私の活動報告について
今回は、いつにも増して中身がありません。私の愚痴のような内容です。そういうのが苦手な方は、読まないことをオススメします。
八月十三日、第九回ネット小説大賞の一次選考通過作品が発表されました。見てみると、私が応募した作品も通過しておりました。
だからどうしたと思われるでしょうが、悪役令嬢だの異世界だのドラゴンだのチートハーレムだのといった作品群の中で、私の作品はどう見ても場違いなんですよ。八〇年代のバカなヤンキーが不気味な少年に操られ殺し合う内容ですからね。
何よりヒドいのは、ヒロインはおろか、かわいい女の子がひとりも出てこない点です。登場人物は全員男であり、しかも主人公は地味な少年なんですよ。ラノベに有りがちな表紙とは無縁の内容ですね。終わりも救いようのないバッドエンドです。
ひょっとしたら、ヤンキー漫画の『東京リベンジャーズ』が世間でウケているから、ヤンキー漫画っぽさが評価され通過したのかも知れないですが、内容は真逆ですからね。私はヤンキー漫画は大嫌いですし、ヤンキーをかっこよく書いたつもりもありません。むしろ現実のヤンキーに忠実な、どうしようもなく情けなく弱い存在として描いています……などと書いているとキリがないのでここまでにして、本題へと入ります。
たまに、私の作品にもレビューを書いていただくことがあります。そういう時、『レビューいただきました!』と活動報告に書くのが筋なのでしょう。お礼の気持ちを伝えるには、それが一番だと思います。
ですが、私はそういうことは出来なくなりました。なぜかというと、ひとりのユーザーとの交流が原因です。
そのユーザーの名前は、ツナアゲとでもしましょうか。ツナアゲ氏は、とにかく活動報告で「俺って凄いでしょ!」というアピールがきつい人でした。
ツナアゲ氏はレビューをもらうと必ず「〇〇さんからレビューいただきました!」という活動報告をあげます。まあ、それはいいのですが……「これで、いただいたレビューのトータル数は〇〇本です! これで、なろうユーザー最多レビュー保持者になりました!」と続けて書きます。
そこで終わらせればいいのですが、そこから自慢話や武勇伝が始まるのですよ。「この作品は、電撃文庫の二次審査くらいなら突破できるレベルの作品ですね」「実はこの作品、とある出版社から書籍化の打診が来ました。が、現在勤めている会社は副業を禁じているので断りました。私はここで自由に書き続けていたいんですよ」などと書き連ねていくのですよ。この人の書くことを信じるなら、複数の作品で様々な出版社から何度か書籍化の打診を受けたそうですが、全て断ったそうです。「副業禁止であり、書籍化など関係なく自由に書き続けていたいから」と述べていました。また、「俺は格闘技たしなむから喧嘩強いよ」「エリートだから会社でも人気者で困っちゃう」「出版関係にも友達いっぱい」などと活動報告で語っていましたね。はっきり言って不快でした。
そもそも、私とこのツナアゲ氏の交流は……向こうが私をお気に入りユーザーに登録したため、私も登録したという程度のものでした。直接のやり取りはほとんどありません。にもかかわらず、連日このような活動報告が視界に入ってくる……一度、「本当か確かめようのない自慢話は、ほどほどにされてはいかがです?」というメッセージを送りましたが、いっこうに止まる気配はありません。やがて、私はそのユーザーをブロックしました。
以来、私はレビューなどもらっても、ひっそりとお礼のメッセージをするだけに留めております。もちろん、活動報告に「〇〇さんにレビューいただきました!」と書く方が、お礼の気持ちを伝える手段としては正しいと思います。
ただ、自分でそれをしようとすると、どうしてもツナアゲ氏のふざけた活動報告が脳内にチラつくのですよ。彼と同じことをやっているような気がして、嫌な気持ちになるのですよね。
ちなみに、『ネット小説大賞一次突破!』という活動報告を書かないのも同じ理由です。
蛇足ですが、この前とあるユーザーさんの活動報告にて、ツナアゲ氏の名前を久しぶりに見ました。あいつ何やってんだろ、と思いユーザーページを見てみました。
すると、己の活動報告を全て削除していました。後で見返してみて、あまりの痛さにいたたまれなくなったのでしょうか。削除するくらいなら、最初から書くなよと思いましたね。
もうひとつ付け加えると、ガリガリみたいなユーザーネームの方が書く作品紹介エッセイにて、このツナアゲ氏の作品が紹介されていたようです。読んでないのでわかりませんが。なので、たぶん作品は面白いのだと思います。こちらも読んでないのでわかりません。
最後にもうひとつ。このツナアゲ氏、数年前より活動を停止しているようです。




