講義終了
今回は少し短めです。
その後どうなったか?
私が替わったまま教員棟に行き、高圧的な教師にミス=フィアレディーの名前を出して相手が動揺しているのを見た後、保険医も一緒に呼びつけ、血塗れな脳筋の元へ連れて行き、やるべきことを終えた私は宿舎に帰っていった。
宿舎に帰り、ベッドに腰掛けた後。
フッ
パタン
シェリー君に肉体の主導権を戻した途端、糸の切れたマリオネットの様にベッドに倒れていった。
彼女は無論、怪我を一切していない。
君達の知らぬ内に私が一撃貰っていた?
私が脳筋相手に不覚をとるなぞ在り得なかろう?
これはまごう事無き精神的疲労だ。
例え私が表に出ていても、彼女と記憶や経験といったものは共有する。
少女の心にあのレベルの殺し合いは酷過ぎるだろう。
が、彼女にとってそれを経験する事は必要不可欠な事だ。
この魔境の如き監獄を生き抜くにはそれを幾度も経験せねばならない。
さて、これから彼女は如何するかね?
そして、明日は一体どうなるかネ?
まぁ。取り敢えず………………………………
『講義終了。お疲れ様、シェリー君。』
キリの良い所でお仕舞にしました。
もしかしたらもう一話投稿orなろうラジオの短編やります。




