イエローマジック
かつて、こんな都市伝説がありました。
「キ○ガイが暴れると、精神病院に収容するため黄色い救急車がやってくる。そして中から、ゴリラみたいなガタイの男たちが出てきてキ○ガイを取り押さえ、病院にぶち込む」
私が幼い頃には、こんな話がまことしやかに伝わっていたのです。頭のおかしい奴が精神病院に収容される時には。黄色い救急車がやってくると。小学生の時、そんな話を近所のオッサンたちから聞いた覚えがあります。
言うまでもないことですが、この話はデマです。黄色い救急車など存在しません。当時、キ○ガイはキじるしなどと呼ばれていました。そこから、黄色はキじるしの色……みたいな安易な連想から生まれたものかもしれません。また、路面清掃車(黄色い塗装をされております)を見た子供が勘違いしたという説もあるそうです。
いずれにせよ、黄色い救急車は存在しません。これは確実です。
当時、黄色にはいい印象がありませんでした。前述の通り、黄色はキじるしの色みたいなイメージがありました。また、戦隊ヒーローものでも黄色にはあまり良い印象がありません。
戦隊ヒーローものの元祖である『ゴレンジャー』ですが……キレンジャーは見た目も行動も間が抜けていました。そのせいで、戦隊ヒーローものにおいて黄色は全て「笑われ担当」のようなイメージがあります。ところが、実際は違うようなのですよね。まあ、最近の作品は観ていないので断言は出来ませんが、作品によって様々なタイプがいるようなんですよ。
ただ『バイオマン』にてイエローフォーを演じた女優は、番組途中で失踪してしまったそうです。本人にしかわからない何かがあったのでしょうね……当時の芸能界は、とにかくヤバかったという話も聞きますし、精神的に辛すぎて失踪してしまったのでしょうか。
戦隊ヒーローつながりで言うと、『サンバルカン』でバルパンサー(黄色です)を演じた方は……いろいろやらかしてしまった後に、陰謀論者になってしまったとか。興味のある方は、調べてみてください。
かつて、イエローキャブなる言葉がありました。本来の意味はタクシーのことのようですが、外国人好きな日本人女性という卑猥なスラングもあるそうです。外国人と見れば、誰でも乗せる肌の黄色い女……イエローキャブですね。
ちなみに昔『イエローキャブ』なる芸能プロダクションがあったそうです。名前の持つインパクトで、話題になろうと考えたのでしょうか……私のようなバカにはわかりません。
芸能プロダクションの方はともかくとして、こういう外国人大好きな人たちは昔からいました。さらには「外国人の男性はこんなに素敵、それに比べると日本人の男は……」と言う女性もまた少なからずいたようです。
また、令和の今も似たような者がいるようです。何かにつけ「海外スゲー、それに比べて日本は……」と言いたがる、出羽守と呼ばれる人たちと同種のものがありますね。
以前にも書きましたが、何かにつけ「おフランスでは〜」と言う人は尽きることがないようです。浜の真砂が尽きても、こういった人は後から後から出てくるのでしょうね。
書いているうちに、何が言いたいのか、自分でもわからなくなってきました。なので強引にまとめます。黄色い救急車などは存在しません。戦隊ものの黄色にも、いろんな奴がいます。全てが「カレー大好きのボケキャラ」ではありません。また、外国人スゲーと言いたがる人も昔からいますし、今もいます。
なので、そんな話を爺さん婆さんがしていても相手にしないでください。「へえ、そうなんですか。凄いですね」とでも言ってあげてください。
余談ですが、私は某局で放送されているチャリティー番組を観ていると、かなり微妙な気分になります。チャリティーそのものはいいことだと思いますが、あの黄色いTシャツがダメですね。見ていると、ちょっと微妙な気分になります。




