表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/147

心外の巨人

 ※以下、手拭い一枚のオリビアが稲妻の如く素早さで消えるところから


 ヒュン!


 兵士A「なっ?! 消え…」 → バシン! 兵士A「グェ」 → バタリ


 カチャリ(オリビア、刀拾う)


 兵士B,C,D「「ウオ――!!!」」 → ガチャーン!


 兵士B「な、何だと! 三体一、しかも片手で受け止めただと?!」


 オリビア「はっ!」 → ギャリンッ!


 兵士B,C,D「「うわあああ!!!」」 → ドタタンッ


 ドスッ! 兵士B「グホッ」 → バシッ! 兵士C「ガハッ」 → アタッ! 兵士D「ひでぶっ」


 ザンギエフ「なっ、何をしておるっ! 全員同時で仕留めるのだ!!!」


 残りの兵士「「ウオオオオオー!!!」」


 オリビア「ふんっ! 動きがトロ過ぎて、あくびが出るよ」


 → どったんばったん! 


 → チーン


 全ての兵士が倒された後には、ザンギエフの首筋に刀の刃を当てるオリビアがそこにいた。

 その首筋は、皮肉にもザンギエフが抹殺命令のジェスチャーを出した丁度同じ位置だった。


「さあ、どうする? ザンギエフよ。その腰の刀で私と()りあってみるかい?」


 顔色が真っ青になり、目前の死に恐怖の表情を見せるザンギエフ。


「わ、分かった。悪かった。

 我々の負けだ。

 い、いのち…、命だけは、た、助けてくれ」


「ふんっ!」


 チャキ


 剣の刃が首筋から離れると、忘れていた呼吸を取り戻し、ザンギエフは荒い呼吸と酷い汗と共に脱力して椅子に座り込んだ。


「それでは、お話をしましょうか?」


 グラスに注がれた毒の水を飲み干すと、女神は笑顔でそう言った。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ