね」
さ「そのダインスレイフも二心融合術で生成されたんだけど、残念ながら不完全だったのよ。詳しくは四章を参照ってことでよろしく」
ま「アゾットは今ストーリーが進行中の七章に出てきたけど、決着どころかこれからってとこでデータが消えちゃったらしいんだよね。今頑張って製作中みたいだけど、なんかお仕事も大変みたいだし、打ち切ったお話しの改訂版も作ってるそうだから、次回更新は未定っていうのが残念だよね」
く「データはSDカードとかにしっかり保存しとくべきでしょうね。PCだけだとこういう時困るから」
さ「本当にね。というか早く話進めてくれないと、私の入院も長引くんだけど?」
く「そういえばそうだったわね。大丈夫よ、死にはしないだろうから」
ま「だよね。それじゃ次行ってみよ~!井上 敦君、明星高校2年生で私達と同じ風紀委員所属、クレスト・ハンター。身長174センチ、体重62キロ。火属性と攻撃系、支援系に適性があって、水属性と広域系が非適性だよ」
く「前世は義経四天王の一人、佐藤忠信。
刻印法具は右手の刻印から生成する手甲状武装型バスター・バンカー。四本の爪と一本の杭があって、その杭に支援系を纏わせることで剣としても使うことができるのよね」
さ「敦は元々連絡委員会っていう、風紀委員会とは別の委員会に所属してて、そこの時期委員長って言われてたの。だけど四章でバスター・バンカーを生成しちゃった上にブリューナクまで見ることになったから、急遽風紀委員会に引き抜きをかけたってわけ。六章じゃ空手部も辞めちゃったしね」
ま「S級術式は無性干渉支援系対象攻撃術式アンタレス・ノヴァ。
容姿は黒髪ショートでがっしりした体系。だけど少し童顔入ってるから、あんまり強そうには見えないかな」
く「それはあるわね。だけど四刃王っていう、刃を持った刻印法具生成者に与えられる日本最強の生成者の候補にもなってたから、見た目に騙されると命がいくつあっても足りないわね」
さ「空手部に在籍してただけあって、接近戦が得意なのよね。あと一対一の戦いも好きみたいで、六章じゃそのせいで二回も入院する羽目になったおバカよ」
く「自分の彼氏のことだっていうのに、けっこう辛辣ね。というか、そのおかげで付き合い始めたようなもんじゃない?」
ま「だね。二回目の入院中、甲斐甲斐しくお世話してたし」
さ「バラすんじゃないわよ!」
く「照れちゃって。あとさっきも少し触れたけど、敦君は作者にとっても予定外のキャラなのよ。だからそのせいで登場してすぐに刻印法具を生成したり、飛鳥君に勝負を挑んでたりとか、けっこうな後付け設定が目立っちゃってるわね」
ま「一章と二章で暴れたおバカさんの代わりに作られたキャラなんだけど、作者的には敦君の方が気に入ってるみたいだから、結果オーライだと思うけどね。さゆりっていう彼女もいるし」
く「あいつだったら、絶対にこんなことにはならなかったでしょうからね」
ま「だよね」
さ「まだ言うか!というかこんな裏話してる場合じゃないでしょ!キャラクター紹介よ、キャラクター紹介!」
ま「わかってるって」
く「せっかくだし、さゆりからどうぞ」
さ「なんか釈然としないけど、そうさせてもらうわよ。
一ノ瀬 さゆり、明星高校2年生、風紀委員会所属、レインボー・ヴァルキリー。身長160センチ、土属性と攻撃系、探索系に適性を持ってて、風属性と広域系が大の苦手だけど、探索系広域対象変換っていう特性を持ってるから、広域系もそこそこ使えてると思うわ。
刻印法具は右手の刻印から生成する長銃状武装型レインボー・バレル、S級は無性干渉対象攻撃系術式ジュエル・トリガーよ」
ま「さゆり、前世が抜けてるよ」
く「混成術もね」
さ「や、やっぱり言わないとダメ?」
ま「ダメ」
く「当然でしょ。というか、言いにくいなら代わってあげるわよ?」
さ「お願い」
く「まったく。さゆりの前世は初音っていって、佐藤忠信の正室だったって言われてるわ。つまり敦君とは、前世じゃ夫婦だったってことになるわね。そのせいかはわからないけど、敦君と二人で無性S級広域干渉対象系混成術式ヴォルケーノ・エクスキューションを会得して、見事に使いこなしてるわ」
ま「混成術っていうのは、二人で同じ術式を使う方法のことで、刻印術の威力と精度が劇的に向上するんだ。一卵性の双子でないと使えないって言われてるから、さゆりと敦君は前世の縁があるから使えるって考えられてるよ」
さ「前世の縁って言われても、ピンとこないのよね。あ、私の髪型は肩まで届くかどうかってぐらいのショートカットよ」
く「パッチリとした目をした、活発そうに見える美少女よ。実際、かなり活発なんだけど」
ま「負けず嫌いだしね~。だから六章でヴォルケーノ・エクスキューションなんていう術式を引っ張り出してきたわけだし。あ、ヴォルケーノ・エクスキューションについては、後で簡単に説明するね」
さ「確かに私や敦のとこで説明するわけにはいかないわね。じゃ久美、どうぞ」
く「ええ。水谷 久美、みんなと同じ明星高校2年生で風紀委員会、クリスタル・ヴァルキリー。身長167センチ、水属性、広域系、支援系に適性を持ってて、土属性と防御系が非適性ね。前世は源義経の側室と言われてる静御前。
刻印法具は左手の刻印から生成する杖状武装型クリスタル・ミラー、S級は無性広域干渉系感知対象術式ノーザン・クロスと無性広域対象支援系術式サザン・クロスよ」
ま「久美って背が高いと思ってたけど、167センチもあったんだ」
さ「モデル体型でスタイルもいいしね。あ、スリーサイズは極秘事項だけど、風紀委員じゃ一番大きいわよ」
く「そのかわり一番重い、とか言わないでしょうね?」
さ「クリスタル・ミラー向けながら言わないでよ!」
ま「さゆりの方が重いもんね」
さ「真桜!」
ま「そんな久美だけど、髪型は腰まで届く長髪をハーフアップにしてるよ。少しつり目っぽいからキツく見られがちだけど、実際は面倒見がいいお姉さんで、整った端正な顔立ちだから可愛いっていうより美人かな。左の眼元にある泣きボクロもチャームポイントだよね」
さ「真桜が静御前って言われてたのに、実は久美だったっていうのは驚きだったわよね」
く「そのせいで、何度真桜に殺されると思ったことか……」
ま「だって飛鳥と久美って、たまに難しい話してるし、先輩のS級も二人だけで挑戦してたりしたし、属性も同じだし……」
く「だから心配しなくても、取ったりなんかしないわよ」
さ「そうそう。そもそも真桜だって、久美が好きな人、誰か知ってるでしょ?」
ま「そうなんだけど、それとこれとは別なの!」
く「落ち着きなさいって。あと実は私って、初登場が二章の、しかも二学期になってからなのよね」
さ「そういえばそうだったっけか。まあ一章は駆け足というか、けっこう短いからね」
ま「しかも一度加筆してるのにね。なのにまた加筆しようって考えがあるみたいだから、最初からやっといてよって思うよね」
く「逆にストーリーが進んだことで、補填みたいなものを考えたってだけかもしれないけどね。それじゃあ次は、雪乃先輩かしらね」
ま「そうだね。三条 雪乃先輩、明星高校3年生で前風紀委員長、オラクル・ヴァルキリー。身長161センチ、適性は水と光、広域系、探索系、防御系。非適性は土属性と攻撃系だけど、属性相克反転っていう特性を持ってるよ」
さ「刻印法具は水と光の複数属性特化設置型ワイズ・オペレーターだけど、部分生成っていう特性を持ってて、よく先輩が生成するのがオラクル・タブレットって呼ばれてるわ。他にもブースター・アンプやメディスン・スフィアっていうのもあるし、まだあるみたいだから凄い話よね」
く「S級はエアマリン・プロフェシー、クレスト・レボリューション、プラネット・クライシスの3つで、全部が無性無系術式ね。無性は火、土、風、水、光、闇のいずれにも属さない属性のことなんだけど、一番多いのは複合属性ね。無系も同じなんだけど、複合系統の場合は四系統以上っていうことになってるから、先輩のS級は二属性、四系統以上の組み合わせで開発された術式と思ってもらって構わないわ」
ま「容姿は肩より少し長いストレートの髪、地味で大人しめの印象そのままの純朴で可愛らしい顔立ち、ってところかな」
く「初登場は私と同じく二章からよ」
さ「大人しくて控えめだけど、芯はとっても強い人よ」
ま「次は久世 雅人さん。明星大学3年生だけど、日本国土防衛軍刻印管理局所属の軍人さんでもあるよ。あ、ソード・マスターっていう称号も持ってるよ」
く「身長182センチ、体重72キロ、適性は火属性、攻撃系、干渉系。非適性は風属性。恐ろしいことに全系統適性っていう特性を持ってるから、苦手な系統は存在してないのよね」
さ「初めて聞いたときは、目が飛び出るかと思ったわよ。前世は佐藤嗣信。敦と同じ義経四天王の一人で、忠信の兄だから、前世じゃ先輩と敦は兄弟だったのも衝撃だったけど」
ま「刻印法具は火と水の複数属性特化武装型 氷焔之太刀、S級術式は無性対象干渉系術式 氷焔合一と無性広域対象系術式ヒート・ディストラクション」
く「軍での階級は少尉で、世界最強の生成者の一人ってことで、刻印五剣士の称号も持ってるわ」
さ「ちょい待ち。三剣士じゃなかったの?」
ま「作中じゃまだ非公式だけど、今回の事件が落ち着いたら正式に公表されることになってるみたいだよ」
く「五人が五人とも化け物じみた強さを持ってるしね。あ、容姿はルードアッパーショートっていう髪型、目鼻立ちのきりっとした端正な顔立ちよ」
ま「久世 さつきさん。明星大学1年生の元風紀委員長、マルチプル・ヴァルキリー。身長156センチ、風属性と広域系、干渉系に適性を持ってて、土属性と支援系を苦手とする飛鳥の従姉。ちなみに雅人さんは、私の又従兄になるんだよ」
さ「旧姓は立花で、三章エピローグで雅人さんと結婚したのよ。前世は佐藤嗣信の妻 若桜で、私の前世のお姉さんになるらしいわ。聞いたときは倒れるかと思ったわよ」
く「本人の前じゃ、口が裂けても言えないけどね。刻印法具は風と土の複数属性特化武装型ガイア・スフィア。生成することで非適性の土属性も適性クラスにまで引き上げられるみたいね。S級は無性広域干渉対象系術式エンド・オブ・ワールドと、無性広域対象系結界術式プロテクト・レボリューション」
ま「容姿は肩までとどくハーフアップポニーテール、少しつり目だけど全体的にバランスのとれた美貌の、私の憧れのお姉さん。日本三華星の一人でもあるから、とっても強い人だよ」
さ「雅人先輩もだけど、二人とも飛鳥君と真桜に盾としての忠誠を誓ってるから、何かあったらいつも駆け付けてくれる、とても心強い人達よ」
く「三章とか四章なんて、まさにそうだったものね。怒らせたらとんでもなく怖いけど、味方としてはこれ以上ないぐらい頼もしいわ」
ま「佐倉 大河君。明星高校2年生風紀委員会所属。身長177センチ、体重70キロ。適性は土属性と攻撃系、支援系。非適性は火属性と探索系。刻印術師じゃないけど、実力は生成者に匹敵するんじゃないかな。私や飛鳥とは中学時代からの親友だよ」
さ「強いんだけど、いまいち地味なのよね」
く「縁の下の力持ちって言ってあげなさいよ」
ま「容姿はツーブロックっていう髪型で、整った精悍で実直そうな顔立ちをしてるよ。見た目通り運動神経も良くて、意外にも頭も良いんだよね」
く「教え方も上手だしね」
さ「もう少し出番増えると、大河も報われるんじゃないかって思うけどね」
ま「真辺 美花。明星高校2年生風紀委員会所属。身長162センチ。適性は火属性と広域系、探索系。非適性は水属性と干渉系。大河君と同じく刻印術師じゃない、中学時代からの親友。性格的に戦闘向きじゃないけど、大河君と同じように並の生成者よりは強いと思うな」
く「探索系に関しては間違いなく、生成者より精度は上よね。私や真桜より上手いし」
さ「背中の真ん中ぐらいまであるウェーブロングの髪、きめ細かい白い肌が綺麗で、少しふっくらした輪郭の美少女よ。実際、去年の明星高校ヴィーナス・コンテストの準グランプリだし、校内の男どもからの人気も高いのよ」
ま「控えめな性格の美少女だもんね。初恋は実らなかったけど、幸せになってほしいなぁ」
く「今は敦君やさゆりと同じ病院に入院しちゃってるけど、症状は軽いから、今回の件が片付けば二人より早く退院できるんじゃないかしら」
さ「私と敦は、今学期中に退院できるかどうかも怪しいのよね。その辺は作者が力技で何とかしてくれると思うけど」
ま「今回の最後は立花 勇輝さん、享年20歳。さつきさんのお兄さんなんだけど、二章で私と飛鳥を守るために、亡くなっちゃって……」
く「私は会ったことないけど、敦君とさゆりが混成術で使ってるヴォルケーノ・エクスキューションの開発者で、刻印法具は生成できないけど、一流の生成者相手でも後れを取らない実力者って言われてたそうよ」
さ「髪型はベリーショート、ワイルドで獰猛そうな顔立ちをしてるんだけど、優しい目をしてたわよ。見た目に似合わず子供好きって設定があって、当初の予定じゃ亡くなるのは三章終盤だった可能性もあったそうよ」
ま「亡くなることに変わりはなかったんだ……」
さ「ストーリー上、それはどうしても避けられなかったみたいだから。でも亡くなってからも色々と助けてくれてるのよ」
く「三章の終盤なんかまさにそうだし、敦君とさゆりのヴォルケーノ・エクスキューションだって、勇輝先輩が開発してなかったら誰も使わなかったでしょうからね」
ま「驚かされたこともあったけどね」
さ「五章でね」
く「それにしても、キャラクター紹介っていう割には、私達の雑談ばかりだった気がするわね。こんなので紹介になるのかしら?」
ま「作者がやってみたかったんだって。試験的にやってみたっていうのもあるけど、やってて楽しかったから、次回以降も誰かの掛け合いになるみたいだよ」
さ「誰かってことは、誰が次に登場するかは未定ってことね。それ以前に、誰が紹介されるのかも未定だけど」
ま「予定じゃ七師皇、五剣士、四刃王、三華星になるみたいだよ」
く「またけっこうな人数ね。明星高校関係が先だと思ってたけど、そっちを先にするとは思わなかったわ」
ま「予定は未定であって決定ではない、って台本に書いてあるから、順番が前後する可能性はあるみたい」
さ「いい加減な……」
く「そもそもなんで、本編の途中でこんな紹介を挟んだのかしら?」
ま「元々考えてはいたらしいんだけど、忘れてたんだって。それでそのままズルズルとここまで来て、しかもデータが消えちゃったから七章の執筆が滞ってるのも理由みたいだよ」
さ「作者の都合か……」
く「いい加減よね。っと、もう時間みたいだわ」
ま「ホントだ。それじゃ最後にお別れの挨拶だね」
く「そうね。次回は誰になるかはわからないけど、本編もよろしくお願いします」
さ「私はしばらく登場しないっぽいけど、これからも刻印術師の高校生活を見てあげてください」
ま「それじゃあ今回はこの辺で!まったねー!!」




