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未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書  作者: 黒銘菓
アカデミージャック・アカデミークイーン
287/1781

考察推敲

 世間は病気で大変だそうで。

 皆様、養生して下さい。

 夜更かししてこれを読もうとしたあなたへ。そんな人が居てくれたら嬉しいですが、拙作はBanされない限り逃げませんし、いざとなればカクヨムにも掲載されています。

 健康第一。先ずはお休み下さい。

 後で存分に二度見三度見レビュー宣伝評価エトセトラ‥していただければ構いませんので( ̄▽ ̄)

「共通点は先ず材質……でしょうか?

仔細は違うものの、大まかな組成は同じであると考えられます。」

それぞれの鍵を壁に軽く叩いて音を鳴らす。

チャリンと音が響く。それぞれの大きさや形状、メッキの材質の違いが有る分、音の鳴り方は違うが、響き方や音質は概ね同じだ。 贅沢を言えば密度や導電性、熱伝導も調べたいが、流石にこの状況では厳しい。

「材質が同じであると仮定したとき、その理由を、単にこの金属が鍵に向いた性質を持っていると考えるのが本来なら妥当です。

ただ、考察に必要な材料が未だ揃っていない今、断定は得策ではありません。」

「今は保留。といったトコロかね?」

「現状ではそれが良いかと思いました。

次に、相違点ですが、形状や鍵の大きさです。

この通り、鍵の大きさや形状が全く違う事ので…………。」

そう言って形状と大きさがそれぞれ全く違う鍵を並べて見せる。 どれもこれも手の平サイズではあるものの、鍵の先端部も持ち手の花の細工も目に見えて全く違う形状、サイズだ。

「『もしかして、ここに鍵穴は無く、これはダミーの鍵なのでは?時間稼ぎと惑わす事が目的なのでは?』と流石に悩みそうになりました。」

「フゥム?『悩みそうになった。』。つまり、悩んでいないと。確実にこれらの鍵は何かを開ける為に有ると確信しているように聞こえたのだが?」

「はい。これらはダミーの鍵ではありません。

もし、ダミーとして設置するならば、ここまでそれぞれの形状や大きさを変える意味は有りません。

最初から侵入者を惑わす事が目的ならば、形状や大きさといった重要なファクターを揃えて、『これらの鍵は共通の何かを開ける為に有るに違いない。』と考えるように誘導します。

ですから私は…」

「これがダミーで無い鍵だと仮定する以上、この形状や大きさの差異には意味が存在すると考えている。と。」

「はい。この差異自体が侵入者を目的地から遠ざける為の警備システムだと。鍵はここに在るが、鍵穴は別の場所にあると思わせたり、鍵穴を探す為の指針を無くす為の物であると考えます。」

「つまり、その考察が正しければこの差異には解決法が有る訳だ。それは一体?」

「………それは未だ。

有効な情報が足りていない状態です。」

「では、更に情報を広げてみよう。

他に共通点や相違点は有るかね?」

「共通点……。鍵はゴーレムに守られていた。という事ですね。

逆に違いは…あぁ、守っていたゴーレムの種類や隠し場所に違いがありました。

ただ、これは単に足並みを揃えていないだけなので、特に不思議は…無い、ですかね。」

残念。確かにそうだが、惜しい。実に惜しい!

「種類や隠し場所の違い。その一言で片付けるべきではない。

先ほどの様に違いが何処に有るのか具体的に考えた上で分析しよう。

さぁ、それぞれの鍵はどのようにして保管してあった?何処から入手した?覚えている範囲で……まぁ全て思い出してみたまえ。」


 プロットの重要性を感じる今日この頃。教授は特にそれが重要だと思い知りました。

 後々全部見直して改訂版を作ろうと決心しています。

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