モリアーティーの書評2
・『占星千法』
占星術について書かれた一冊。
生憎と占いに関しては必要性を感じない。未来予知がしたければ未来に引き起こしたい事を今口にして、後で引き起こせばそれが予言になるのだから。
だが、占星術の前提となる星の動きや天体の法則は知れたので役立たずではない。
・『星の伝承』
星や天体、空に関する民話・寓話・御伽噺や言い伝えについて記された一冊。
荒唐無稽なものから民族種族とのコミュニケーションに役立つ知識まで書かれているので覚えておいて損は無い。
・『天体望遠鏡カタログ』
天体望遠鏡のカタログ。安いものから研究設備に使われるものまで幅広く事細かに記されている。
問題なのはこのカタログは古く、ほとんどの商品がアンティーク扱いされる様な仕組みのものばかりであるということだ。
止めとばかりに記された社名のほとんどが今は存在していないか名前を変えている。
・『ラレンツィオの冒険2』
冒険家ラレンツィオの胸躍る冒険譚。
2巻では冒険途中で出会ったランチャーンとの冒険勝負について描かれている。罠の作り方について詳しく描かれ過ぎた結果、最後のページに真似をしないように警告文が赤い文字で書かれている。
・『偉大な魔法使いになる人物が行っている118の習慣』
文字通り、偉大な魔法使いの生活を観察し、その共通項118個をまとめた一冊。
『これを読めば君も偉大な魔法使いになれる』と暗に書いてあるが、そもそも天才はここにまとめた習慣を呼吸のように無意識に行っているから天才なのであって、意識して必死に息も絶え絶えになりながら天才の真似事をしたところで天才にはならない。
君は淑女と同じ鍛錬を1日やって、死なずにいられるか?という話だ。
・『鍛造法全集』
武器から日用品まで多種多様な鍛造法が載った一冊。
昨今でも中々流通しない珍しい金属の鍛造法について記載されているのでかなり価値のある一冊と言って良いだろう。
・『人の言葉は9割ウソかもしれない』
10割ウソだと思っておけ。そして明確な数字を出したいなら断言しろ。
・『危険認定魔界植物研究』
危険認定をされた魔界植物に関する研究報告書。
人界に持ち込まれたもの、自分でやってきたもの、多種多様な危険植物が載っている。植物の特性だけでなく、具体的な事件や被害についても事細かに記載がある。
役に立つな。今もあるなら最新版を買おう。
・『ラレンツィオの地底日記』
冒険家ラレンツィオの胸躍る地底冒険の物語。
土竜人達と宝石掘り勝負をすることになったラレンツィオ達。だが宝石掘りの途中で地下深くに埋まっていた怒りの巨人を掘り起こしてしまってさぁ大変。ラレンツィオ達、そして土竜人達の運命やいかに⁉
袖部分にシリーズ作品一覧が乗っていたが、20冊を超えていた。相当の人気作であることが伺える。
これだけ合れば読みます。何より本の数が多そうなので沸きます。
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