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second life  作者:
91/112

久しぶりに会って…

いろいろとやることがあり、すべてを終わらせたら夜の9時を過ぎていた。

「あー疲れた…久々に飲んで帰るかな」

学校を出て、たまに一人で行く居酒屋に入った。

カウンターに座って焼酎を飲みながら焼き鳥を食べる。

これが佳祐にとっての楽しみだった。

1時間ほど経つと、若い女の子が一人でやってきて、佳祐の2つ隣に座った。

珍しいなと思いながらも、とくに気に留めず自分のペースでお酒を楽しんでいた。

ところが、その女の子があまりにもハイペースで飲んでいるので

無茶な飲み方してるなと思ってしまった。

そうなると気になりだしてくる。

女の子はずっとブツブツ言っているので聞き耳を立てると、

どうやら男の文句を言っているらしかった。

彼氏とケンカでもしたのか、そんなことを思いながら女の子の顔を見たとき、

引っかかるものがあった。

まさか…!

佳祐は立ち上がって女の子に話しかけた。

「なあ、ひょっとして…」


飲んでいると怒りがこみ上げてくる。

遊びだったなんて、そんなに女としての魅力ないの?

隼人や豪はわたしじゃなきゃダメだって言ってくれたのに…

あームカつく!

何杯も飲んでいるうちに何が何だかわからなくなってきた。

そのとき、中年の男性が話しかけてきた。

「何、おじさん、ナンパ?」

「陸…じゃない、佐久間か?」

「は?なんでわたしの名前知ってるの?」

「やっぱりそうか!」

相手の顔がぼやけて見える。

凝視すると焦点が合ってきた。

するとそこには懐かしい顔が見えた。

「佳祐!久しぶり~、元気だった?」

「お、おい、佳祐はないだろ、仮にも教師だぞ」

「何言ってんの、もう生徒じゃないんだから佳祐でいいじゃん」

「お前…そうとう酔っぱらってるな」

「わかる?あははは。それにしても佳祐に会うと思わなかった。

今日はとことん飲もう!」

「いや、俺はもうすぐ帰るぞ…終電もあるし」

「久々に会ったっていうのに、そういうこという?

しかもこんないい女が飲もうって言ってるのに」

「あのな…散々飲んだだろ」

「いいじゃん、どうせ帰っても一人なんでしょ」

「う、うるせーな」

「ほら、わたしと同じ…だから一緒に飲もう」

こんな酔っぱらっている陸を一人にするわけにもいかないか…

仕方ない、帰りはタクシーだな。

「わかったよ、その代わりあと30分だけだぞ」

「さすが佳祐、持つべきものは親友だね」

「親友って…今のお前は陸なのか?」

「陸ぅ?愛花に決まってるでしょ!わたしは愛花、20歳、現在フリーの女でーす!」

「彼氏いないのか?」

「文句ある?」

「い、いや…文句はないけど」

「男なんてバカばっかり…ねえ佳祐、わたしってそんなに魅力ないのかな…」

佳祐は愛花を見まわした。

今どきの女子大生といった感じだが、目はパッチリしていて、

ちょっと童顔なのに唇が色っぽい、アンバランスな感じがすごく魅力的だった。

それでいて小柄なのに胸が大きい。

魅力がないはずがない。

佳祐は思わず顔が赤くなってしまった。

「そ、そんなことないぞ、佐久間は魅力的だ」

「親友なんだから苗字なんかで呼ばないでよ、愛花、わかった?」

「あ、ああ…」

酔っぱらっているので何を言っても無駄だ。

ここは従っておこう。

「魅力的ならどうしてダメな男ばっか引っかかるの?

まともな人なんて来やしない」

「そ、それは…」

どんなダメ男と付き合ったのか知らないし、どんな恋愛をしてきたかも知らないので、

答えようがなかった。

「と、とにかく愛花は魅力的だから心配するな」

「ホントに?ありがとぉ佳祐」

「あ、ああ」

佳祐は自分で言っていることが恥ずかしくなり、それを誤魔化すために焼酎を飲みだした。

佳祐とはいえ、男性に魅力的と言われると嬉しくなる。

それと同時にエッチな気分になってきた。

「佳祐…エッチしよ」

「ぶっ!」

思いもよらないことを言われたので焼酎を吹き出してしまった。

「ちょっと、汚い~」

「お前が変なこと言うからだろ!」

「何が変なことなの?魅力的ならエッチしたいでしょ」

「い、いくらなんでもそういうのは…」

「なんだ…やっぱり魅力的だなんて嘘だったんだ…佳祐の嘘つき!バカ!」

「嘘は言ってねーよ、けどそれはダメだろ!」

「何で?普通したいじゃん、それに女の子が誘ってるんだよ」

「あのな…」

そう言いながらも愛花を見てドキドキしていた。

愛花は女だ…陸でもなければ生徒でもない、未成年でもない。

男の性欲が佳祐の理性を奪っていった。

「本当に…いいのか?」

「いいよ、エッチしよ」

「わかった!じゃあホテル行こう」

佳祐は自分と愛花の分を払って、2人でお店を出た。

愛花はもうフラフラで歩き方が危なっかしい。

それでも何とかラブホテルまでたどり着き、部屋に入った。

「じゃ、じゃあシャワー浴びてくるから」

「早くしてねぇ」

そういって愛花はベッドの上に転がった。

履いているミニスカートが捲れ、パンツが見えていた。

ああ…もう我慢できない!

佳祐は急いでシャワーを浴びた。

念入りにアソコを洗い、タオルを腰に巻いて部屋に戻った。

「愛花!」

すると愛花はスヤスヤと眠っていた。

「寝ちゃったのかよ…」

しかし寝ている姿を見て余計にムラムラしてきた。

愛花はエッチしようと言った。

ということはしてもいいんだよな?

俺は我慢できないぞ…

横を向いて寝ている愛花の身体を正面に向けて覆いかぶさった。


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