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エッセイ書いたんだよ!  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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汚い奴の、とても汚い話

【警告!】


 一応、警告しておきます。タイトルの通り、今回の話は、はっきり言ってかなり汚いです。なので、読む際には気をつけてください。そういう話が苦手な方は、ここまでにすることをオススメします。









 念のため、もう一度書いておきます。今回の話は、ものすごく汚いです。さらに不快な描写もあります。耐性のない人だと、読むだけで気分が悪くなる恐れがあります。苦手な方は、ここまでにしてブラウザバックしてください。






「俺の部屋にさ、ウンコ放ってた奴がいたんだよ」

 

 知人からその話を聞いた時、私は心底たまげました。一応、当時の状況を説明しますと、知人はかつて刑務所にいた人間です。私は興味本位で、刑務所内でのいろんな話を聞いていました。

 そんな中、突然そんな言葉が飛び出して来たのです。私は唖然となりました。


「キチガイなんですか、そいつ?」


 私の問いに、知人は笑いながら首を振りました。


「いや、一応はまともだって診断されたみたい。真性のキチガイは、八王子の医療刑務所に行くから」


 それから、私は詳しく話を聞きました。件の男はコウエイという名前で(もちろん仮名です)、暴行という罪名で刑務所に入り、知人と同じ雑居房で生活していました。

 当時、知人はコウエイのことをほとんど知らず、罪名が暴行と聞いて「喧嘩でもしたんだろう」と思っていたようです。実際、コウエイはやたら喧嘩早い男だったと言っておりました。やがて、コウエイは一年ほどで仮釈放により出所して行ったそうです。

 その後、知人はコウエイと同じ警察署にいた人間と話をする機会があったそうですが……その時に初めて、コウエイのやらかした事件を知ったのです。

 コウエイは、道を歩いていた女の子に車で近づき、窓からウンコをぶつけていました。それも一度ではなく、何回もやっていた常習犯だったとか。付近では有名なキチガイだったようです。ちなみに、ウンコをぶつけた場合は暴行罪で逮捕されるとか。したがって、コウエイの罪は間違いなく暴行なのです。




 世の中には、いろんなタイプの変態がいます。どんな趣味や趣向を持っていようが、基本的には自由であるべきでしょう(他人の迷惑にならなければ)。ただし、このコウエイだけは許せないものを感じますね。被害者の受ける精神的なダメージは、計り知れないものがあるでしょう。

 外を歩いていたら、いきなり汚物をぶつけられた……それは、一生もののトラウマとなっても不思議ではありません。そのまま、外出できなくなる可能性もあります。

 そもそも、そんな特殊な性癖を実行に移してしまう人間を刑務所に入れて一定の期間だけ一般社会から隔離し、時期が来たら釈放……それって、どうなんでしょうね。赤の他人にウンコをぶつけるなど、明らかにおかしいのではないでしょうか。頭の中だけで妄想するのと、現実に道行く無関係な人に実行するのとは、まるで違います。世の中の大半の変態は、頭の中の妄想だけで満足しているんですよ。しかし、それを現実の世界で実行してしまったら……しかも、相手の意思を無視する形で実行してしまったなら、それはれっきとした犯罪であり、キチガイの所業です。そんな人間に、仮釈放を与えていいのだろうか……という気はしますね。

 

 皆さんにも知っていただきたいのですが、こういう「妄想を現実の世界で実行しようとする輩」は実際に存在しています。そういう人間にとって、路上は狩り場です。獲物を探して、路上を徘徊している人間がいることだけは頭の片隅に留めておいてください。これまで何度も書いていますが、せめて歩きスマホとイヤホンはやめましょう。




 蛇足かも知れませんが、つい先日のことです。私は、コウエイの本名をネットで検索してみました。すると、知人の言った通りのことが書かれていました。件の事件が起きたのは、二十年近く前のことです(二〇〇一年)。にもかかわらず、今でも事件の記録は残っているのです。ネット社会において、犯した罪の記録は消えることがありません。この事実については、別の機会に詳しく書いてみたいと思っています。








 コウエイの犯した罪については、事実と少し異なる形で書いております。

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