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未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書  作者: 黒銘菓
アカデミージャック・アカデミークイーン
294/1781

私がしてこなかった事

 最近、何を血迷ったか小説機能を使ってラジオパーソナリティーごっこを始めました。

 『小説文字ラジオ』という作品です。


 これ、なろう、カクヨム、ノベルデイズ、エブリスタの4サイト同時開催の為、大手4サイトをネットした規模が大きくなる…かもしれないプロジェクトになっています。

 是非、ご参加ください。今ならファーストペンギンリスナーになれるやもしれませんよ。

 (因みに、ログイン不要でお便りが送れます。)

 「この鍵、共通点が幾つも有りますが、同時に相違点も有ります。

 共通点は鍵の大まかな意匠が一致している事、ゴーレムが守っていた事。

 反対に相違点は鍵の大きさ、鍵の隠し場所になっていた物の特徴等が上げられます。

 これらの共通点と相違点に意味が有るとして、それは何だと思いますか?」

私の問い。

共通点と相違点の意味についてだ。

「先ず、ゴーレムが守ってたのは、材料の問題じゃ無いのかナァ? これだけ石があるなら、それを材料にしようとするのは当然じゃ無いかナァ?」

「先ず、その通り。では、何故意匠が同じなのでしょう?」

「同じ意匠の意味…にー。

デザインが同じなのは同じ職人に作らせたからじゃないのかにー?」

それは当然だろう。

先ず、規格をバラバラにすると、錠を仕掛ける際に複数の施工者、つまり目撃者を生み出す。

防犯姓は高まっても、隠匿性が減っては本末転倒。という訳だ。 これが1つ目の理由。

本来ならば、規格を同じにすれば、他の連中を出し抜くのは容易になってしまう。

何せ、開け方や性質を熟知している人間の特定をせずに済む。

吐かせるなら、職人の家族を拐って脅せば良い。

解錠方法を訊き終えたら、家族諸共職人を始末すれば、他を完全に出し抜ける。

が、そんなことは他の連中も当然考える。

職人を自分の手駒にする為に躍起になる。

だからこそ、ここの連中は同じ職人に作らせた。

互いに互いの急所が判明し、それが共通している。

その場合、職人をそれぞれが必死になって守り合う。

例えば、誰か1人が他を出し抜こうとすれば、それ以外の少なくとも4人が敵に回る。

もし、規格をバラバラにしていれば、1人を狙い撃ちしても、自分に危険が及ばない他は手を出さないだろう。

だからこその統一規格。

要は全員が三竦み状態になる訳だ。

これが2つ目。


少なくとも1つ目の理由は、この4人、向こうの1人を含めて5人が、この施設を作った連中が複数犯であると知らずとも、隠匿性確保の為にはそうする意味があると説明出来る。


「成る程ナァ。」

「5つも作ったら口封じが大変になるにー。」

「んー?でものー。」

「ぬぅ?待て、結局どういう事だ?」

気付かれたか。

「形状と大きさが違う鍵をわざわざ作る意味は、どういう事かのー?」

「ぬぅ、それに、その理屈、この鍵の形から考えると、結局金庫は5つ有る。ということに成らないか?

結局、我々が見つけた仕掛けは1つ。鍵は5つ。数が合わない。

つまり、我々は、鍵穴を見付けられなかったという事に成らないか?」

「つまり、まだ探さなきゃ成らないってことかにー?」

肩を落とす4人。しかし、その必要は無い。

「ご心配無く。先程も言いましたが、この鍵で、開きます。」

そう言って手の中の5つの鍵を指先で弾いた。



鈴の様な音が聞こえた。


コロナがパンデミックになり、家で軟禁状態の方もいらっしゃるでしょう。

そんな時は、インターネットで黒銘菓と検索。

日がな一日暇潰しできる程度の作品ストックが有りますよ!


因みに、調べた所、なろうの読了目安時間が759分(289話現在)でした。

これ一作で半日はノンストップで暇潰しできますね。

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