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作者は、二乃が推し

 同じ顔をした色男が五人。

 いや、よく見ると髪色や形、装備が少しずつ違った。


「驚かせてしまってすまないね。僕たちは五つ子なんだ。

 そして、全員がお婿さん。

 名付けて、我ら『五等分の婿養子』!!!』


 何だか格好いいポーズをそれぞれ決めて名乗りを挙げた五人組。


「はあ……」


 俺が生返事で答えると、今度は一人ずつ始めた。


「僕は、イチロウ」


「オレは、ジロウ」


「サブロウだ」


「私は、シロウ」


「ボク、ドザエもん~♪」


 これを受けて、俺はこう答えた。


「うん。

 えーと、ひとりだけ唐突にルールを守ってない人がいます。

 しかも、川に飛び込んで死んじゃってるよね」


「そうなんだよ。

 僕たち五人は、同じように見えるかもしれないけど、性格も特技もそれぞれ違うんだ」


 いや、五人というよりもひとりだけ異質なヤツが紛れているように見えるんだが。

 そいつだけ何故か、青い全身タイツで身を包み、顔を白塗りにして赤い鼻で化粧している。

 まあ、ちょっと情報が色々とごちゃごちゃし過ぎているからそれはひとまず置いておこう。

 改めて五人を見てみると、確かに剣や槍、弓矢など装備した武装がそれぞれ違い、得意分野が違うというのも確かなのだろう。恐らくは、この五人が一つのパーティーとして成り立っていて、普通の人よりも連携が取れているのかもしれない。

 俺がそんな事を考えていると、それを見透かしたように五つ子のひとりが不敵な笑みを浮かべた。


「フフン(微笑)、君の考えている通り、僕らは"凄く強い”よ。

 だから、安心して僕たちと組んでも大丈夫さ」


 俺は、心の中で悩んでいた。

 なぜなら、ゴブリンの群れがどれぐらいの強さかを分かっていなかったのだから。


「なあ、オリビア。お前の考えを聞かしてくれないか?」


「ゴブリンの巣窟か……。

 人里離れた場所じゃなくて最近、町の近くにできたものならば、それほど大規模なものでもないだろう。

 まあ、はっきり言って今の私でもひとりで何とかする自信はある。

 だが連携のとれたバランスの良いパーティーが加われば、より確実に潰すことが出来るだろうな」


 オリビアのこの発言で俺は、五つ子パーティーを組み入れて、ゴブリン巣窟の壊滅に挑むことを決めた。

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