表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

68/147

ミッチーの大暴走

 いま、俺達はヘローワークの会議室のようなところに連れてかれ、三人並んで正座をしていた。

 目の前には、先ほど女神が股間を蹴り上げ気絶させた、黒いネズミの着ぐるみがいる。

 ネズミは、胸の前に腕を組み仁王立ちで俺たちを見下ろして、威圧のオーラを放っていた。


「ハハッ(笑)

 君たちは、なぜここに呼ばれたか分かっているかい?」


 俺達三人組は、顔を見合わせたものの答えが分からず、三人そろって両手を左右に上げた。


「ハハッ(笑)

 じゃあ聞くけど今、僕がどんな気持ちでいるか分かるかい?」


 また俺達は、顔を見合わせたが同じく分からなかった。

 仕方なく俺が、代表して答える。


「えーと、笑ってるから喜んでる?」


「ハハッ(笑)

 これは、別に嬉しくて笑っている訳じゃないよ!

 始めにこれをいれる事で誰がしゃべっているか分かり易くしてるんだ!」


 そう聞いても俺達には、なんのこっちゃでポカーンとしていた。


「ハハッ(笑)

 じゃあまた聞くけど、君たちはここに何をしに来たのかな?!」


「まあ、仕事をもらいにかな?」


「ハハッ(笑)

 だよね!

 だけど、君たちは、仕事探しもせずに何をしたのか自覚はあるよね?!」


 俺達はまた、顔を見合わせてから両手を左右に上げた。


「ハハッ!(笑)

 あんな事をしていて、自分が何をしたか分からないって言うのかい?!」


 今度は、三人そろってコクコク、(うなず)く。

 するとネズミは、その場で激しくドタバタと地団駄を踏んだ。


「んんんんんんんんんんんんっ!!!

 バッカヤロ――――――っ!!!

 お前たちの頭に脳ミソ、入ってるのかっ!!!

 このヘローワークのスターアイドルの俺様に何してくれとるんじゃ―――いっ!!!」


 急に雰囲気が変わったネズミに俺達は、ビックリした。


「まず、お前―――っ!!!(オリビアを指差す)

 俺を見てモンスターだと言ったな?!

 こんな愛くるしい格好したモンスターがいるか? ボケ―――っ!!!」


 オリビアは、あっけに取られた。


「次に、お前―――っ!!!(俺を指差す)

 俺の中にヒトが入ってるって言おうとしたな?!

 そんなもの入ってる訳ないだろう?!

 俺は、もともとこういう生物なんじゃいっ!!! カス―――っ!!!」


 俺は、あっけに取られた。


「最後に、お前―――っ!!!(女神を指差す)

 あろう事か、俺のような人気スターに一番あってはならないものを蹴り飛ばすって、何しとるんじゃいっ!!! メス―――っ!!!」


 女神は、あっけに取られた。


「はあはあ、ぜいぜい(苦しそうな呼吸音)」


 ネズミは大分、興奮して息を切らしている様子。

 俺は、心配になって声を掛けた。


「あの~、大丈夫ですか?」


「うるさ―――いっ!!!

 今、この中、凄く蒸れとるだけなんじゃ―――いっ!!!」









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 「うるさ―――いっ!!!  今、この中、凄く蒸れとるだけなんじゃ―――いっ!!!」 この中.....あっはい。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ