ユノ・グレイヤ
ユノ・グレイア
(Yuno Greia|Prototype-011)
■ 基本情報
【項目/内容】
□ 名前 / ユノ・グレイア(Yuno Greia)
□ コード / Prototype-011(通称:11号)
□ 年齢 / 17歳
□ 出身 / ルミナス大陸・帝都セレスティア
□ 身分
・帝都魔導師団候補生(退籍扱い)
・元ルミナス魔導院(光導校)学生
・現在:人造魔導兵プロトタイプ
□ 身長 / 168cm
□ 外見 / 青白い短髪、蒼の瞳。猫のような鋭さがある。
□ 性格(表) / 明るく、口が悪く、軽口の多い“ヤンキー気質”。
□ 性格(内) / 勝気で折れないが、人一倍仲間を大切にする繊細さもある。
□ 特徴 / 感情表現が直線的で、暴走気味。だが根は優しい。
□ 魔法 / 水属性|氷術系統特化。 精密操作と凍結術に強い。
□ 弱点 / 病状の悪化で魔力器官が不安定。魔神化時は退行と寿命低下の危険。
■ 性格と人間像
● 性格の基本
・明るい
・口が悪く、直情型
・兄貴肌/姉御肌の“ヤンキー系”
・度胸はあるが、ちょっと無茶をしがち
例:
「大丈夫大丈夫、死なないって!……まぁ死にかけたけど!」
「おいオッサン(ゼン)、何だよその反応。笑えよ!」
● 内面
・病気で未来を失いかけた経験から、
“今を全力で生きる”という衝動に近い価値観を持つ。
・孤独には敏感で、誰よりも「置いていかれる痛み」を知っている。
・本当は弱音を吐きたいが、強がって誤魔化すタイプ。
● 周囲からの印象
・うるさいが憎めない
・病気持ちとは思えない元気さ
・時折見せる“影”が気になる
・氷魔法の精度は異様に高い
■ 経歴と背景
● 1. 明るい天才魔導院生だった
ユノは帝都魔導院でも名の知れた
「氷系統の制御に長けた俊才」で、気性は明るく快活、
教師泣かせの問題児としても有名だった。
仲間の評価は、
「実力はガチ。態度はヤンキー。でもめちゃ良い奴。」
特に氷属性の精密操作は天才的で、
・対象温度の瞬時操作
・氷結と融解を同時に制御
・水分子配列を“音のように扱う”特殊感覚
などが高く評価されていた。
● 2. 若くして発症した新時代病 《魔素障害症候群(MSS)》
終焉戦役後に世界中で急増した原因不明の現代病。
人口の約 5% が罹患し、国際問題となっている。
症状:
・魔力循環器官の劣化
・魔法発動時に内臓へ“逆流性損傷”
・長期的には寿命が20〜30年縮む
・発症者は魔導院や軍部で制限を受ける事が多い
ユノはその中でも重度の《MSS-Ⅲ型》。
医療的には“数年以内の寿命”と言われた。
しかし彼は明るく笑ってこう言った。
「へーきへーき。どうせ人はみんな死ぬし?
だったら好きに生きた方がよくね?」
表面は軽いが、内心は
“本当はもっと生きたい”
という強い願いを抱えている。
● 3. “治療目的”と偽った実験計画に巻き込まれる
魔素障害症候群の治療を理由に、
ユノは王宮直轄の医療施設に搬送される。
しかしそこは実際には──
白影兵団 × 黄影兵団が運営する
「人造魔導兵計画」の中枢施設。
彼は治療と信じて手術を受け、
胸部に“量子位相魔導核(Pseudo-Null Core)”を埋め込まれる。
これにより:
・魔神族細胞の適応
・氷系術の異常増幅
・魔神化モードへの移行
が可能になった。
ユノ自身は、
「まあ……勝手に治ったならラッキー」
と単純に受け止めており、
自分が“兵器扱い”されていることを知らない。
● 4. Prototype-011 としての覚醒
彼に埋め込まれた魔導核は
ゼンの零位特性を模倣した未完成試作核で、
魔神族細胞との安定接続実験に利用されている。
その結果:
・氷の生成量が異常増幅
・温度操作が量子レベルまで精密化
・氷結現象が「音」や「振動」に反応
・精神が二層構造化(魔神化人格)
という変化が起きた。
■ “魔神化(Demon Release)”モード
ユノの魔神化は、氷狼のような性質を帯びる。
● 外見
・髪が白氷化し、光の粒子が舞う
・瞳が氷結文様に変化
・体表に青白い魔導刻線
・口元の笑みが“捕食者風”に変化
・声はやや低く、荒々しくなる
・冷気ではなく“量子凍結”を発生させる
● 口調
通常:
「よっ、お疲れ。氷でも固めとく?」
「大丈夫大丈夫、こんくらい余裕余裕!」
魔神化:
「へぇ……凍りてぇやつから来な。」
「温度、下げるぜ。……全部、な。」
ヤンキー気質の本性がむき出しになる。
● 性能
・広範囲氷結
・温度落差による衝撃波
・氷剣・氷爪を自動生成
・凍結した空気で“音の斬撃”を作る特殊能力
・痛覚がほぼ消える
・寿命が加速度的に削れる
■ 能力(属性変更後)
● 属性:水
特化:氷術/冷却操作
本来は光寄りの精密操作型だったが、
病の影響か、実験の副作用か、
現在は氷術に特化した独自系統に進化している。
● 代表的な術例
・《氷糸操術 (アイス・スレッド)》
極細の氷線を操作し、武器にも罠にも使える特殊術。
・《冷界形成 (フロスト・ドメイン)》
足元から半径3〜5mを極低温にし、敵の体温と魔力循環を鈍らせる。
・《瞬間氷結掌 (フリーズ・パーム)》
触れた対象の表層魔力を凍結。結界や魔導式を止める用途にも。
・《氷牙 (アイス・ファング)》
指先から鋭い氷刃を生成する、ユノの近接主力。
■ デザイン・ビジュアル指針(属性変更反映)
【通常】
・青白い短髪(つんつん気味・ヤンキー感)
・瞳は淡い蒼
・動きは無駄がなく、軽快
・服は動きやすい黒×青系(研究服の名残あり)
【魔神化】
・蒼白い髪が逆立つ
・刻線が氷文様のように輝く
・手指が“爪型の氷結武装”になる
・空間温度が急激に低下する
■ 名言・口調イメージ
「よっしゃ行くぞ! ……いや、無理はしないって、ほんとに。」
「氷はいいぞ。静かでキレるし、意外と優しいしな」
「俺はまだ死なねぇよ。やりたいこと、山ほどあるんだ」
魔神化時:
「対象凍結。……行動完了。」
■ 総括
・明るくヤンキー気質、強がりで不器用
・世界病“魔素障害”の犠牲者
・治療と称した実験により、人造魔導兵011号に
・氷術に特化した水属性魔導士
・魔神化時は人格が変質
・ゼンの零位性に反応する“観測者”として物語に介入




