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 俺は暗闇の中にいた。

 見えるのはスポットライトの一条の光とそれに照らし出される悪魔(女神)が一匹。


 俺「……」


 悪魔「……。なんで戻って来ちゃったんですか?」


「こっちが聞きたいよ!

 だいたい、あんな上空から地面に激突したら、そりゃ死んじゃうよね!」


「えっ?!

 そんなに高いところから落ちたんですか?

 おかしいですね。ちょっと設定を確認してみます」


 そして、またゴソゴソと何かを取り出す音に嫌な予感を覚える俺。


「Hey、シリー!」


「うわっ! また、出すのかよ!

 あの人見知りのオンボロAI!」


「転移出現設定がどうなっているか教えて?」


「出現ポイントが上空1㎞、落下地点がコンクリートに設定されてます」


「えっ?!

 なんでそんな設定になってるんだっけ?

 そんなの普通に人、死んじゃうじゃん」


「この間、女神さまが男に振られたとかでやけ酒飲んで泥酔した時、『みんな不幸になるがいい』と言いながら設定しましたよ」


「……」


 女神は、黙り込んでしまった。


「おいっ! どういう事なんだよ?!」


「えーと、プログラムのバグですね」


「お前の頭がバグってるんだよっ!!!」


 俺は、やっと思ってた事が言えた。








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