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刻印術師の高校生活  作者: 氷山 玲士
第七章 神器繚乱編

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15・体験入学

――PM13:15 明星高校 食堂――

 ホムンクルスを雅人達に任せたさつき達は、食堂へ足を運んだ。風紀委員会室に行くべきだったのかもしれないが、そろそろ昼休みも終わる時間になっているし、何より宿泊研修で召喚の刻印を見ている1、2年生も少なくないため、隠す意味もあまりないという連盟の判断もある。


「さつきさん!終わったんですか?」


 さつきの姿を見つけた久美からすれば、驚きの一言だ。何しろホムンクルスが現れたのはわずか10分ほど前で、数も以前鎌倉市民病院前に現れた時の、少なく見積もっても倍はいた。本体と違ってラピス・ウィルスを散布することはできないようなのが救いだが、それでも学校を守りながら戦う自信は、久美にはなく、それは飛鳥、真桜、雪乃も同様だった。

 だが飛鳥と真桜を守るために、ミシェル、アーサー、アルフ、星龍までもが来校していたため、ホムンクルスの相手を引き受けてくれた。だから飛鳥達は風紀委員として、校内の鎮静化と戦場と化した校庭への立ち入りを禁止するように動くことができた。

 だがしかし、こんなに早く戻ってくるとは思っていなかった。


「もうちょっとかしらね。あたし達は出る幕がなかったから、先にお茶しにきたのよ」

「まあ、あのメンツですからねぇ……」


 久美が深いため息を吐いた。あの五人とともに戦うなど、久美でさえ気後れしてしまう。だからといって、後を任せてお茶をしにくる度胸など久美にはない。


「名村先生と準一さん、手伝えなくて申し訳なさそうでしたよ?」


 逆に卓也と準一は教師という立場上、生徒達の方を優先させなければならない。雅人とさつきは卒業生だが、神槍事件から頼りきりになってしまっているし、ミシェル達はそもそも関係がない。だから本当なら自分達も手伝いたかったという気持ちが強い。


「先生なんだから、そっちが優先に決まってるでしょ。万に一つもないけど、あいつらが抜かれたら、ここが丸裸になるんだし」

「いくら刻印神器でも、絶対に無理でしょ」


 飛鳥に言わせれば、真桜と二人でブリューナクを生成したとしても、五人には勝てる気が全くしない。そもそも戦っている五人が倒されるようなことがあれば、ブリューナクを生成しても倒せないだろうとさえ思える。


「でしょうね。ところで久美。真桜とオウカ、それからリリーはどうしたの?」


 それはさつきも同感だが、その刻印神器生成者の片割れであり、自らが盾として忠誠を誓っている姫の姿が見当たらない。今は昼休みだし、ここで会議をするつもりもなかったから別に構わないのだが、それでも姫がどこにいるかぐらいは知っておくべきだろう。


「三女帝の娘ってことで、気が合ったみたいですよ。三人ともかなり苦労してたみたいだし」

「なるほどね」


 言われて納得してしまった。グリツィーニア・グロムスカヤの娘であるオウカ、イーリス・ローゼンフェルトの娘であるリリアーナ、そして三上菜穂の娘である真桜。三人の共通点は母親が三女帝と呼ばれている、世界最高峰の生成者であることだ。

 その母親達は、いわゆるトラブル・メーカーであり、七師皇でさえ命の危機を覚えるような被害を受けたことがあるのだから大問題だ。普段でも事あるごとに何かしらを企んでおり、頭を下げるのは自分達の役目になっているのだから、三女帝の娘である三人が、母親のことで意気投合するのはある意味では当然の流れであろう。


「まさか三上菜穂とグリツィーニア・グロムスカヤまで、母さんと似たような性格してたとはなぁ」

「いたの、アクセル。あんたはいかなかったの?」

「興味ねえ」


 逆にリリーの弟であるアクセルは、本気で興味なさそうだ。さすがに三女帝がほとんど同じ性格をしていたことは驚いたが、誰がどんな性格をしていようと、自分には関係ないとでも言わんばかりだ。


「で、何してんだ、片桐、瀬戸?」


 その気持ちは飛鳥にも理解できなくもなかったし、この数日でアクセルに落とした拳骨の数は二桁に達している。一度模擬戦もやって、完膚なきまでに叩きのめして以降は、それなりに敬意をもってくれているようにも思える。

 今飛鳥の視線の先にいるのは、保険委員長の片桐真子と生徒会会計の瀬戸瑠衣の二人だ。他の生徒会メンバーの姿が見えないが、今頃は三剣士来校に伴う放課後の対策で忙殺されてるということだろう。


「それはこっちのセリフよ!」

「まったくね。みんな遠慮して、誰も近寄らないじゃない」


 飛鳥に向かって、真子が声を荒げ、瑠衣は呆れたように目を向けながら溜息を吐いた。食堂には他にも生徒達がいるのだが、メンバーがあまりにも豪華ということもあって、誰も話しかけてすらこない。真子と瑠衣もそうだった。


「あたしとしては、別に構わないんだけどね」

「私は少々困りますが、今は昼休みなのですから、仕方ないことだと思っています」


 さつきはいつも通りあっけらからんと、美雀は遠慮がちに口を開いた。押しかけてきたのはこちらなのだから、ある程度の騒ぎは目をつぶるしかないのだが、こんな事態になるとは思ってもいなかった。


「それはともかく、何か用か?」

「三剣士は?」


 三剣士の人気は高く、七師皇を凌ぐ。そんな三剣士の姿を一目見ようと、食堂には多くの女子生徒がいるのだが、あいにくと三剣士はこの場にはいない。


「あいにくと、まだ戦闘中よ」

「任せちゃっていいの?」


 三剣士の戦闘の邪魔にならないよう、校庭は立ち入り禁止になっている。もちろん教職員や生徒会が周知を徹底したし、何より全力で戦うと告げられてしまえば、近づく者は誰もいない。巻き込まれでもしたら命を落とす危険性が高いのだから、それも当然だ。


「星龍さんもアルフさんも、三剣士と同等の実力者だしね。私達が手伝いに行っても、足手まといにしかならないわよ」


 さらに今回は、三剣士と同等の実力者でもある中華連合の星龍、USKIAのアルフまで戦闘に加わっているのだから、久美は本気で、自分では足手まといになると考えている。


「そんなに強いの?」

「雅人さんとは何度か手合わせしてるが、一度も勝ったことはないな」

「融合型を使っても?」

「使っても」


 飛鳥は今も雅人と手合わせをしているが、未だに白星はない。何本かに一本は取れるようになったとはいえ、カウントレスを使ってもいいようにあしらわれることが少なくないため、心中はあまり穏やかではない。だが手を抜いてもらっても修練にはならないし、その程度のことは飛鳥も雅人も理解しているから、飛鳥は腕を上げようと常に努力を重ねている。


「す、すごいわね……」

「だけど結界の強度は、あんたの方が上じゃない」

「雅人さんが、広域系に適性を持ってないからじゃないですか、それ」


 雅人が適性がある属性は火属性、系統は干渉系と攻撃系。広域系も得意ではあるが、適性がある飛鳥ほどではない。


「え?そうだったの?」

「実はそうなのよね。もっともあいつの特性は、常識外れもいいとこだけど」

「特性を持ってない身としては、羨ましいですよね」

「真桜の特性もね」


 飛鳥、さつき、久美は特性を持っていない。特性がある術師は多いが、全員が持っているわけではなく、ハイレベルの刻印術師でも持っていないことは珍しくはない。特性の有無が実力に繋がるのは間違いないが、どんな特性なのかを理解し、使いこなせるよう努力を重ねなければ、宝の持ち腐れになってしまう。


「三上君、特性なかったの?」

「水谷や先輩も?」

「ないわよ。真桜の特性は知ってるでしょ?」

「そりゃ、全属性に適性があるなんて、羨ましい限りですからね」

「確かミシェル君も、全ての属性に適性があったわよね」


 特性の中で、最も多いのが他属性への適性だ。ほとんどの術師は一つ、多くても二つの属性への適性とされているのに対し、真桜とミシェルは全属性適性という、他属性への適性という特性中では最上位の特性を持っている。生来の適性属性が最も得意な属性ということに変わりはないが、それでも全ての属性を同じように使えるアドバンテージは非常に大きい。


「ええ。確かその上で、光属性だったはずです」

「光属性っていうのは有名ですよね。それじゃ雅人先輩は?」

「あいつは全系統に適性があるわね」


 全属性適性と同じような特性に、全系統適性という特性がある。系統適性という特性を持つ者は、属性適性を持つ者より少ないが、やはりそれなりの数がいると言われている。

 刻印術は系統による細分化が進んでおり、複数の系統を組み合わせた術式も多い。例えば干渉攻撃系は、干渉系と攻撃系両方の特徴を持っているが、干渉系への適性が低ければ、攻撃力は高くとも干渉力が弱くなるため、効果は半減する。逆に攻撃系への適性が低ければ、攻撃力が低いため、相手の防御を貫くことができず、干渉することで無理やり効果を生み出す場合もある。また、どちらの系統にも適性がなければ、相手の防御を貫けず、相手に干渉することもできなくなるといったこともありえる。

 だが全ての系統に適性を持つ雅人の特性は、そういったことを気にする必要がない。


「ぜ、全系統適性!?」

「無茶苦茶すぎますね……」


 誰がどのような特性を持っているかは、刻印法具の能力や特性なども含めてほとんど公表されない。だから真子や瑠衣が知らなくとも無理はないし、真子も特性を持ってはいるが、矢族や友人ぐらいしか知らない。ちなみに真子の特性は支援系攻撃変換という、支援系術式を攻撃系術式のように使うことができるという、変換系と呼ばれる特性になる。


「星龍さんは雪乃と同じだったわよね?」

「そう聞いています」

「三条先輩と同じ?」

「属性相克の反転よ」


 属性相克は“水は火を消し、火は風に煽られ、風は土を変質させ、土は水を堰き止める”という関係になっているが、雪乃の特性である属性相克反転は、“火が水を消失させ、水は土を押し流し、土は風を防ぎ、風は火を鎮める”というように反転させることができる、世界でも数少ない特性に分類される。その雪乃と同じ特性を、星龍は持っていた。


「うちの兄貴は、系統反転だったかなぁ」

「系統反転ってことは、攻撃系と防御系の反転か。あと何があったっけ?」

「干渉系と支援系、広域系と探索系だな。って、それもすごいな」


 属性の反転があるなら、系統の反転もある。系統反転は攻撃系術式を防御系として、あるいは防御系術式を攻撃系として使うことができる特性で、汎用性も応用性も高い。当然だがこの特性を持っている者は、世界でも数えるほどしかいない。真子や瞬矢のような変換系の特性は、系統反転特性のバリエーションとされている。


「そう考えると、アーサーの特性が大人しく感じるわね」

「え?アーサーさんも特性あるんですか?」

「あるけど、消費型を消費しないだけよ。刻印具にも適用されるみたいだから、限定品を買った時は試してもらってるけど」


 アーサーの特性は、消費型無消費という、消費型刻印法具を生成する者が持つ特性だ。消費型を生成する生成者は、両手に刻印を持つ者のみに限られているため、当然ではあるが数は少ない。


「消費型を消費しないって、すごく便利じゃないですか」

「飛鳥が言うと、説得力あるわね」


 飛鳥は特性を持っていないことからもわかるように、消費型を生成する者全員が持っている特性というわけでもない。


「というか、簡単に特性を暴露してますけど、いいんですか?」

「別に大丈夫でしょ。知られたからってどうなるものでもないし」


 五人が五人とも、世界的に見ても希少な特性を持っていることは知らなかった瑠衣だが、確かに自分どころか、この学校の生徒に知られた程度では何も問題はないとは思う。


「まあ確かに、私達程度が知ったところで、何の問題もないんでしょうけど」


 真子も瑠衣と同意見だが、こんなにあっさりと暴露されるとは思ってもいなかったため、少し大きめの溜息を吐いてしまった。


「ああ、ここにいましたか」

「セシルさん?どうかしたんですか?」


 そこにセシルがやってきた。春から明星高校に、刻印術の教師として赴任することが決まっているが、日本の高校教育については詳しくないため、この時期から研修のために明星高校に来ることが増えている。

 そのセシルは、どうやら飛鳥達を探していたようだ。


「せっかく日本に来られたのですから、アリスさんとアクセル君も日本の高校を体験してみてはどうかと提案がありました」

「ぜひお願いします!」

「暇つぶしにはなるか。って、もしかしてリリーもか?」


 思わぬセシルの提案に、アリスは二つ返事で肯いた。消極的な返事をしたアクセルも、実は嬉しいのか、表情に出ている。


「はい。既に彼女は、オウカさんのクラスに行っていますよ」

「確かオウカって、1年だよな?」


 アクセルが誘われるなら、姉のリリーも当然誘われる。だがまだ14歳のアクセルは、高校生どころか中学生の年齢だ。体験入学とはいえ、1年生のクラスになることは容易に想像がつく。その場合、オウカと同い年の姉と同じクラスに入れられることも、十分予想ができる。日本の高校に体験入学できるのは楽しみではあるが、姉と同じクラスなど、アクセルにとっては拷問に近い。


「そうだけどっ!」

「痛ぇっ!!何すんだよ!?」


 そのアクセルに、さつきが拳骨を落とした。


「目上の人には敬語。お母さんにも言われてるでしょ?」

「だからって、殴らなくてもいいだろ!?」

「ちゃんとご両親の許可はもらってるわよ。というわけで、あんたは京介のクラスよ」

「京介にアクセルを任せるんですか?」


 京介の姉である久美は、かなり不安そうな顔をした。入学直後から比べれば丸くなり、実力もつけてきている弟だが、それでも今までが今までだったこともあって、久美にとっては問題児が増えたようにしか感じられない。


「浩もオウカも、大人しい上に優しすぎるわ。いろいろあるから瞬矢が適任なんだろうけど、あの子はオウカと同じクラスでしょ?」


 七師皇の息子であるアクセルは、当然だが刻印術師だ。噂を信じる限りでは、1年生と比べても遜色ない実力を持っているだろう。確実にアクセルを上回る実力を持っているとすれば、トップ10の生徒ぐらいだろう。そして風紀委員は、全員がトップ10に入っている。このことから考えても、風紀委員が面倒を見るのがベストだと思われる。

 だが学年2位の浩はラピス・ウィルスに感染してしまっているため、美花と同じく鎌倉市民病院に入院してしまっているし、3位のオウカは、ジェラーニェ・クルィーロを生成できたとはいえ、その性格や立場の問題から、アクセルよりリリーにつけた方がいい。勝、紫苑、花鈴、琴音は刻印術師ではないため、アクセルが何を仕出かすかがわからない。残ったのは瞬矢と京介だが、瞬矢はオウカと同じクラスだし、オウカがべったりということもあって、リリーにつくことになる。そのため京介に任せるしかなくなってしまったというわけだ。

 とはいっても、さつきは京介なら問題ないと思っているが。


「ああ、そっか。リリーと同じクラスは嫌よね」

「当たり前だ!痛ぇっ!!」


 口答えしたアクセルに、再びさつきの拳が振り下ろされた。先程より勢いのある一撃を受けたアクセルは、思わず蹲ってしまった。


「それじゃあリリーとアクセルは決まりとして、アリスさんはどうする?」


 そんなアクセルを横目に、飛鳥がアリスに希望を問うた。


「アリスでいいわよ。私はあなた達のクラスがいいな。年も同じみたいだし、何より飛鳥に興味があるし」


 同世代の刻印術師の中でも突出している日本の生成者、その中でも最強と噂されている飛鳥に、アリスは興味がある。セミロングの金髪をかきあげながら、興味深そうな視線が、飛鳥に向けられてた。


「先に言っとくけど、真桜の前じゃ、冗談でもそんなこと口にしないほうがいいわよ。銀に変えられるだけですめば御の字だから」

「前世のことがあるから、久美にはけっこう矛先が向けられてるわよね」

「一度だけ、死を覚悟しましたね」


 久美も何度か、真桜の嫉妬の視線にさらされたことがあるが、一番多いのは中学時代からの付き合いがある美花だった。だが平家事件で前世が静御前だと判明した久美は、それ以来美花以上に嫉妬されることが増えていた。久美の想い人のことも知ってはいるが、それはそれ、これはこれだ。


「真桜って、飛鳥のことになると過激になるのね……」

「何のことだ?」

「だから飛鳥君は、なんでわからないのよ……」


 飛鳥とアリスが出会ったのは最近だし、アリスはボーイフレンドがいると言っていたから、純粋に刻印術師として、飛鳥に興味を持っていることはわかる。だが真桜の嫉妬の前では、そんなことは何も関係がない。久美の話を聞いたアリスが、顔を引き攣らせてしまったのも無理もない話だ。


「ではアリスさんも決まりですね。リリアーナさんはオウカさんが案内してくれますが、アリスさんは久美さんにお願いします」


 そのことはセシルもよく理解している。だからアリスの世話は迷わず久美に投げた。


「そうなりますよね。アクセル君は?」

「京介君を呼ぶか、私が連れて行くかですね」

「もうじき昼休みも終わるし、京介には後で説明してもいいんじゃないですか?」

「それでもいい……あら?アクセル君は?」

「え?」


 久美とセシルがアクセルをどうするか考えている間に、アクセルの姿が消えていた。


「アクセル君なら、さっき食堂から出ていきましたよ?」

「……あとで折檻ね」


 アクセルのプライドが高いことは、この数日でよくわかった。アクセルが七師皇の息子ということに変わりはないとはいえ、平均15歳ぐらいまでの刻印術の実力は家庭環境にも左右されることが多いから、そう遠くないうちに周囲に追い抜かれることになるだろうが、アクセルはそれすらも認めようとはしないだろう。事実としてブラジルの七師皇であるリゲルの息子がそういった状況になっており、つい先日ブラジル軍を除隊し、そのまま行方をくらませてしまうという事態になった。

 七師皇の子供達の将来は、七師皇にとっても大きな関心ごとであり、無関心ではいられない。だから個人的に情報をやり取りすることもあるし、七師皇会談でも話題に上がることがある。その中でもアクセルは、リゲルの息子と同様に悪い方で話題に上がることが少なくないため、イーリスやエアハルトとしても何とかしなければと常々思っていた。そんな矢先に日本に連れてくることができたのだから、これ幸いとアクセルの世話を押し付けることになったということになる。二人とも高名な医者でもあるし、ラピス・ウィルスへの対策のために日夜頑張ってくれているのだから、飛鳥達としても文句はないが。



データ消失のため、次回更新は未定です。なるべく早く投稿できるよう頑張って執筆中です。

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