ダンジョンの冒険
教授のテンションが高い!
そして、40万PV突破しました!
ただ、感謝祭的なのを又すぐやるのは勘弁して下さい。流石に30万字→40万PVの間隔が狭すぎます(泣)。しかも、もう直ぐユニーク4万人を超えそうなので…本当に待って下さい。
※嬉しい悲鳴です。
「噂をすれば影!正に僥倖!」
「あの、教授?落ち着いて下さい。」
おっと、少し我を忘れかけた様だ……。
が、冒険心を思い出してくれたまえ諸君?
目の前には石で出来た大きめの空間。
そこから幾つか通路が伸び、松明の灯りが揺れているのだけが解る。
通路の向こうから人型モンスターのシルエットでも浮かび上がって来れば最高だ。
私の知識を遡る限り、これをファンタジーで見た事は有っても、現実では見た事が無い。
古代文明の遺跡に近い。しかし、遺跡は経年劣化で埃をかぶり、松明なんて気の利いたものは無い。
ここならばミノタウロスが現れたとしてもおかしくは無い。
嗚呼、アリアドネの糸が欲しい。そんな物無くとも建造物の構造を記憶すれば問題無いが………あぁ、蜘蛛の糸で構わないか。
「さぁ、冒険の始まりと行こう。
武器は装備したかね?回復アイテムは?気を引き締めて行こう。」
「………はぁ。
皆さん、何が有るか解りません。くれぐれも慎重に参りましょう。」
随分強調したものだ。
「あぁ……そうさせて貰おうかナァ…。」
「慎重に。だにー。」
「ヌゥ……細心の注意を払おう。」
「ねぇねぇねぇ、今溜息ついた後で明らかに圧が変わってない?明らかに気圧されてない?」
「うーん……………触らぬ神に祟りなし。ここは沈黙が金かのー?」
各々気を引き締めて武器や持ち物を改め始めた。
「教授?」
「?どうしたのかね?」
「くれぐれも慎重に行きますので。罠を見つけたからと言って私の体を勝手に使ってわざと罠を作動させるようなことの無いように!お願いします!」
「ハハハハハハハハハハ……ソンナコトスルワケガナイジャナイカ。シンライシタマエシェリークン。」
うーむ……………先手を取られてしまった。
当初の予定ではミノタウロスを探して、それらしきものが居たら迷わずシェリー君の体を奪って突撃するつもりだったのだが………無念だ。
「教授、取り敢えず落ち着いて下さい。
ダンジョンや秘境魔境、それに未開の地ならこの国や国外に幾らでも有ります。
もう諦めたので、そちらにいずれ参りましょう。」
「何を言うのかね?私は至極冷静だとも!
が、それはそれとして、言質は取らせて貰った。」
楽しみにさせて貰おう。
「では、皆さん、準備はよろしいですね?」
五人が力強く頷く。
「では、参りましょう。
宝探しの始まりです。」
胸躍る台詞と共に6人の冒険が始まった。
テンションが異常に高い教授。しかし、個人的にはその気持ちが痛い程よく解るので深く追求はしません。
だって、石造りのダンジョンなんてテンションが上がりますもの!水晶髑髏や宝物を探したくなりますもの!
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